『イナズマイレブンGOクロノ・ストーン』第43話「メカ円堂登場!」の感想 【てめえらの血はなに色だ〜っ!!】

 3月最初のブログ更新。

 毎週水曜日夜7時からテレビ東京系列で放映されている超次元おもしろアニメ『イナズマイレブンGOクロノ・ストーン』の恒例の感想文。今回はその第43話「メカ円堂登場!」を観ての感想を書く。わたし的にはコイツのド根性、スピリッツこそ11番目の時空最強イレブンかと思えたメカ円堂が頑張る。文字通り命を張って……。



 当ブログは、『イナズマイレブンGOクロノ・ストーン』を視聴しての感想を、自分なりに面白いと思えるよう、コミカルにそしてシニカルに描く事をモットーにしています。その事に不快を感じる方はご覧にならないよう、お願いします。


  • 前回の感想は、

『イナズマイレブンGOクロノ・ストーン』第42話「11人目の時空最強!」の感想 【どっちが11人目なんだよ!?】
 をご覧ください。

 で、一覧表示されます。

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 人類の命運を賭けて戦われるサッカー対決「ラグナロク」、その第2戦がエルドラド側の【エルドラドチーム02】とフェーダ側の【チーム・ギル】とのあいだで行われていた。チーム・ギルを率いるメイア(右 CV:佐々木日菜子)とギリス(左 CV:江口拓也)の圧倒的な攻撃力に立て続けに3失点を喫してしまったチーム02。チームワークもチグハグな上、虎の子のキーパー、ルジク(CV:金野潤)を負傷によって失ってしまう。

 キーパーがいなければ試合は成り立たない。困惑の度を深める神童拓人(CV:斎賀みつき)たちチーム02だったが、監督のサカマキトグロウ(CV:石井康嗣)はこういうこともあろうかと、すでに秘密兵器を用意していた。


 それがかつての雷門中伝説のキーパー・円堂守(CV:竹内順子)のデータをインプットされたアンドロイド、メカ円堂(CV:竹内順子)であった! レイ・ルク(CV:河野裕)などパーフェクト・カスケイドの製作チームが作ったにしては一目瞭然のメカっぷりなのだが、名前からしてロボットであることは隠すつもりもないのだろう。



 その勇姿を見て「何アレ?」とマジ笑いし出す無礼なSARUことサリュー・エヴァン(CV:岡本信彦)。サカマキさんの苦労を何だと思ってるんだ? まぁ私も前回まったくSARUと同じセリフを言いながら笑ってたけどな。


 どうやらSARUはメカ円堂をポンコツと見くびっているようだ。事前のメンバー表にも載っていなかったであろう突然の闖入者(ちんにゅうしゃ)のキーパーの参入に異議を唱えるつもりもないらしい。



 さてメカ円堂の活躍かと思いきや、そこで前半戦終了のホイッスルが鳴る。試合は0−3と、チーム02がかなり劣勢な状態で後半戦に持ち越される展開となる。



 3得点すべてを2人で挙げ自信満々のメイアとギリス。イナズマ界でも有数の美男美女だけど同時にアニメ界全般でも有数のバカップでもある。そのバカっぷりは前回を参照のこと。



   オープニング



 思った以上の劣勢に、観客席から見守る松風天馬(CV:寺崎裕香)たちも表情が曇る。チームのマネージャーの空野葵(CV:北原沙弥香)も心配から手を合わせて祈るような心境になる。何しろこの試合にエルドラドが敗れると、天馬たちの出番を待たずして、ラグナロクの敗北が決まってしまうのだ。

 後のないエルドラドサイドの彼らにとっては3点差は数字以上に重く感じられた。それなのにチーム02はお互いの慢心(まんしん)と虚栄心(きょえいしん)と対抗心、そして猜疑心(さいぎしん)とでバラバラだった。すでに試合を終えたチーム01の剣城京介(CV:大原崇)や菜花黄名子(CV:悠木碧)、三国太一(CV:佐藤健輔)らが心配してベンチ前の仲間を見つめる。



 チームに対する指示は神童に任せ、サカマキはメカ円堂に何か入力しているようだ。メカ円堂のコンセントプラグが何だか尻尾のように見える。ちょっと悪魔の尻尾っぽいよね。


 キャプテンである神童は今一度、この試合に込められた事態の重要性を説く。それを聞く旧プロトコル・オメガ3チームのリーダーたちはそんなことは解っているとすげなく返答する。

 だが彼らのその態度こそがこの苦戦を招いているのだ。前半のプレーでベータ(CV:伊瀬茉莉也)ともめた狩屋マサキ(CV:泰勇気)が例によってシニカルな口調でその方針を批判する。

 アルファ(CV:谷山紀章)の部下であるエイナム(CV:野島裕史)が自分たちは最善を尽くしているが、味方が足を引っ張っているのだと自分とアルファのことを棚に上げて他のメンバー批判を行う。

