【Wikipedia風】 『ダンボール戦機W』登場人物キャラクター紹介 【ウソ30%】

 今年の年末、劇場版『イナズマイレブンGO』VS『ダンボール戦機W』が公開される。

 この両作品は共にゲーム製作会社・レベルファイブのメディアミックス的アニメ作品として、同じ水曜日夜7時から8時までのテレビ東京系列の放映時間帯を占めている。日頃は『イナズマイレブンGO』を観ての感想をこのブログに著している私だけど、もちろん『ダンボール戦機W』の方も観ているし、大ファンでもある。皮肉なことに『イナズマイレブンGO』と放映日が一緒というのがネックとなり、感想文を書くということが出来なかったのが残念でならなかったぐらい(あの分量の感想文を続けざまに書くことは不可能なので)。

 そこで両者が直接物語に絡む映画公開を期に、イナズマのファンの方にも『ダンボール戦機W』の面白さを伝え、あわよくばファンになってもらいたいと思う。かつて書いた『イナズマイレブンGO』のキャラ紹介のウソだらけの記事がありがたいことに好評だったので、こちらでもやってみようというわけだ。


  • 2013年1月6日、コブラの項目を追記。
  • 11月21日、オーウェン・カイオスの項目を追記。
  • 11月9日、宇崎拓也の項目を追記。
  • 11月5日、クラウディア・レネトンの項目を追記。
  • 11月4日、アルフェルド・ガーダインの項目を追記。
  • 10月25日、檜山真実の項目を追記。
  • 10月18日、古城アスカの項目を追記。
  • 10月17日、灰原ユウヤの項目を追記。
  • 10月11日、風摩キリトの項目を追記。
  • 10月8日、山野淳一郎の項目を追記。
  • 10月3日、大空遥の項目を追記。
  • 9月30日、オタクロスの項目を追記。
  • 9月29日、ジェシカ・カイオスの項目を追記。
  • 9月25日、アラン・ウォーゼンの項目を追記。
  • 9月21日、仙道ダイキの項目を追記。
  • 9月20日、Dr・マミーの項目を追記。
  • この記事は書きかけです。ストーリー進行に合わせ、内容が変わることがあります。
  • 予告なく画像も含めて思いっ切り改編することがあります。

イナズマイレブンGO』のキャラ紹介】

【これまでの大体の内容紹介】
 舞台は2051年の近未来。LBXと呼ばれる名の小型ロボットを知的スポーツとして駆使して戦う主人公たち(つまり、「プラレス3四郎」現代版)。だが本来はホビー用であるLBXを兵器として悪用しようという悪の組織の陰謀に巻き込まれ、それら敵たちと戦ってその野望をくじくのが主人公たちの目的となって行く。『イナズマイレブン』シリーズと比較しても人死にが結構出るという子供向けアニメにあるまじきシビアな展開。もとは強化ダンボールの中で戦うという設定でこのタイトルだったのだが、最近はその辺の設定はおざなりがち。敵組織がめまぐるしく入れ替わるどんでん返しが多い展開だが、悪人は一目見ればわかるぐらい凶悪さが顔に出ているので見分けるのは簡単だ。安心して欲しい。

 ちなみに主人公たちが所属する組織名は「NICS(ニックス)」。それに敵対する組織名は初期=「ディテクター」、中期=「オメガダイン」、後期=「A国副大統領及びそのシンパ」となる。大変ややこしいが、一応覚えておこう。


 味方キャラ(正義側)は青敵キャラ(悪、及び仲間にならない強烈なライバル)は赤で名前を表記します。




 言わずと知れた本作の主人公。いや、本作のみならず『イナズマイレブン』においても主人公であり、レベルファイブ全作品中でも最高の人気キャラ。何をやっても完璧超人で、あらゆる物事に関して神。日野社長の思惑をも超えて活躍するただひとりのキャラクター。イナズマジャパンのキャプテンとしてサッカー界の頂点を極めた後、次の神々の遊びとしてLBXバトルを選んだという。エジプトで出会った大空ヒロと戦って敗れるが、もちろんわざと。スレイブプレイヤーになっていたのも全部わざと。俺たちの五条さんが負けるわけねぇだろJK。唯一の弱点はナイーブで人見知りする気質。それを補うためにいっこく堂もびっくりの技術でLBXを腹話術の人形のように使いこなす。そんな彼がヒロとだけは普通に会話する態度から、にわかに「ヒロの父親?」疑惑が沸き起こっている(私の脳内で)。主人公なのに全然出番がないのは何故? 使用LBXはシン・エジプト。



