『イナズマイレブンGOギャラクシー』第2話「立ち込める暗雲!世界大会開幕!!」の感想 【欝な展開が続くぜ】

 新展開のアニメ感想文第2回。今回は『イナズマイレブンGOギャラクシー』第2話「立ち込める暗雲!世界大会開幕!!」を観ての感想を書く。慣れない展開に戸惑うのはやむを得ないのではあるのだけど、展開の速さにやや光明が見えないこともない気がする。嫌が応でも団結しなければ過酷なアジア予選を勝ち抜くことは出来ないだろうからだ。



 当ブログは、『イナズマイレブンGOギャラクシー』を視聴しての感想を、自分なりに面白いと思えるよう、コミカルにそしてシニカルに描く事をモットーにしています。その事に不快を感じる方はご覧にならないよう、お願いします。


  • 前回の感想は、

『イナズマイレブンGOギャラクシー』第1話「最悪!新生イナズマジャパン!!」の感想 【最悪の新章スタート!】
 をご覧ください。

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 晴れ渡る早朝の空の下、木枯らし荘の前では少年サッカー日本代表=イナズマジャパンの選手に選出された松風天馬(CV:寺崎裕香)が張り切っていた。その日から日本代表の合宿が開始されるからだ。

 少年サッカー世界大会「フットボールフロンティアインターナショナル(通称FFIV2)」が開催される運びとなり、日本でもその代表選手が決定された。天馬と同僚の剣城京介(CV:大原崇)、神童拓人(CV:斎賀みつき)など雷門中の精鋭は順当に選出されたのだが、その3名以外は全員がこれまでのキャリアでほとんどサッカーをしたことがないという素人の集団だった。

 エキシビジョンマッチとして組まれた対帝国学園戦において、1−10というまさかの大敗を喫してしまった新生イナズマジャパン。その初披露の場は失望と怒声に包まれた、最悪の船出であった。


 天馬を見送る親戚の木野秋(CV:折笠富美子)はそのことを心配しながらも天馬なら持ち前の「何とかなるさ」で乗り切るだろうと明るい表情を見せる。

 天馬も先行きに不安は感じつつも、良い意味でKYで前向きな性格で秋ねえの意見に同意する。明るい笑顔で秋とサスケ(CV:佐藤健輔)に出立(しゅったつ)を告げる。



   オープニング




 イナズマジャパンの合宿の舞台となる「お台場サッカーガーデン」。その名称通り、お台場にあるのだろうか。お台場といえばフジテレビの縄張りの印象があるんだけど、テレビ東京でやっちゃって良いのかな?


 舞台はイナズマジャパンの合宿の場、「お台場サッカーガーデン」に移る。神童が説明する中、天馬と剣城の3人が合宿の用意を整えてこの場に到着した。

 自動ドアの向こうに広がるサッカー場を見て天馬は嬉しそうに走り出す。だがその途端、横から飛んできたサッカーボールの直撃を見事に受け、盛大に転んでしまう。



???「ご、ごめんなさい!」


 あわてて駆けてくるのは、そのボールをコントロールしていたであろうと思われる、野咲さくら(CV:遠藤綾)だった。天馬は笑ってその手荒い歓迎を許容する(ワザとじゃないだろうし)。



 天馬たちと他の選手がコミュニケーションを取る場面がこれまでほぼ無かっただけに、このシーンでのさくらの態度はちょっとホッとした。さくらは自身がボールをぶつけた相手がチームのキャプテンであることに気づき、90度の角度で丁重に挨拶を返す。さすがは新体操の選手だけあって、その身体の柔らかさは折り紙付きだ。


 天馬は自分たちがこの場に到着するより前に、すでにユニフォームに着替えて練習していたさくらに感心する。サッカーに対する情熱がなければこのような行動は取るはずがないと思ったからだ。しかしさくらが指差す方を見ると、実は他の選手たちももうこの場に集合していたらしい。

 そこではイナズマジャパンに選出された残りの選手たちがそれぞれ練習を開始していた。気になるのは団体競技であるサッカーの練習にしては、さくらを含めて全員が個々で行動していたことだったが。


 チームとしてのまとまりがなく、しかもその場に座り込んでいる選手もいる状態に神童は練習らしい練習をしてはいないと彼らの行動を一蹴(いっしゅう)する。剣城も同意見で、代表監督である黒岩流星(CV:佐々木誠二)はなぜこのようなど素人集団をメンバーにしたのかと不信感を隠さない。

 だが彼らよりは物事を深刻に考えず、見たままを素直に受け入れるタイプの天馬はチームのその状況を、早朝からユニフォームに身を包んでグラウンドにやって来るサッカー好きの選手たちの熱意として受け止め、そちらに向かって駆けていく。天真爛漫(てんしんらんまん)が天馬の良いところだが、その態度には神童と剣城はやや呆れ顔で見送る。


天馬「今日からよろしくね!」


 だが明るくかけられたキャプテンからのその声にも、選手たちは何の反応も示さない。挨拶一つ返そうとはしないのだ。そのそっけない態度はチームとしての団結さえも何らかの理由で拒(こば)んでいるかのようだった。一体彼らは何を考えているのだろうか?