 それにはベータの部下のオルカ(CV:ゆりん)とガンマ(CV:泰勇気)の部下、ガリング(CV:奈良徹)が気色(けしき)ばむ。ハーフタイムのあいだにも懲りずに仲間割れを起こす彼らのその口論は横で聞いていた天城大地(CV:奈良徹)をハラハラさせる。


 お互いを仲間と思えないというアルファ、ベータ、ガンマの態度はそれぞれの部下たちにも蔓延(まんえん)していた。神童はお前たちがどう思っていようが構わないが、勝つためという一点の共通点のために自分の指示に従うよう、重ねて要請する。

 その心の底から懇願するような態度、そしてこれまで培(つちか)われていた神童個人のキャプテンシーが彼らの胸に一定程度響いたのであろうか? アルファたちは顔を見合わせた後、渋々という口調ではあるがその要請に同意する。


 だが実はその合意にはこのチーム一番の問題児の賛同が無かった。彼らの同意形成をザナーク・アバロニク(CV:小西克幸)は鼻で笑って馬鹿にする。一山越えてまた一山、神童の胃痛の原因は尽きない。

 他人を怒らせる能力はサッカー能力以上と思われてならないベータちゃんが、ザナーク自身もまだ得点できていないことを茶化す。怒りに駆られたザナークが立ち上がろうとしたその時、彼の身体をあの悪夢の衝動が駆け抜ける。

 孔明の園で暴走した彼の化身能力、その時の発作(ほっさ)がまたも彼を襲ったのだ。その状態をおそらくは知らないまま、神童は仲間の争いを止めるべく両者のあいだに割って入る。ベータたちは立ち去るが、ザナークは自分を再び苛(さいな)む謎の発作に苦悩する。

 その彼の脳裏には、試合開始前にクロノ・ストーン状態の円堂大介(CV:藤本譲)から掛けられた忠言と思われる言葉がよぎる。あの時の大介はザナークの実力を認めながらも、物足りないところがあるとハッキリ告げていた。

 ザナークは自分の弱みをまるで見透(みす)かされたような心境に陥るが、それを認めようとせず力で事態を打開しようと策(さく)す。



 ちょうどその頃、観客席でもザナークの話題になっていた。葵がザナークは本当に11人目の時空最強イレブンなのかという問いかけに、大介はその条件を満たす可能性があると言っただけだとややトーンダウン。あのわがままぶりを見せられて、大介もさすがにザナークを持て余しだしたのかな?




 そして後半戦開始直前のチーム02の布陣。ほぼ変わりないが、キーパーの位置に赤丸付きで注目のメカ円堂がつく。残念ながら倉間典人(CV:高垣彩陽)は後半も出番がなさそうだ。私がサカマキならザナークを下げて倉間なんだけど、そうするとザナークの覚醒が無くなりそうだしねぇ。ザナーク怒り狂いそうで怖いし……。チーム・ギルの側にメンバー変更、ポジションチェンジはなし。


 後半はこの試合初めて、チーム・ギルのキックオフで開始される。ギリスがボールを持つが、ザナークが雄叫びを上げて突進し、ボールを奪い取る。まるで大介に下されたダメ出しの言葉に抗(あらが)うかのように積極的かつ強引に動くザナークは、そのままほぼフィールド中央のセンターサークル上からロングシュートを狙う!

 突然のシュートにあわてつつも、キーパーのブーフウは横っ飛びに飛びついてボールをはじき、ゴールを阻止する。



 ザナークは別段悔しがる素振りも見せず、そのゴール阻止を見ていた。チームには自分しか居ないとでも言うかのような態度……神童はそれを見て不快そうに顔を歪(ゆが)め、ザナークを怒鳴りつける。

 だがザナークはこのあとも「俺は俺のやりたいようにやる」と言い、神童の指示を無視することを公然と宣言する。チームのギクシャクさがハーフタイムで解消されていないことをそのプレーで見てとった天馬は心配するが、成り行きを見守るしかない。


 ボールを保持した神童は、彼の代名詞「神のタクト」でアルファ、ベータ、ガンマの3人に指示を出す。アルファにパスを送り、さらにベータにその後の行動を指示する。そしてガンマへと指示を送り、ボールの方もその流れ通り上手くつながった……かと思いきや、ラストパスが強すぎてボールはサイドラインを割ってしまう。

 神童の指示通りに動いたというのにボールがつながらなかったことに、ガンマは抗議めいた言葉を投げかける。だがこの場合は確かに言われても仕方がない。前回と同様、神童の「神のタクト」の方に瑕疵(かし)があったからだ。ベンチではサカマキが、そして観客席からは神童の親友、霧野蘭丸(CV:小林ゆう)が噛み合わない展開を見つめる。


 そしてサカマキが神童をベンチ前に呼びつける。フラストレーションが溜まっているのだろうか、神童は監督であり年長者のサカマキに対してタメ口で応じる。お坊ちゃんの反抗期のようで、見ててちょっとドキドキした。