 前作からずっと皆勤で登場し続ける本作の裏の主人公。14歳。中学2年生。父親はLBX開発者である科学者・山野淳一郎。寝相が悪く、後ろ髪に信じられないほど凶悪な寝癖をつけていて、危険を感じると逆立たせて敵を威嚇する。だが普段の性格は温厚で誰に対しても礼儀正しく、人間的には敵を作りそうもない、とても良い子。第1話から皆勤で登場している分、戦いに巻き込まれる回数も多く自機LBXを壊しまくるのだけど、その都度父親のひいきで最新鋭の機体をゲットするというズルいチートポジション(略してチーポジ)。そのせいもあって、LBXバトルでは無類の強さを見せアルテミスやアキハバラキングダムといった大会で優勝する。あからさまに親の七光りでズルいんだけどその性格の良さと要領の良さ、世話好きな面も合わせ、自然と仲間内ではリーダーとなる。使用LBXはエルシオン→イカロス・ゼロ。


  • 大空ヒロ(おおぞら ヒロ CV:下野紘


 本作から登場の同じく裏の主人公。13歳。中学1年生。プラレス3四郎で言うところの素形3四郎ポジション。母子家庭の上、研究者の母は幼い頃から家にいないことが多く、その寂しさを紛らわせるために特撮ヒーロー「宇宙英雄センシマン」に、傍目(はため)からはちょっとヤバイんじゃないかと思えるほどフェチ並みに入れ込む。憧れが嵩じてついにはセンシマンのコスプレをしてLBXバトルに臨み、周囲を心底呆れさせる(同じ趣味の灰原ユウヤを除く)。これまでLBXで遊んだ経験はなかったが、得意だったゲームの要領で上手く使いこなす天才設定。猖獗(しょうけつ:ここでは「絶対的集中力」の意)して戦闘モードになるとバンですら敵わないほど。他に短時間の予知能力も持つというエスパー設定と、かなり最強の座を窺うに十分のゲタを履いている。母譲りのダサかったグリグリメガネは外したが、同じく母譲りのアホ毛は健在。使用LBXペルセウスイカロス・フォース。



 本作から登場の物語のヒロイン……の割にはちょっとガサツ。でもそこがイイという13歳。中学1年生。チャームポイントは先が破裂したような形状のポニーテール。空手の達人で、大会で優勝経験アリ。実家は空手道場。プラレス3四郎で言うところの吹雪今日子ポジション(あっちは柔道だけど)。LBX抜きの純粋な腕っぷしではおそらく作中最強の生物。バンと出会うまでLBXの実戦経験はほとんど無かったが、その高い格闘能力をそのままLBXバトルに生かしてメキメキと頭角を表す。見た目通りのメチャクチャ勝気な性格で、たいがい躁方向に暴走気味。仲間の忠告を受け付けず、ガン付けで黙らせることもしばしば。常に全力ではっちゃけまくる、女版あばれはっちゃく。だがそこがイイ。使用LBXミネルバミネルバ改。



 前作から登場のLBXプレイヤー。バンの親友。14歳。中学2年生。おそらくモデルはセーラーマーキュリー水野亜美)。優等生でLBXの知識も詳しく、チームのブレーン的存在。ただ不幸なことにヒゲの下駄履きの老人に執拗にストーキング行為を受け、殺意の波動に目覚めるほど悩んでいる。あと不動だったヒロインポジションをランに取られたことも穏やかではない様子。パンダの着ぐるみを着ていたスレイブプレイヤーだった頃のことは彼女にとって早く忘れたい黒歴史。そんなものはなかった。使用LBXはパンドラ。