 そしてその場にコーチである船木宏正(CV:金野潤)がやって来る。前回、黒岩監督のチーム方針に激しく異を唱えたあのメガネの男性だ。彼はイナズマジャパンのコーチだったらしい。



 船木は世界大会のアジア予選までこの場で合宿を組むことを選手たちに告げる。そして改めてこの場で自己紹介をするよう、選手たちに命じる。

 最初にその役割を担わされたのは、瞬木隼人(CV:石川界人)だった。彼は一瞬の逡巡(しゅんじゅん)の後、意を決して語りだす。


「瞬木隼人。陸上、やってました!」


 天馬は瞬木が何の種目をやっていたのかを尋ねる。瞬木ははにかむような表情で短距離と返答する。それを聞いて天馬は納得する。帝国との試合中、ものすごいスピードで自分を追い抜いていった瞬木のスピードは短距離走での経験が活かされていたのだ。


 続いてさくらが新体操の選手だと自己紹介する。視聴者的には知っている情報だったが、初めて聞く天馬たちはやはり驚く。「だった」という過去形ではなく現在系で「新体操の選手だ」と言ったことがやけに引っかかる。


 さらに続く鉄角真(CV:泰勇気)がボクシングをやっていたと語る。ここまでいずれもサッカーではない別の運動部出身である。

 さらに部活動は何もしていなかったと澄まして語る九坂隆二(CV:岡林史泰)。サッカーボールでバスケのドリブルをしでかした井吹宗正(CV:鈴木達央)はやはりバスケットボール部出身だった。



 さらにさらにサッカーは初めてだけど入門書を読んだだけで自信たっぷりの真名部陣一郎(右 CV:野島裕史)。頭が良いのは分かるのだけど、脳内で理解することと実際に行動することとはまったくイコールではない。やはり彼は【机上の空論】が今のところの性格のようだ。そして皆帆和人(左 CV:代永翼)はそんな真名部を卑下するかのように、チームの頭脳は自分が担当するとなぜか自信満々だ(日本代表合宿の場でサッカー入門書を持って得意満面の人間を卑下するのは当然な気もするけどな)。彼の場合も今のところ自慢の推理力がサッカー技術に反映されてはいないのだけど。


 彼らの聞くのもバカバカしい自慢を受け、神童は拳を震わせながらもサッカー経験を問う。2人とも初心者であることをあっけらかんと語るが、それを最後まで聞くことなく、神童はまだ自己紹介していない最後の1名に期待をかけて、そちらを強い視線で見やる。

 その神童の剣幕に押され、最後のひとりである森村好葉(CV:悠木碧)はたじろぐ。元々が気弱でおとなしい彼女、その状況に震えながらも名を名乗り、サッカー経験が皆無であることを明かす。



「コーチ! このメンバーの選定基準は!?」


 なんとサッカー経験者がゼロであるという事実を知った神童は、怒りの剣幕で船木に向かって質問する。だが船木にとってもこの選定基準はその権限が及ぶ話ではない。黒岩が選出し、自身はこの決定に口出し出来ないことを忌々(いまいま)しげに語る。



 本当にサッカー経験者が天馬たち3人しかいないという驚愕の事実が登場人物の語りで判明する。これがイナズマジャパンの現状だった。神童の怒りは私は理解できる。これまでサッカーに情熱を賭けてきた自身の仲間としてふさわしいと思えなかったこともあるだろうし、親友で一緒に頑張ってきた霧野蘭丸(CV:小林ゆう)を始めとする雷門中の同志たち、さらには強敵だったライバルたちを押しのけてこの場にいるのが素人であるということは、神童には耐えられないサッカーに対する侮辱であったに違いない。



 そこに、このメンバーを選出した当の黒岩がやって来る。彼はこの場にマネージャーを連れてきていた。黒岩に促されて出てきたのは、前回も黒岩とともにベンチ入りしていた謎の少女、水川みのり(CV:高垣彩陽)であった。真名部や皆帆がややその少女の可愛さに興味を示す中、黒岩はもうひとりマネージャーがいることを示唆する。聞き覚えのあるその少女の声、そして慣れ親しんだ笑顔を見て天馬の表情にも笑顔が浮かぶ。



「雷門中サッカー部マネージャー、空野葵です!」


 それは天馬の幼なじみの空野葵(CV:北原沙弥香)であった。どういう経緯(いきさつ)なのかは分からないが、彼女もマネージャーとしてイナズマジャパンに参入することになる。

 葵の選出は天馬にとっては青天の霹靂(へきれき)だったが、実は葵にとっても突然の話だったらしい。この日突然話が届いたと驚きつつも嬉しそうに葵は語る。

 マネージャーも重要な戦力だ。フィールドで戦う選手たちを激励し、練習メニューを考え、時には栄養管理や洗濯、備品の調整などその協力体制は多岐(たき)に渡る。葵という心から信頼できるマネージャーを得て、天馬はまたそのやる気にターボがかかる。少しはそのやる気スイッチを神童に分けてやって欲しいほど。