 サカマキはそれを宥(なだ)めつつ、私の話を聞けと有無を言わせない。サカマキはあるデータを教えると言って【アルファ 38‐48】【ベータ 30‐52】【ガンマ 45‐50】という3人についての謎の数字を伝える。

 ようやく監督らしい行動に出たサカマキだったが、彼の伝えることはそれがすべてだった。訳の分からない数字を伝えられただけの神童は混乱してその意味を問うが、サカマキは「お前なら分かる」とだけ言い、挑発的な笑みを浮かべる。


サカマキ「お前なら分かるはずだ。神童、キャプテン」

 神童を改まった調子でキャプテンと呼ぶサカマキ。これは神童にキャプテンという座を自覚させつつ、自力でデータの意味を解かせることで3人に対する理解度を深めさせるサカマキの深謀遠慮(しんぼうえんりょ)だと思われる。サカマキは顔はどうしようもなく悪役顔だが、監督としての才は実は作中でも指折りだと思う。まぁ監督は基本ほぼ空気というのがイナズマイレブンのお約束なのだが……。


 試合再開。フィールドに戻った神童はサカマキの課した謎を解くべく、アルファたちのプレーをジッと見つめる。なかなか解けないその命題、だが聡明な神童はついにその解(かい)にたどり着く。

 神童が解に行き着いた瞬間の隙を突かれ、ミド(CV:不明)にボールをサイドラインに押し出されてしまう。だがこの場合、試合の流れが途切れるのはかえって好都合だった。熟慮する時間を得た神童は、解き明かしたその解に基づいて今度こそ事態を打開すべく、もう一度自分の指示に従うようアルファたちに告げる。


神童「点を取りたいんだろう? 取らせてやる!」


 顔を見合わせるアルファたち。ここまで何度も失敗しているとはいえ、神童のその自信満々の言い分に何か決定的な策があると見たベータは結局その策に乗ることを宣言する。アルファとガンマも申し分ない。


 そしてガリングのスローインで試合再開。早速ボールを受けた神童は、ここで「神のタクト」の上位版「神のタクトFI(ファイア・イリュージョン)」を発動させる。



 「神のタクトFI」。唐突に使えるようになった印象だが、これも神童がより一段と成長した証(あかし)なのだろう。


 その炎をまといつつ、先へ進む軌跡を指し示す神童。まず最初に指名したのはガンマだった。先ほどとは逆の指示に一瞬戸惑ったガンマだったが、その神童から送られた見事なまでのピンポイントパスに言葉を失うほどの衝撃を受ける。



ガンマ「完璧なタイミングだ!!」


 そして次に指名されたのはベータだった。燃え盛る炎の指し示す先に勢い込んで駆け込むベータは彼女をマークしていたザット(CV:不明)をスピードで置き去りにしてガンマからのパスを受ける。



ベータ「すげえ! 俺のスピードにシンクロしたぜ!」


 そして最後に出される指示、それはアルファに対するものだ。ベータからのパスを胸トラップするアルファは、これまで任務を遂行するための手段としてしか考えて来なかったサッカーに対して初めての感情を抱いた。



アルファ「ボールがつながった……いい気持ちだ」


 その感情を心に保持したままマンマークに来たギムス(CV:不明)をかわし、アルファは中央へ折り返す。その場でさらに神童の「神のタクトFI」が冴え渡る。炎に導かれ駆け込んでくるアルファ、ベータ、ガンマの3人にラストパスを送る神童。それは三位一体(さんみいったい)のシュートを3人に託したものだった。

 そしてその意に3人は見事に応える。これまでいがみ合っていた仲だとは思えないほど見事なシンクロでボールに飛びつき、必殺合体シュート「シュートコマンド24(オメガアタック)」を解き放つ!!




 プリズム色の軌道を残し、ディフェンス陣を蹴散らして超シュートはチーム・ギルゴールに向かう。最終防衛戦のブーフウは何を思ったのかそのシュートに背を向ける。

 それが彼のキーパー技の「リジェクション」への挙動だったのだが、ようやく日の目を見た3リーダーたちの必殺合体シュートを阻止するにはいかにも貧弱!



 ゴール!! ついにチーム02が待望の1点を挙げ、これで1−3となった。まさに反撃の狼煙(のろし)と言えるこの1点にエルドラド側のメンバーは大喜び。アルファたちのシュートも素晴らしかったが、それを導いた神童の新しい「神のタクト」もまた素晴らしかった。


三国「これが俺たちの神童だ!」


 かつて神童にキャプテンの座を託し、その実力を認め続けてきた三国だからこそ言えるセリフだった。別の視座から神童を見てきた親友の蘭丸もこのゴールを祝福する。


 そしてこの1点が単なる1点とは違う大きな理由がそこにはあった。今まで仲違いをしてきたアルファ、ベータ、ガンマの3人が協力して取った……いや獲った得点だということが大きい。

 そのシュートはそれぞれがそれぞれの派閥内で別々にムゲン牢獄で特訓を重ねて来たものだった。この3人でチャレンジするのは初めてだったはずのシュートが練習もなしに一発で決まったのだ。