  • 青島カズヤ(あおしま カズヤ CV:浪川大輔


 前作から登場のLBXプレイヤー。バンの親友。14歳。中学2年生。……なのだが、スレイブプレイヤーとしてさらわれた以前の面影はまったく残っておらず、再登場時にバンが「カズ」と呼びかけた時は全視聴者の度肝を抜いた。映画予告では顔を出していたが、みんな新キャラ登場だと思って疑っていなかった。バンはよくこれがカズだと気付いたな。Dr・マミーよりも「何があったの?」と聞きたい相手。貧弱な外見がムキムキマッチョになってしまったことから、再登場までの主食はプロテインだったと推察される。LBXバトルでは遠距離から姑息に攻撃するのが得意のスナイパータイプだったのだが、ムキムキマッチョになった影響か、その戦闘スタイルも変貌した。あまりの変わり果てぶりに、私は今でもコイツは「カズではない何者か」説を捨て切れない。使用LBXはアキレス・ディード。

 

  • 海道ジン(かいどう ジン CV:小田久史)


 前作から登場のLBXプレイヤー。バンのライバルにして友人。14歳。チャームポイントはツートンカラーの髪の毛。祖父はどう見ても小泉純一郎。つまり父親は孝太郎か進次郎。孝太郎だったら何だかがっかり。中学2年生なのに無免許の天才外科医を勤め、その傍らLBXバトルもやっているというマルチ人間。とてもクールな性格で感情を表に出さない。ものすごい危険な状態でも感情を込めずに冷静な顔で話すので、あまり深刻さが伝わらない(例えば『バンくん、あと5分で人類が滅亡する』とかビックリマークもなしに素の表情で言う)。そういう意味では迷惑な存在。前作ではバンの敵として現れたが、天才外科医との二足のわらじは厳しかったらしく、そっちの方でドクター・キリコとの戦いに専念するためこっち側ではバンと和解する。使用LBXはトリトーン。偶然にもネタ的に手塚治虫つながりで収まった(「ブラックジャック」と「海のトリトン」)。
 
 天才外科医だった頃のジン。


  • 灰原ユウヤ(はいばら ユウヤ CV:梶裕貴


 前作から登場のLBXプレイヤー。14歳。前作では敵組織であるイノベーターに洗脳され、ものすごい厨二な精神状態で現れる。ジンの尽力(シャレ)により解放され、1年の時を経た現在の精神状態はかなり安定している。キングオブ厨二の称号は風摩キリトに譲るものの、そのキリトに執拗に付け狙われて困り果てる。因果応報か? 前作で人体実験的な行為をされていた反動からか、娯楽を求める傾向がある。ただ変な友人のせいでコスプレやオタク趣味に染まってしまう。ある意味登場人物中、一番の常識人でまともな性格だったのに残念だ。LBXバトルの先輩としてランやジェシカのコーチ的な役どころも務めていたが、やんちゃで気の強い彼女たちは10回中9回は指示を無視して手を焼かされていた。おとなしい性格の彼では無理もない。使用LBXリュウビ。



 本作から登場のLBXプレイヤー。NICS長官、オーウェン・カイオスの娘。15歳。LBXプレイヤーとしての能力は高く、初対面のバンと互角の戦いを演じた。金髪にそばかす、テンガロンハットとこれ以上は無いと断言しても良いぐらい典型的なヤンキー娘(不良的な意味じゃなく)。そのツインテールは色合いも相まって見事なまでのフォックステール。モフモフにモフりたい。彼女もヒゲの下駄履きの老人にストーカーされているが、さすがアメリカ人だけあって持っている銃で威嚇、撃退する。一度見たものを忘れない、いわゆる「絶対記憶」の持ち主で、その辺にも非凡さが窺える。長官の娘(権力)、美人(美貌)、絶対記憶(天才設定)と三拍子揃い、一見非の打ち所がない。だが実はものすごく思い込みが激しい性格で、そこが弱点。ホモが自分越しにヒロを熱い視線で見つめているのを自分が惚れられたと勘違い。後に誤解が解けるのだが、自分の勘違いだったくせにホモを逆恨みして責任を転嫁、猛攻撃をかけるという自分勝手ぶりを発揮(冷静さを欠いたせいか、その戦いは返り討ちにされる)。まぁその辺もアメリカ人女性らしい気はする。使用LBXはジャンヌD。これはジャンヌ・ダルクを意識しての命名だと思われる。