 そこで黒岩がイナズマジャパンメンバーに向けて語り始める。黒岩は勝利以外の何をも求めないことを言明する。勝利至上主義を地で行くその発言だったが、それにあたってサッカー経験のない選手ばかりを選んだ理由が解(げ)せない。

 黒岩は葵と旧交を温めていた天馬に向き直り、以後のチームの指揮を任せる。



 天馬は初心者ばかりの選手たちにさせる上でまずは無駄にならず、誰にも出来る基礎練習を指示する。試合中ずっと走り続けるサッカーでは体力をつけなければ試合終了まで立っていることすらおぼつかないからだ。

 だがそこでチームの頭脳派を自称する皆帆が手を挙げ、それよりも必殺技の練習をする方が良いと、超次元サッカーアニメを見始めたお子様のような意見を出す。



 必殺技の華麗さに憧れる気持ちは分かるが、むしろそれこそが初心者である何よりの証明だろう。天馬は苦笑しながら、スポーツをやっていた人間とやっていなかった人間が混在する現チームでは基礎練習に絞って行う方が効果的だと穏便(おんびん)に語る。一方、彼らに対する怒りを隠しきれないのは後ろの神童くん。「スポーツやっていないであろう皆帆、お前が言うな!」の声が喉元まで出かかっている。


 さらに必殺技はそれぞれの選手が得意なものを伸ばしていった結果、必然的に身につけるものであるということを天馬は説く。努力の末「そよかぜステップ」を身につけた天馬の苦労を考えれば視聴者なら理解できる話だ。


皆帆「僕の必殺技はもう出来上がっている! ここにね」


 と言って自身の頭を指差す皆帆にまたも苦笑いさせられる天馬くん。そして頭が痛い神童くん。天馬は至って柔らかい表現ながら皆帆の意見を退(しりぞ)け、あくまでも自身の考えるメニューで練習することを断言する。皆帆も不満顔ながらそれには同意する。


 ようやく意見を集約させ、天馬はランニングを開始することを宣言する。




 ランニングの図。すべてのスポーツの基礎と言えるランニングだけあって、スポーツ経験者とそうでないものとの差がモロに出ている。陸上部の瞬木、バスケ部の井吹、新体操部のさくら、ボクシング部の鉄角の4人はさすがに天馬たちについてきているが、スポーツ未経験の皆帆、真名部、九坂、好葉の4人は遅れ始めている。



 同じくすべてのスポーツで要求される柔軟の図。皆帆は剣城のサポートを嫌がっているようで身体が固いことが想像される。真名部があからさまに痛がっていて笑える。逆にさくらは新体操仕込みのやわらかさを見せつけ、好葉ちゃんがやることなしの状態だったり。女の子2人という状態はこういう練習でセクハラめいたことにならないためにも重要なのかもしれない。



 続いて腹筋。顔真っ赤の皆帆が微笑ましい。九坂はやる気なしで井吹の脚を押さえることさえ放棄の状態。ただ井吹はそれを苦にしていないところがさすがだ。逆に好葉ちゃんは押さえてもらいながらもなかなか身体が上がらない様子。


 その後は葵の吹く笛の鳴るたびにダッシュする方向を変える瞬発力と持久力を鍛える練習。ハードな動きの中、瞬木は天馬に引けを取らない動きを見せる。


 真面目に練習する選手一同の姿が意外だったかのように、みのりは黒岩に語りかける。黒岩はやはり黙(もく)して語らない。


 そして葵は笛を複数回鳴らし休憩時間を告げる。その途端、息も絶え絶えになった皆帆と真名部がフィールドに倒れ込んでしまう。好葉や九坂もへたり込むのに対し、運動部経験者はさすがにまだ余裕のある表情を見せる。さくらなどは運動後のクールダウンのためのストレッチまでするほどだ。

 天馬はこのあとはボールを使った練習をすると告げ、一同に十分な休息を取るよう指示する。だがその指示にまるで反抗するかのようにダッシュを開始するのは瞬木だった。

 天馬は自分の指示が聞こえなかったのかと思ってその後を追い、休息を取るように改めて言う。瞬木はぶっきらぼうにまだ走れると答えるが、サッカーはマラソンとは違い、緩急も大事なんだとその道理を解く。