 その事実により、自分たちのボスが協力してゴールを決めたことを呆気(あっけ)にとられて見ていたオルカ、エイナム、ガリングの心境にも変化が訪れる。


 アルファたちは神童の指揮を受け得点を挙げたことにより、彼をキャプテンとしてようやく認めたのだ。そしてトップの3人の信頼を勝ち取ればその部下たちも自然と神童の指揮下に入る。神童はやっとこのチーム02を掌握しつつあった。

 だが完全な掌握にはあと一つ越えなければならない山がある。アルファたちと神童の様子を見ながら、雑魚同士のお前たちとは違って自分は一人で決めてみせるとあくまで強気なザナークの存在が残されていた。


 ベンチではこの反撃の1点を導いた神童に、神童ラブの山菜茜(CV:ゆりん)が萌えまくっていた。おそらく写真も撮りまくりだろう。



倉間「アンタ、神童に何を言ったんだ?」


 茜のはしゃぐ姿の直後にこんなことを言うもんだから、てっきり茜に話しかけていると思われたのだが、その質問はサカマキに向けてのものだった(冷静に考えれば当たり前だが)

 サカマキは1点返した要因には自分の指示もあったというのに、あくまで冷静な口調で神童には天才的なゲームメーカーの素質があり、自分はそれを引き出すためのきっかけを与えたに過ぎないと語る。だが上記したとおり、彼の深謀遠慮があってこそ神童がアルファたちの特性を理解する機会があったわけで、やはりサカマキは只者ではない。


 そしてそのことは神童も理解していた。ベンチのサカマキを見つめつつ、彼から与えられた謎の数字を思い返す。あの数字は、各自のボール保持率と走力のデータだったのだ。

 【45】と一番キープ力の高いガンマを最初のパスコースに用い、【52】ともっともスピードのあるベータを敵の裏スペースに走らせ、両数値のバランスの取れたアルファを攻撃の起点にするという作戦は、サカマキの与えたデータなしでは実現不可能であった。

 だが今、神童は彼らのデータを把握し、自在に操ることが出来る。迷いのなくなった指揮官に指揮されたチーム02は俄然その動きが良くなり、チーム・ギルを徐々に圧倒し始める。

 そのハーモニーの指揮者はもちろん神童だ。「神のタクトFI」を駆使してガンマを、ベータを、そしてアルファを自在に使いこなす。先ほどと同じような展開で敵陣に切れ込む3人だったが、同じ手は食わないとギリスがガンマに、ザットがベータにマンマーク


アルファ「NO……同じではない」


 そう、今度のラストパスの送り先は彼らを導いた神童その人だった。ミキシトランスして信長のオーラを身に宿した神童は、ボールを踏みつけ啖呵(たんか)を切るようにギルゴールを睨(ね)めつける。それは彼の必殺シュート「刹那ブースト」への予備動作であった。




 またも「リジェクション」で迎え撃つブーフウ。ちなみにリジェクトとは「やり直し」の意味。(シュートを)やり直せという感じなのだろうけど、この後の展開を見るとやり直すのはお前のキーパー能力だろうという……。


 「刹那ブースト」はブーフウの「リジェクション」を突き破り、ゴールネットを豪快に揺さぶる。チーム02の追加点で2−3となり、いよいよ試合は分からなくなって来た!



 こうなるとむしろ展開は追い上げるチーム02の方が押せ押せのムードになる。ザットからエイナムがボールを奪うなど、前線から敵のボールをマイボールにしてしまう。

 エイナムの視線の先には神童がパスを要求する姿があった。前半では考えられないことだったが、エイナムはそこにパスを送る。それは試合を通じて実力でおのれをキャプテンとして認めさせた神童の真骨頂だった。ところが一人だけ神童をリーダーと認めない人物の邪魔が入る。またもやザナークだ!

 神童からボールを奪い取ったザナークは、おそらく会場のどこかから見ている大介の視線を意識してのものだと思われるが、何としても自分が決めると躍起になっていた。

 ものすごい突進で小柄なミドを吹き飛ばし、立ちはだかるゼイク(CV:不明)に向けてさらに突進する。だがその瞬間、またも彼を例の発作が襲う。変調を来たしたザナークは簡単にゼイクにボールを取られてしまう。

 ゼイクはキャプテンのメイアにパスを送る。この女にボールを持たせてはならない。そばにギリスがいる場合はなおさらだ。2人は素早いパス回しで前半より圧倒的に堅くなったはずのチーム02陣内を切り裂き、ゴールに迫る。そして前半で2得点を挙げた恐怖の合体必殺シュート「デッドフューチャー」を撃つ!