  • 古城アスカ(こじょう アスカ CV:白石涼子


 本作から登場のLBXプレイヤー。14歳。「俺」という自称に騙されがちだが、おにゃのこ。ただしなぜかヒゲの下駄履きの老人にストーカーされることはない。チーム戦OKの第4回アルテミス大会にたった一人でエントリーし、郷田・仙道チームを撃破し、更にはバンやヒロを抑えて優勝した強者。だが見方を変えれば組んでくれる仲間のいないぼっちプレイヤーでもある。スレイブプレイヤーから解放された後、特に理由も無くなんとなくNICSに協力する。画面に登場しない弟がいる。使用LBXのバンパイアキャットはその弟が作製したらしい。好物はトマトジュース。バンパイアというキャラ立てのためか、いつもリットル単位で飲んでいる。


  • オタクロス(CV:田久保修平)


 そのヒゲの下駄履きの老人ストーカー。本名、年齢不詳。語尾に特徴のある喋り方をするデヨ。女性と見れば女子中学生から人妻(ヒロの母)まで見境なくストーキング行為に及ぶ犯罪予備者……というか犯罪者。公安はマークした方が良い。アキハバラでカリスマ的な名声を誇るハッカーでもある。この点でも犯罪者。だがバンたちと行動を共にするようになってからは、基本的に悪い相手以外にはハッキング能力を使用してはいないようだ。その高いハッキング能力、そしてLBXを始めとするオタク道に対する博覧強記(はくらんきょうき)ぶりは多数の弟子とも呼べる後継者に慕われ、彼らのLBXチーム・オタレンジャーのリーダーをも務める。それらオタクたちをまとめる統率力とカリスマ性は持ち合わせているようだ。だが時として弟子を見捨ててまで限定フィギュアの購入に血道を上げるという面も見せ、その割り切り方も実にオタクの王に相応しい。好きなものは女性型フィギュア、嫌いなものは幼稚園児。使用LBXはパーフェクトZX4。ただNICS加入後は前面で戦うことは減り、バックアップに回ることが多い。



 前作から登場のLBXプレイヤー。高校1年生。見ての通り、本宮ひろ志の漫画に出て来そうな昭和の番長。2051年という物語設定の100年ぐらい昔のアナクロニズムバンカラさだ。こう見えて父はLBX開発会社のひとつ・プロメテウス社の社長なので、実は勝ち組のお坊ちゃん。力こそすべての思考回路で、使用するLBXも力押し一辺倒。バンとの戦いに敗れその軍門に下る。そういった気風(きっぷ)の良さまで番長らしい。番長として多数の子分を従えていたが、『W』になってその辺の設定は無かったことにされている。ライバル校の番長である仙道が大嫌いで、LBXバトルでも張り合う。使用LBXはハカイオー絶斗。


  • 仙道ダイキ(せんどう ダイキ CV:勝杏里


 前作から登場のLBXプレイヤー。郷田のライバル。占い厨ですぐにタロット占いに頼る性向。だがその的中率はものすごく、いっそ占い師になった方が大成しそう。ピエロ厨でもあり、LBXも常にピエロを模したジョーカー系を好む。好きすぎて3体同時に使用したこともあるほど。プレイヤーとしての能力もそこそこ高いが、郷田との舎弟を賭けた勝負で敗れるなど、肝心の場面で力を発揮できないタイプ。最近は腐れ縁的に郷田と組むシーンが多いが、性格は正反対なので互いを蛇蝎のごとく嫌っている。じゃあなぜ組んだ? 好きなものはツンな郷田。嫌いなものはデレた郷田。使用LBXはナイトメア。



 事故死した兄の後を襲ってタイニーオービット社社長に就任するが、ディテクターLBX暴走事件を受けて解任されるように辞任。懇意にしていた美人秘書(メガネ)を失うという、ある意味ディテクターの引き起こした事件の一番の被害者。元社長という立場でもあり、その目立つ外貌とカッコ良い声、右向きの時も左のモミアゲがモロに見えるなど組織のリーダー的センスに恵まれ、NICS加入後においてもバンたちを率いるグループのリーダーを務める。事件解決後はタイニーオービット社社長に返り咲き、メガネ美人秘書も取り戻してご満悦。中の人は財前・日本国総理大臣と同じ人なので同時にはほとんど出てこない。


  • 山野淳一郎(やまの じゅんいちろう CV:小松史法)