 瞬木は走るのが好きなのだとなおも持論をぶつが、天馬はそんな瞬木の態度に気づかないかのように瞬木の態度に触発され、新しい必殺技が誕生するかもしれないと言う。

 必殺技がそんな経緯で完成されるのかと瞬木は面食らった表情で問いかけるが、天馬は世界大会を控え、必殺技が誕生したら瞬木のおかげだと無邪気に語る。

 だが天馬が去ったあと、瞬木は心底ウザイといった表情を浮かべる。



「信用できないんだよなぁ、ああいう奴……」


 屈託ない笑顔を見せていたこともある爽やかな瞬木もこういう暗い側面を持つ問題児だったらしい。彼がこのチームの不協和音の一音になってしまわないことを祈るのだが……。



 そしてボールを使った練習が開始される。天馬は巧みな足さばきでリフティングを始め、お手本とする。やはりこれはサッカー経験者でない限りにわかには上手くコントロール出来るものではない。リフティングを指示された選手たちの中でも、鉄角は数回でボールを地に落とし、瞬木に至ってはサッカーボールの大ホームラン状態。

 スポーツ未経験者に及んでは、ボールを操ることすら出来ず、尻餅をついてしまうものまで出る始末ビッグマウス皆帆だが)

 ボールを扱うということでやや近い立場の新体操、さくらでも足でボールを蹴るという動作は苦手らしく、その横で開脚状態で座り込んでしまう。

 さらに怪力の九坂はその馬力でサッカーボールを踏み潰してしまう。この世界のサッカーボールは超次元必殺技でシュートされても壊れない素材なのに、それを踏みつぶすとは……どんだけ怪力なんだろう?



 一方、キーパーの井吹は剣城の撃つシュートを阻止する練習が組まれていた。



 だがしょせんは素人の急造キーパー。百戦錬磨(ひゃくせんれんま)のエースストライカーである剣城のシュートには触れることすら出来ずに、次々とシュートを決められてしまう。帝国戦で御門春馬(CV:早志勇紀)の必殺シュート「皇帝ペンギン7」を止めたのはビギナーズラックだったのだろうか? その状態に怒りを募らせる井吹は、ゴールポストを拳で叩いて悔しさを表現する。神童はなぜかそんな井吹をジッと見つめていた。



 夕暮れが空を支配し始めた頃、長かった合宿初日の練習が終了する。葵の終了宣言を、ある者はピッチに寝転がって聞き、ある者は腰に手を当てて聞く。いずれも疲労困憊(ひろうこんぱい)の様相で、さすがにスポーツ経験の有無に関わらず、ハードな練習を物語っていた。

 相変わらず拳に怒りを表現しながら、神童は無言でピッチを後にする。その背中は現状のチームに対する不満が渦巻いていることをKYの天馬ですら分かるほど表出させていた。



 練習終了後、一同はスタジアムに隣接された合宿所に向かう。ウォーターフロント景勝地(けいしょうち)もかくやという絶景のポジションに位置するその合宿所で疲れきった彼らを待っていたのは、陽気に笑うおばちゃんだった。



 いわゆる寮母のおばちゃん的存在の蒲田静音(CV:くじら)さん。宿泊所の管理人で、合宿中の選手の食事などの面倒を見る役どころのようだ。


 おばちゃんに促(うなが)されて部屋に荷物を置きに行く天馬。そこに先に荷物を置いた神童から用があると呼び出しを受ける。このあとのお風呂シーンにはちょっと期待していたのだけど、神童さん邪魔すんなよ……。

 部屋についた天馬は円形の窓から外を眺め、この場にいない親友のことに思いを馳せる。西園信助(CV:戸松遥)……雷門中に入学した時からともにサッカーへの情熱を語り合った親友がこの場にいない。

 天馬は一抹の寂しさを感じたが、イナズマジャパンのキャプテンとしての自覚を取り戻す。今は前進することをのみ考えなければならない。アジア予選の最初の試合まで一週間しかない現状では無用なセンチメンタルに浸っている暇はない。



 合宿所に夜が訪れる。

 スタジアム内では照明の下、黒岩とみのりが会話をかわしていた。みのりは雷門の3人の苛立(いらだ)つ様子を見ていると楽しいと、本当に楽しそうな口調で語る。

 そこにやって来るのはその噂されていた3人だった。神童は天馬だけでなく剣城にも声をかけていたのだろう、3人連れ立って黒岩監督の元に直訴(じきそ)にやって来たのだ。



神童「監督、代表選考をやり直してください!」


 神童は募る不満を黒岩にぶつける。今のままでは代表の試合で勝利することが難しいのは間違いないだろう。本番一週間前なのに未だ基礎体力さえついていない選手が存在するのだから。


黒岩「代表の再考は、無い」


 しかし黒岩は神童の要請をキッパリと断る。それだけでなく、雷門の3人には彼らの潜在能力を引き出す役割を任せると他人事のように告げる。

 つまり彼ら以外で選出された8人にはまだ秘められた能力があり、それを開花させる役割を天馬たちは求められているのだ。だがそこまで彼らを評価するその基準がまったく理解できない。剣城はその根拠を尋ねる。

 だが神童はその返答を聞くまでもないと吐き捨て、これからの試合はすべてこの3人だけでやると告げる。黒岩の口から理由が聞きたかったのに神童さん邪魔すんなよ……。ただ神童の言い分は黒岩の命令に真っ向から逆らうと宣言しているに等しい。そこにちょうど訪れた誰かの歩みが、神童のその言葉で止まる。