 だーがしかし!! 今度の守護神はこれまた只者ではない。円堂守のマインドを受け継いだメカ円堂がOKマークを刻んだ手を口元に当て、指笛を鳴らす。それを合図に召喚された5羽のペンギンがメカ円堂の右腕にかぶりつき、それ自体が大きな掌(てのひら)のような形態を模(も)す。それは、無印イナズマ時代の必殺技を2つ合体させたかのような豪快でいてどこかコミカルな必殺キーパー技「ペンギン・ザ・ハンド」だった!




 見事にキャッチ! ルジクの必殺技「キーパーコマンド07(ジャイロセービング)」を2度までも粉砕し、2度目ではルジク自身をも粉砕した必殺シュートを見事に止めてみせたメカ円堂。ポンコツじゃなくて良かった〜。

 シュートを初めて止められ、さしものメイアとギリスの表情も驚愕の色に染まる。観客席では同じポジションの西園信助(CV:戸松遥)が特にそのキーパー技に心を奪われていた。

 サカマキが言うには、メカ円堂には円堂守が過去に体験した全データがインプットされており、その中で最高の組み合わせと判断された必殺技こそが「ペンギン・ザ・ハンド」なのだった。なるほど、道理で見たことのある技の融合だと思った。これって皇帝ペンギン1号」と「ゴッドハンド」の組み合わせだよね。

【注】ツイッターで懇意にしていただいているゆうまさんから「皇帝ペンギン2号」ではなく「皇帝ペンギン1号」ではないかというご指摘がありました。協議の結果、「皇帝ペンギン1号」ということに落ち着きましたので訂正しました。

 神童の指示の下、すかさずボールを前線に送るメカ円堂。神童はドリブルで上がりながら、ベータにもトップスピードで上がるよう指示を出す。ベータは可愛くその指示に返答したあと、またも豹変(ひょうへん)して豪快に男前な走り方で敵を置き去りにしてフリーになる。

 そしてここは彼女独自の判断だろう、久々に化身「虚空の女神アテナ」を召喚する。神童からのラストパスを受け、彼女は化身シュート「シュートコマンドK02(アテナアサルト)」をブチ込む。



 もはやザルキーパーになり下がったブーフウではこれは止められない。バカの一つ覚え技の感のある「リジェクション」も虚しく、同点のゴールがギルゴールに突き刺さる!



ベータ「オッケー、決めちゃいました♡」


 ご機嫌の猫かぶりベータちゃんが可愛い。このゴールにあたってザナークの姿が見えなかったが、今度はベータが一人で決めたわけで文句のつけどころがないということか?

 一方、天城と狩屋はこの得点の前段でメイアとギリスのシュートを防いだメカ円堂を褒めていた。だがふと見ると、メカ円堂の左腕から煙が上がっていた。やはりルジクを病院送りにした「デッドフューチャー」の威力は凄まじかったようだ。

 心配する2人を尻目に、メカ円堂は平気だと受け合う。そして


メカ円堂「サッカーやろうぜ!」

 過去のデータだけでなく、竹内順子までインプットされていると思われるメカ円堂。そのマインドはサッカーに関わるものを熱くさせる気概に満ちていた。


 あの懐かしの円堂フレーズを聞かされ、天城は嬉しそうに笑う。転校生だったせいで円堂監督の薫陶(くんとう)を受ける機会の少なかった狩屋にはにわかにその意気が伝わっていなかったが、天城に奮起を促(うなが)され、やはりこれも笑顔でハイと返答する。



 試合終了の時間が迫ってきていた。試合は同点だが、人間を一段下に見ているメイアにとってこの展開は我慢がならないものであった(描かれていなかったが、仲の悪いチーム・ザンのガロ(CV:不明)が勝利した手前、負けられないという意思が働いたとも思われる)。メイアの最愛の恋人、ギリスは彼女の希望を叶えるため協力を誓う。

 そしてキックオフ。一斉に攻め上がるチーム・ギルのメンバー。オルカのスライディングをかわしたチェル(CV:不明)からミドを経てザットへボールが渡る。狩屋が必殺ブロック技「ハンターズネットV2」で迎え撃つが、ザットは突進力のみで貫いてしまう。



 「ハンターズネットV2」破れて敗れる。そろそろこの技も再進化が必要なようだ。


 ザットのパスを受けたギリスを止めようと、今度は天城が必殺技「アトランティスウォールG2」を使うが、細身のギリスのタックルに屈してしまう。

 邪魔者を排したギリスはメイアと背中合わせで立ち、4度目となる必殺合体技「デッドフューチャー」をぶちかますコイツらのTPはどれだけあるんだ!?

 先ほどの再現の様にメカ円堂は「ペンギン・ザ・ハンド」で迎撃する。だが先ほどのダメージが残されている状態で受けた「デッドフューチャー」を今度は止めきれず、ゴールこそ防いだものの自らはゴールネットに叩きつけられてしまう。

 こぼれて転がったボール、その先には今メカ円堂をぶっ倒したメイアとギリスのコンビが……! 2人は今度こそとどめとばかりに、彼らの化身「情熱のラヴァーズ」を降ろす。

 両肩から煙を上げながら、メカ円堂が立ち上がる。「まだやれる!」と叫ぶ彼のスピリッツは確かにそのモデルとなった男のものを受け継いでいた。両腕を天に突き上げ、その目が光る。なんと彼はメカの身でありながら化身を喚(よ)び出そうとしているのだ(パーフェクト・カスケイドたちも化身ぽいの喚んでたけど)。




 メカ円堂の化身「英知の王ブングオー」。その名の通り、鉛筆やコンパス、ホチキスなど文房具がモチーフとなっている。何でサッカーに文房具やねんと思っていたのだが、この化身もコロコロコミック読者の考えた化身だという(後述)。身近な文房具で化身を思いつくところは微笑ましい。個人的に目と口髭(くちひげ)がハサミになっているところがデザイン的に素晴らしいと思った。


サカマキ「これがメカ円堂の最終装備だ!!」


 自分が作らせたわけで自慢げに言いたいのは分かるけど、サカマキがそのいぶし銀の声で真面目にメカ円堂のことを語ると笑えてくるから止めて(笑)。



 メイアとギリスはメカ円堂の化身に構わずシュートする。ロボットの化身など吹き飛ばすつもりで放たれたその化身シュートに必死に抗うメカ円堂の化身。



 メカ円堂にこれまで蓄積されたダメージが彼を蝕(むしば)む。機械の身体だから自然治癒(しぜんちゆ)しないもんな。至るところからショートした電磁を発し、負荷に耐えかねた両肩が爆発する。そしてついにメカ円堂は爆散してしまう!!


 メカ円堂のその壮絶な最期(さいご)は、これまで「俺が俺が」だったザナークの心すら動かすほどのものだった。主(あるじ)の居なくなったチーム02ゴールには、メカ円堂の形見のように赤いバンダナがゴールバーにしばし留まって爆風の名残にその身をはためかせていた……。


 絶対の自信を持って放ったシュートを止められたメイアとギリスだが、まだボールが生きていることに気付いて、貪欲(どんよく)にゴールを目指す。メカ円堂を殺しておいてこの態度は勝利に賭ける思いの表れだが、あまりにも凄まじい。前回のバカップルが嘘のようだ。

 キーパー不在のゴール、シュートされたらそれだけでゴールが確定してしまう! 普通に押し込むだけでも得点が確実視されるというのに、メイアとギリスはここで手を抜かず、5度目となる「デッドフューチャー」を撃つ! 何という容赦のなさ。




 無人のゴール、だがそこに駆け込んでチームの危機を救ったのは……なんとザナークだった!!



 ゴールラインぎりぎりまで押し込まれながら、ザナークはそのゴリラ並みのパワーで「デッドフューチャー」を止めた! 守りのことなど一切考慮しなかったザナークの、まさかのチームプレーだった。


ザナーク「止めたぜ! ジジイ、見たか? 見たなぁ? 俺様の力を!!」


 やはりザナークは大介に言われたことが気になっており、その彼を見返すために行動したのだ。その執念とも呼べるプレーに天馬は驚愕するが、大介は「困った奴だ」と呆れた口調で言い放つ。まだザナークを認めようとしない大介を、天馬は意外そうな表情で見つめる。


 ザナークからボールを奪おうとするメイアとギリスを力で抜き去って突進するザナーク。目指すものは逆転のゴールだろう。



 そして他の選手たちも次々と吹き飛ばし、無人の荒野を駆けるがごとく突進を続ける。ゼイクを反則ギリギリのショルダーチャージで始末してシュート体勢に入るザナークだったが、ここでまたも例の発作が……。ゾタン(CV:金野潤)とミスタ(CV:不明)が詰め寄る中、無理やり放たれたシュートはブーフウの身体ごとゴールネットに突き刺さる! ザナークらしく豪快な、あまりに豪快なゴールだった!



 ついにゴールを決めたザナークは得意そうに笑う。そしてその瞬間、試合終了のホイッスルが鳴る。メカ円堂の壮絶な最期からの劇的な逆転ゴールにより、ラグナロク第2試合はエルドラド側のチーム02が勝利を収め、これで勝敗は1対1となった。

 勝利が決まり、感慨深げにその喜びを噛み締める神童。ふと見ると、アルファ、ベータ、ガンマの3人がこちらを見て微笑んでいた。彼らと勝利の喜びを共有したことに神童は満足そうに笑う。


 観客席では先に敗戦したチーム01の選手たちが神童たちより喜びを爆発させていた。これで望みがつながったということで、負けた責任を感じていた彼らにとっては特に嬉しい勝ちだったのだろう。自分よりも年下ながら神童に心酔する三国は涙を浮かべてこの勝ち戦を喜ぶ。


 そしてこの勝利はこの後に戦うこととなる天馬たちにも当然喜びをもって受け止められる。次の自分たちの戦いで命運が決すると、天馬や信助も気合いが入る。葵もこの勝利に力を得た心持ちで「わたしたちも勝てますよね?」と大介に尋ねる。当然ながらそれを肯定する言葉が帰ってくるものと思っていたのだが、大介は意外な言葉を吐く。