 黒岩に対し、神童はFWの役は剣城が、MFの役は天馬が、そしてDFは自分が引き受けると言う。敵のシュートを防ぐ役どころも自分が務めると神童は語る。それはキーパーの役割も自身がこなすということだ。その言葉、それはキーパーとして選出された井吹にとっては何にも勝る屈辱の言葉であった。



 先ほど訪れた人物、それは夜間練習をしようとスタジアムにやって来た井吹だった。自分の存在を否定する神童の言葉に激しい怒りを覚える井吹。




 グラウンドではまだ黒岩と神童が対峙していた(黒岩は後ろ向きだが)。しばらくの間の後、黒岩は好きにしろと神童のしようとすることを黙認する構えを見せる。

 立ち去る黒岩とみのりを見送り、天馬は3人で戦うという行為の無謀さを諌めようとする。だが神童はサッカーを冒涜(ぼうとく)する黒岩の方針には従えないという意思を固めていた。


???「ふざけるな!!」


 突如ピッチ外から怒りに任せた怒声が飛んでくる。そこには井吹が怒りの形相で立っていた。神童の発言はキーパーである自分を全否定する言葉であり、井吹にはそれが許せなかったのだ。

 「ジャパンのキーパーは俺だ!」と言う井吹に対し、神童は思い上がるなと一喝する。素人扱いする神童に対し、それを自覚するからこそ練習に来たのだと井吹は今この場にいる理由を明かす。

 そして練習相手に剣城を指名する。天馬はそんな井吹の態度に感じ入って笑顔を見せるが、井吹の実力になおも疑問符を抱く神童は厳しい表情を変えない。井吹の要請に応じる剣城を制して、自分がシュート役を引き受けると言う。

 自分のシュートを止められないならば、ストライカーとして自分の実力を上回る剣城を止めることはさらに不可能だとして、実力を測るためにはまずは自分を止めてみせよと神童は告げたのだ。神童の発言に反発する井吹はもちろん異義はない。必殺シュートを撃つよう挑発する。




 久々の必殺シュート「フォルテシモ」を容赦なく撃ち込む神童。素人キーパーの井吹にそれが止められるわけもなく、激しくポストに打ち付けられ、倒れてしまう……ただ「フォルテシモ」より「皇帝ペンギン7」の方が実は強い技なんだけどなぁ? 繰り返すけど「皇帝ペンギン7」を止めたのはビギナーズラックだったのだろうか?


 仁王立ちの神童に、井吹はまだ敗北したわけではないと負けん気の強さを発揮させる。どんどん撃てと言う井吹は本気で強いキーパーになろうとしている気概を感じさせた。



 仲間同士の争いから逃れるようにスタジアムの外に出た天馬は、そこでダッシュの練習を繰り返す瞬木の姿を認める。瞬木の方もふと視線を感じ、天馬を見つける。


 2人は場所を変え、お台場の橋の上で今日の出来事を振り返る。瞬木はこのチームでの自身の役割が分かってきたと語る。



天馬「役割って?」
瞬木「俺の走りで相手を突破すること!」


 確かに瞬木のスピードは貴重な戦力になり得る。天馬は今の技術に関してはどうこう言うこともなく、瞬木の言葉にやる気を感じて笑顔を見せる。瞬木は陸上と違いサッカーはゴール以外にも見なければならないものが沢山あり、まだそれに慣れていないとバツが悪そうに笑う。

 天馬は自分も最初はドリブルしか出来なかったことを告げ、雷門に入って神童や剣城といった仲間と出会い、それでいろんなものが見えてきたのだと素直な気持ちを打ち明ける。

 サッカーがより好きになったと熱く語る天馬だったが、瞬木の表情はまたもウザイ相手を見るかのように曇る。それに気づかない天馬はサッカーが上手くなるコツは、サッカーを好きになることだと告げる。同じ思いの相手にならこの意見が胸を打つ名言になり得たであろう。実際このセリフは今回の「今日の格言」だったしな。だが瞬木は冴えない表情で生返事を返すのみだった。

 天馬はそれにも気がつかないまま、サッカーに対する情熱を語り、明日も一緒に頑張ろうと畳み掛ける。瞬木がそれをどのような気持ちで聞いていたのか……。



 そして翌日。快晴の中、屋外のサッカー場に集ったイナズマジャパンのメンバーに対し、船木がアジア予選の初戦の相手に言及する。初戦の相手は韓国の「ファイアドラゴン」となった。FWのリ・チュンユンを中心としたチームらしい。瞬足の選手という情報を聞き、同じく瞬足を武器にするつもりの瞬木の表情が引き締まる。