大介「……このままでは、いかんな!」



 一方、思わぬ敗戦を喫したフェーダの皇帝、SARUの元には協力を断ったもののラグナロクを観戦していたヴァンフェニー・ヴァンプ(CV:笹沼尭羅)とガルシャア・ウルフェイン(CV:関智一)がやって来る。

 SARUとしては嫌な連中が嫌なタイミングでやって来たと思っていただろうが、そんなことはおクビにも出さずに「彼らもセカンドステージチルドレンの遺伝子のルーツなのだから、これぐらいは勝ってもらわないと」と嘯(うそぶ)く。



 ヴァンフェニーはこの試合で決勝点を挙げたザナークをエルドラド側に取られたことが悪かったのではないかと語る。これは暗にザナークを放任したSARUを責めていると受け取れる発言だ。

 ここで意外にもガルシャアがSARUを擁護する。SARUもフェイ・ルーン(CV:木村亜希子)をエルドラド側から引き抜いたのだから、おあいこだと言うのだ。

 SARUはなおも企(たくら)みがあるかのように不敵に笑う。それはガルシャアからフェイの名が出て、それを受けての態度のように思われた。



 試合が終わり、人影のなくなったラグナロク・スタジアム。その一角にプロトコル・オメガユニフォームを脱いで元の姿に戻ったザナークが佇(たたず)んでいた。

 そこに葵がやって来る。彼女の小物入れから大介が現れる。ザナークは彼が自分の決勝ゴールなどの活躍を見て、自分を認めに来たのだと見当を付ける。

 だが大介の口から聞かされたのは、まだ力を出し切っていないという苦言であった。ザナークはそんなわけが無いと反論するが、大介にはすべてがお見通しであった。ザナークが自分でも御することが出来ない力があるということも(大介はそれを「暴れ馬」と表現する)。

 そして大介はザナークが以前起こった力の暴走を恐れているのだと鋭く追求する。すべてを見透かされていることに気付いたザナークに追い討ちをかけるように、大介の説教は続く。力の暴走を恐れてその力をセーブして戦っている限り、時空最強イレブンにはなれないと説く。

 力を押さえ込むのではなく暴れ馬を乗りこなす技量が必要だと諭(さと)され、ザナークはオウム返しにその言葉を問い返す。


ザナーク「暴れ馬を乗りこなす……?」


 ザナークの性格をよく知る大介はそこで彼をさらに挑発する手に出る。ただの荒くれ者のお前では力をコントロールすることなど夢のまた夢だとザナークをけちょんけちょんに貶(けな)す。怒り出したザナークに対し、大介はさらに反論しようのない正論をぶつ。


大介「力はコントロール出来てこそ、本当の力なのだからな!」


 本来のポテンシャルを活かせないことを「宝の持ち腐れ」とまで表現され、ザナークは言葉もない。

 だがここであっさり屈しないのがザナークの悪いところであり、また良いところでもある。不敵に笑い出したザナークは「そう言うと思ったぜ!」といつもの口癖で返す。そして大介の望み通りのサッカープレーヤーになってやると言い捨て、愛機の赤いエアバイクに乗って去って行く。



「俺が暴れ馬を乗りこなすまで、時空最強イレブンの座は空けておけ!」


 挑発に見事に乗せられたザナークを見送り、世話が焼けると大介は呆れた口調で語る。大介の方針に賛同しかねた葵はザナークがどこかに行ってしまったことを心配するが、大介は放っておけとつれなく言い放つ。ザナークの前に立ちはだかる壁は彼自身でしか乗り越えることは出来ないのだ。そしてそれを乗り越えることが出来たとき、そのとき彼は11番目の時空最強イレブンとして帰ってくるのだろう。



 スタジアム内、待ち合い通路の椅子に腰掛ける神童の元に天馬がやって来る。神童の勝利を祝福する天馬に、神童も穏(おだ)やかな笑顔で応じる。

 そこに意外な連中がやって来る。それはアルファ、ベータ、ガンマ、エイナムの4人だった。神童はアルファ、ベータ、ガンマの名を呼び、勝てたのはお前たちのおかげだと心から感謝の言葉を告げる。感動的に良いシーンなんだけど、一人だけ名前を呼ばれなかったエイナムくんの立場は?



 さんざん迷惑をかけたはずの神童から「ありがとう」と言われ、さも意外そうな表情で見つめ合ったガンマとベータが可笑しい。だが一瞬の後「別にあなたたちのためにやったわけじゃありませんけどね」と典型的ツンデレセリフを言うベータちゃん。


 ベータに続いて憎まれ口を叩くガンマだったが、その口調には試合前の時のような棘(とげ)がなく、場を和(なご)ませる冗談めいた雰囲気に満ちていた。そんな2人の様子を神童は微笑をたたえて見つめる。

 そして2人ほど感情を表に出さないアルファが語り出す。自分はあくまでも任務を遂行しただけだと語るその内容は怜悧(れいり)で冷たい印象を受ける。「だが」と続ける彼の語りには、確実に感情がこもっていた。

 胸を押さえながら、彼の胸に渦巻いていた棘のような感覚が神童とプレーする過程で消えてしまったことを語るアルファ。その感情が何だったのか自問するアルファの言葉を聞いて、天馬はかつて雷門を敵視して戦いを挑んで来たプロトコル・オメガの姿を思い浮かべる。

 そして天馬はアルファのその感情を「悔しかったんじゃない?」と結論づける。サッカーで負けたことが悔しかった、でも今日良い試合をしたことでその感情が氷解したのだろうと天馬は熱っぽく語る。

 アルファにとってサッカーとは戦いの手段であり、そのような様々な感情が湧いてくる類(たぐ)いのものではないはずだった。だがそれもいつの間にか変わっていたのではないかと側近のエイナムに告げられ、アルファもようやく納得したようだった。


天馬「サッカーのこと、ちょっとは好きになった?」
アルファ「イエス


 これまでのアルファなら間違ってもそうは答えなかったであろう。それが天馬の言葉に即答した。かつて沖縄で天馬からサッカーを奪おうとした際、サッカーは苦痛だという感情を植え付けようとしたあのアルファが……。

 アルファの返答に心から嬉しそうな笑顔を浮かべる天馬。他のルートエージェントたちからも笑顔を向けられ、頑(かたく)なに感情を表に出さなかったアルファの顔にも笑みが浮かぶ。レイ・ルクとほとんど変わらないほど感情を露わにしなかったあのアルファが……。



 今こそ彼らは本当の「仲間」になれたのだ。戦いの道具に過ぎなかったサッカーの喜びを知ったという意味では、彼らも今戦っているセカンドステージチルドレンと同様で、天馬たちに救われた存在と言えるのかもしれない。


 神童は天馬の肩を叩き、次はお前の番だと、最終戦を託す後輩にエールを送る。天馬も先輩の意気に応えるべく、力強く勝利を誓う。神童をはじめとするチーム02から受け取ったものは単なる勝利だけではなかった。サッカーに対する思いという何よりも心強い援護を受け止め、天馬は最終決着の戦いに臨む。



 次回に続く



  エンディング




 何とかチームがまとまって、勝利を掴むことが出来たチーム02。神童も胃が痛くなる苦難を乗り越え、新しい「神のタクトFI」という能力まで身につけた。なんだかますます天馬以上にキャプテンにふさわしくなっちゃった気がするけどね。試合後のアルファ、ベータ、ガンマたちとの和解のシーンは本当に良かった。ストレスで穴の開きそうだった神童の胃壁が一気にふさがったんじゃなかろうか? アルファ、ベータ、ガンマ3人の合体シュートがあったのも予想が当たって嬉しい。


 あと二階級特進のメカ円堂さんに敬礼。



 ザンには負け、ギルには勝利という展開も私が予想した通りでちょっと嬉しい。次は第3試合なのだが、敵チームであるチーム・ガルにはフェイの姿が……。チーム・ガルの姿が見えるオープニングに選手の数が足りないと思っていたが、やはりそこにフェイが加入するということになるらしい。




 チーム・ガルには10人しか選手がいなかったことには最初から気付いていた。ただその段階ではSARUが加入する可能性も考えられたのであえて言わなかったんだよね。ガル、女性選手2人は確定かな? 後ろのメガネの子とツインテールの子。キーパーの選手がどっちか分からないけど、目つきを見ると多分男かな。


 フェイと戦うということは、それだけで天馬にとってかなりのプレッシャーになると思われる。折れない心で勝利すること、それが結果的にフェイを取り戻すという目的に合致するはずだ。天馬は心を鬼に出来るかどうかが問われるだろう。

 またその試合を外から見つめるしか出来ない黄名子の心情はいかばかりか? フェイにとって特別な存在の彼女がその正体を明かすのはこの試合中なのかもしれない。


 目に見える今の展開だとSARU自身の登場が無くなりそうなので、もしかしたらさらに何らかの形で戦いが続くのかもしれない(ガル戦が引き分けになるとか)。どういう展開になるのか本当に目が離せない。クライマックスに向けて本当に楽しみでそれでいて心配で、とにかく目が離せないのだ。




 今回登場のメカ円堂、必殺技の「ペンギン・ザ・ハンド」、化身「英知の王ブングオー」はいずれもコロコロコミックのコンテストで選ばれたものだった。メカ円堂の弱点のスイッチは応募作品に書かれていた、とか「ペンギン・ザ・ハンド」の使い手はハゲなのか? などなど、意外で楽しい秘密が明らかに。でもアニメで自分の考えたキャラが出てくるって、本当に羨ましいなぁ。私も次回があったら応募しようかな? 年齢制限ありそうだけど、嘘ついて(ウソ)。



  次回「フェイが敵!?」に続く。



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