 敵の要にボールを渡さないことが勝利の鍵となることを告げ、船木はディフェンスとオフェンスにそれぞれ別のメニューをこなすよう告げる。


 そして本日の練習がスタートする。だがやはり雷門の3選手を除くメンバーは初心者の域を出ることが出来ない。そんな中、瞬木は自慢のスピードに加えボールをコントロールする術(すべ)をマスターし、天馬をかわすことに成功する。



瞬木「やった! キャプテンをかわした!!」


 抜かれた天馬も心から嬉しそうな顔で瞬木の上達を褒める。そんな2人の横では真名部と鉄角が初心者同士の低レベルなプレーをしていた。真名部を抜こうとして転んでしまう鉄角に、ここぞとばかりに偉そうに講釈(こうしゃく)を垂れる真名部。



 だがそこに飛んでくるボールが真名部の後頭部を直撃する! 九坂の蹴ったボールが命中してしまったらしい。この表情は日頃は憎たらしい真名部らしからぬ可愛い表情。


 井吹は相変わらず剣城をパートナーにしてキーパー練習に打ち込んでいた。剣城の鋭いシュートに吹き飛ばされる井吹だったが、何度でも立ち上がって次は止めるという強い意志を持っていた。個人的には井吹は最初に一流選手として覚醒するのではないかと思える(この段階では)。



 そして休憩の時を迎える。連日の猛練習にさすがに座り込んだ瞬木の耳に、ボールを蹴る音が聞こえる。見ると天馬と剣城の2人がボールを奪い合っていた。



 華麗な動きでボールを奪い合う両名は、さすがは名門雷門中の選手たちだと誰もが思う見事なプレーを見せる。驚かされるのは、それが激しい練習の合間の休憩時に見せられたということだ。

 だがそれを見つめる瞬木の瞳は、どこか醒めていた。


???「隼人にーちゃ〜ん!!」


 自身の名を呼ばれた瞬木はそちらを見やる。そこには蒲田に連れられて瞬木の弟たちが来ていた。



 瞬木の弟ズ。雄太(CV:小林ゆう)と瞬(CV:戸松遥)。中の人の小林ゆうさんと戸松遥さんはこういう形でイナギャラに定着するのだろうか?


 上達した瞬木の姿を見て嬉しそうな弟たちに、天馬が話しかける。瞬木を褒め「韓国戦にも応援に来てくれるかな?」と問いかける。弟たちは嬉しそうに兄の応援に駆けつけることを受け合う。

 笑顔で立ち去る天馬を尻目に、弟たちは瞬木にひそひそ話を始める。彼らの見る限り、瞬木以外は大した選手もいないと言うのだが、瞬木はそれを諌める。それは発言自体に問題があるから怒ったというわけではなく、誰かに聞かれたらどうするのかという意味合いだったのが気になるのだけれど……。


瞬木「大人には上辺だけの関係が大事なんだ」


 と言う瞬木の表情はやはり醒めたものだった。彼らは何らかの事情で他人を信用しないという心根が浸透しているらしい。天馬に対して瞬木が心を開かなかった理由もおそらくその辺に理由があるのだろう。



 そして早くも一週間が経過する。アジア予選の初戦は明日に迫っていた。天馬の部屋に集まった雷門出身選手たちは善後策を練る。神童はやはり他の選手たちは一切アテにならないと述べ、3人で戦うことを改めて決意していた。



 背番号8のユニフォームが置かれていることから、天馬の部屋であることは間違いないだろう。


 天馬は瞬木を念頭に、メンバーはそれぞれ上達していることを告げるが、剣城から世界を相手に出来るレベルではないと一蹴される。神童は勝利のためにやむを得ない措置だと、このメンバー中唯一方針に同意しようとしない天馬を説得にかかる。

 天馬は瞬木たちから感じるものがあると言い、自分たちと同様に熱いものを持っているのではないかと論駁(ろんばく)する。だが神童は冷たい目線でただ一言……


神童「俺は何も感じない」


 神童にそう言われて、天馬はうつむくしかなかった。



 そしてついにその日がやって来る。角馬王将(CV:稲田徹)の実況の中、FFIV2アジア予選の開催が宣言される。アジア代表の座をかけて、イナズマジャパンが実戦に臨む。



 新生イナズマジャパンの晴れ舞台には、やはり関係者が注視していた。落選の憂き目に遭った信助を始め、雷門中のメンバーが応援に駆けつける。瀬戸水鳥(CV:美名)と山菜茜(CV:ゆりん)の2人はマネージャー候補から落選しちゃったのかなぁ? 彼女たちの不在も寂しい。


 そして瞬木の弟たちも、あの時の天馬との約束通りこの会場に駆けつけていた。彼らの応援するのは兄だけのようだけど。

 オープニングセレモニーのあと、すぐに第1試合が行われるという。最初に激突するのはイナズマジャパンと韓国代表「ファイアドラゴン」だ。素人集団の新生イナズマジャパンはいきなり実戦に直面することとなる。


 ロッカールームに戻る通路で、天馬は神童に声をかける。厳しい表情を崩さない神童に対し、天馬は気後れしつつもこのメンバーで戦うことを誓う。つまり3人だけでなく、メンバー全員の力を結集して戦いたいと天馬は告げたのだ。

 努力する者の汗を極力認めようとする天馬の性格をよく表した態度だった。だが神童にも譲れない思いがある。日本代表となるために血のにじむような努力を積み重ねてきたというのに、未だ努力を始めたばかりの選手たちに協調して戦わなければならないという理由を、神童は見いだせなかったのだ。

 神童は逆にこの場が世界大会であることを自覚するよう告げる。天馬は尊敬する先輩と衝突することも恐れず、全力で戦えばみんなついて来てくれると言い、彼らが意味なく選ばれた存在ではないことを改めて述べる。

 可愛い後輩から思わぬ反論を受け、神童は自身の思いを理解してくれないことに歯噛みする。すわ衝突かと思われたその時、通路を駆けてくる足音が響く。見るとロッカールームで何かが起こったらしく、剣城が天馬を呼びに来ていた。


 ロッカールームでは重い雰囲気とともに、瞬木が皆に吊るし上げられていた。


真名部「盗むなんてするの、君しかいないんですよね。瞬木くん」


 その修羅場に駆けつける雷門の3人。誰かの財布がなくなったという情報を聞いた天馬があわてて問う。真名部の返答からして、なくなったのは真名部の財布らしい。そしてその犯人が瞬木であると決め付けている様子だった。

 天馬は瞬木を疑う理由を尋ねる。



 真名部は、瞬木が以前盗みをして捕まった経験があると言う。そこから疑いが瞬木に向かったというわけだ。瞬木はやってはいないとその疑惑を否定する。真名部は推理力抜群で刑事を父に持つ皆帆にこの件についてどう思うか問う。

 皆帆は現状では状況証拠すら整っていないとして確証が不足していると答える。真名部は自分の説を否定され怒り出すのだが、現状では皆帆の言い分の方が正しい。


 口論する真名部と皆帆を激しい口調で叱りつけて制するのは天馬だった。試合前にこのような争いをすることを恥じるように、天馬は自分たちが日本の代表の選手なのだと語る。

 日本中の期待を背に戦いに臨まなければならない存在であることを語り、恥ずかしくない戦いを繰り広げ、そして勝たなければならないとまくし立てる。

 だがここで真名部が驚愕の真実を語る。それはまさに「ここに来てそれを言うか!?」と言いたくなるようなものすごい真実だった。



真名部「我々全員サッカーをやりたかったわけじゃないんですよぉ」



 な、なんだって〜っ!?(MMR調)


  視聴者的にはそういうケースも大いにあり得ると思ってはいたのだけど、天馬たちは本気で驚いただろうな〜。

 真名部が言うにはそれぞれ条件を出されて雇われているだけだという。それが真実として、いったい誰に? なんの目的で?


 真名部は他のメンバーの事情も知っているらしく、滔々とそれぞれの事情とやらを語り始める。鉄角は実家の漁師一家の壊れた漁船の修理代を賄(まかな)うために雇われたという。さくらは世界最高の新体操チームへの海外留学の条件として。井吹も海外のバスケチームへの留学費用のためだという。井吹は本気でサッカーに入れ込んでいると思っていた私の思いを返せ。

 それぞれがサッカーのためではなく、自分たちの都合でこのチームに加わったという事実は天馬を心から驚かせ、そして悲しませた。彼らから感じた「熱いもの」というものも、この話だと天馬の錯覚になってしまうからだ。

 天馬は瞬木に質問する。質問せずにはいられなかった。もしも瞬木までもが何らかの理由でサッカーに腰掛けていたとしたら……。



瞬木「俺は弟たちを大きな家に住まわせてやりたいんだ……」


 なんだその厨二な理由は……? そう、瞬木までもが経済的な理由のためにサッカーを腰掛けにしていたのだ。彼らのそのサッカーに対する態度は神童や剣城でさえも大いに驚かせ失望させる。レベルこそまだまだだったが、彼らのサッカー上達への思いは疑っていなかったからだ。



 同じ頃、フィールドのベンチでは船木が黒岩に詰問(きつもん)していた。黒岩が何らかの意図を持って日本代表チームを敗北させようとしているのだと船木は決め付ける。その意図を例えばとして、他国から報酬を受けて、ワザと弱いチーム編成にしたのではないかと……。

 世間の噂としながらも、自身もそう思っているという表情で船木は黒岩に詰め寄る。黒岩は言わせておけとだけ答え、その噂を言外に否定する。



 そうこうしている間に、試合開始が迫っていた。





 試合開始直前の両チームの布陣。イナズマジャパンは帝国戦の時と変わらぬオーソドックスな4−4−2のスタイル。というか素人ばかりだしこれしか組めないのかもしれない。試合前にあの不協和音、さらには8人ともにサッカーに本腰を入れていないという壮絶なカミングアウトがあってまともにチームとして機能するのかどうか……。あんなことがあったら普段鉄の結び付きがあるチームですら勝つのは難しいだろうに。

 一方の韓国代表、ファイアドラゴンは攻撃的な4−3−3の布陣。まぁ伝統的に韓国は攻めっ気が強いチームだからこういうのはよくあるスタイル。現段階では名前がキャプテンのリ・チュンユンしか分かっていないが、向こうも女子選手が2人投入されている(8番と9番)。儒教国家の韓国では正直あり得ない気がするけどね。


 アジアのライバル同士、お互いに負けられない思いで戦うことになるはずなのだが、イナズマジャパンサイドは素人ばかりに加え、やはり先ほどのマイナス要因があまりに大きい。



 いよいよ試合開始のホイッスルが鳴る。イナズマジャパンボールのキックオフ。キッカーの剣城はすぐに自分に戻せと指示して瞬木にボールを送る。だが瞬木はその指示に逆らい、ドリブルで切れ上がっていく。

 不協和音に加えこの意思疎通の欠如。マイナス要因ばかりが目立ってくる。瞬木は攻め上がるのだが9番の女性選手にあっさりとタックルを受けてボールを奪われてしまう。上達したといってもまだサッカー経験一週間ではむべなるかな。



 ルーズボールに向かうさくらだったが、その前に素早くボールを押さえる赤い影。それは警戒すべき敵キャプテン、リ・チュンユンだった。真名部、鉄角の2人が阻止しようと向かうが、やはりサッカー未経験者の悲しいところで赤子の手をひねられるように軽くかわされてしまう。



 韓国のメガネくんのリ・チュンユン。何となく「冬ソナ」のペ・ヨンジュンを思わせる外貌をしている。私、冬ソナ見たことないけど。


 キャプテンの天馬は練習の成果を思い出せと指示を飛ばす。そう、彼らはサッカーを腰掛けに思ってはいたが、その練習にかける真剣さは本物だったことは間違いないのだ。

 ゴール前ではキーパーの井吹が身構えるが、その前に神童が立ちはだかる。かねて語っていた通り、神童は自身がキーパーの代わりにゴールを守る気でいたのだ。その行為は井吹にとっては面白くない。「俺の前に立つな!」と年上である神童に対して命令口調で叫ぶ。月山国光中では年齢じゃなく見た目で敬語を使うのか?


 リ・チュンユンはゴールを狙ってシュートする。止めるとばかりに飛びつこうとする井吹だったが、その前に神童が横っ飛びにシュートを押さえる。



 さすが有言実行の神童。足しか使えない難しいセービングもお手の物だ。


 天馬やベンチの葵は危機を凌(しの)いだことを喜ぶが、井吹にとっては自分の仕事を横取りし、信用しないままの神童は怒りを覚える対象でしかない。だがそんな井吹を一瞥して、神童は無言でその場を去っていく。天馬は一連のプレーをこそ喜んだものの、チームの連携という意味ではまったく取れていない状況を心配する。

 そして意を決して、キャプテンとしての檄を飛ばす。



「イナズマジャパン! 先制点は俺たちが取るぞ!!」



 果たしてイナズマジャパンは天馬の思い通り、先制点を奪いこの戦いに勝利することができるのだろうか?



 次回に続く。



  エンディング



 第2回、なんだけどヘビーな展開にしすぎ(笑)。財布がなくなったという展開は本当に暗い欝展開になりそうだから止めて欲しい。もうひとつの真実である、それぞれの選手が何らかの理由でサッカー選手をやっているという展開も辛いけど、こちらはこの後の展開で心変わりもありそうだし、むしろ変わっていく選手たちの心境を見るのが楽しみでもある。天馬の思いも錯覚などではなかったということが明らかになるはずだと思う。

 サッカーの魅力に惹かれて行き、腰掛けのつもりだったサッカーに入れ込む姿なんか見れるのは最高だなぁ。特に真名部とか九坂とかひねくれたキャラ。好葉ちゃんに関しては今のところほとんど情報がないので何とも言えないのだけど、やはり一番注目している。


 敵は今のところ韓国チームよりも味方同士の不信感にある。早くも試練というか大きな岐路に立たされた感のあるイナズマジャパンだが、果たして韓国に勝てるのだろうか?

 韓国サイドの話は詳しく語ろうとすると、このブログの場合なぜか変な人が湧いてくるので、あえてあまり触れないでおこう。「監督誰なんだろう?」とか「アフロディこと亜風炉照美(CV:三瓶由布子)はどうしてるんだろう?」とか言いたいことは結構多いんだけど、多分本選の方でも出てくる存在だろうし。



 次回では瞬木が活躍するらしい。彼はいろいろと暗い過去がありそうだけど、それを乗り越えるよう頑張って欲しいものだ。こんなプレーが出来るって結構「大きい変化」だと思うんだけどな。


 相変わらず先行きに期待と不安が入り混じるが、今しばらくは新人を見守る優しい先輩目線で見続けていこう。天馬くんのように。



  次回「小さな変化」に続く。



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