 LBXの開発者でバンの父親。後ろ髪のはね方が確かにバンに似ている。嫁は美人。バンの戦いに陰に日に援助をしまくる過保護なお父さん。LBXの開発者だけあって自身が操作してもかなりの技量で、その身分を偽ってマスクマンのLBXプレイヤー「マスクドJ」として大会に参加し、バンのフォローに回ったこともある。ディテクター登場時は配下のコブラマングースをバンやヒロ、ランのもとに派遣してバックアップさせたが、実は彼こそがディテクターの首領「仮面の男」だった。本当の敵(オメガダイン)を炙り出すための必要悪的手段だったという方便があるとはいえ、アミやカズなど多数のLBXプレイヤーを誘拐したり、LBXのブレインジャックを行い世界を大混乱に陥れた。なんちゃって悪の組織を運営するよりも、ひとこと説明すれば済むと思うのだが……。回りくどくやらかして周囲に迷惑をかけるタイプ。LBXを愛するバンにキレられてシュンとなり、以後は協力を約することになる。世界を救うという行為に成功すれば、おそらくディテクター時代の罪は赦免されると思われるので、必死で頑張っている。


  • 大空遥(おおぞら はるか CV:遠藤綾


 ヒロのおかん。日頃かけているグリグリメガネと白衣からも分かるように、典型的な科学者。人工知能の研究にかけては世界的権威だが科学者の常として「のめり込む」タイプでもあり、子育てや家庭のことをなおざりにしてしまい、ヒロを幼少期から放ったらかしにすることが多かった(いわゆる軽度のネグレクト。そのせいで息子は極度のオタッキー趣味に走ってしまう)。物語序中盤の伏線の張り方からして地球征服を狙うオメガダインに騙されて働いていると思われていたのだが、実はオメガダインの野望を知りつつ協力していたという真性のマッドサイエンティストぶりを発揮。ヒロたちだけでなく視聴者まで大いに驚かせた。ヒロに「科学者失格」と言われたことを「マッドサイエンティストとしては合格」と脳内解釈し、その言葉に満足して以後は息子の属するNICSに協力することになる。科学者同士、バンの父とは気が合うようだ。髪の色とアホ毛、そして極度の近眼という点はヒロに遺伝されている。やはりこの2人は親子だ。



 山野淳一郎博士の部下。本名不詳。サングラスに変な髪型とあからさまに見た目が怪しく、初登場時は敵か味方か分からなかった。宇宙海賊という別の顔を持ち、左腕は義手でサイコガンが仕込まれている。当然葉巻と美女が好物だ。マングースという名の相方がいる。名前で分かる通りマングースとは極めて仲が悪い。アゴがケツ状に割れている。


  • 風摩キリト(かざま キリト CV:平川大輔


 本作でも有数の厨二。年齢は不詳だが本当に中二であってもおかしくない。初期のジン、仙道、前作の悪役・神谷コウスケの3人のヒネた性格を足して3を掛けたぐらいの極悪な性格。いつも暗い部屋で体に悪そうな炭酸飲料水を愛飲している。アラン・ウォーゼンに見出され、オメガダインのテストプレイヤーという立場にあるがニートと見間違われても仕方がないような生活ぶり。LBXの操作のみならず改造に関しても造詣は深い。その能力を持ってして強い奴とLBXバトルをしたいというスト2のリュウのような願望を抱き、バンたち、特に灰原ユウヤを執拗に追い回す。ここまで見ればかなり異常な厨二病のようだが、後付けながら最近その厨二の理由が明かされつつあり、やっぱり根っからの悪人じゃないんだと思わせる設定に移行しつつある。エイミーという恋人を事故で失い、その心を持ったアンドロイドを作るためオメガダイン社に協力する。だがその制御システム「パーフェクトブレイン」はLBX強化にしか使用できないものだった。騙されていたことに気づき、腑抜け状態となってしまう。使用LBXはジョーカー・キリトカスタム。



 正体は日本の政治家で自民党前総裁。いわゆるローゼン閣下なのだが、作中では仮の姿のためにもじってウォーゼンと名乗る。LBX管理機構「オメガダイン」の総帥として暗躍し、NICS、及びディテクターと三つ巴の戦いを繰り広げる。常にべらんめぇ口調。ゴルゴ並みの狙撃能力を持ちオリンピックにも出場。達筆だがなぜか漢字の読みが弱点。アニメや漫画が好きで秋葉原では大人気という俺たちの味方(でも作中では悪役)。物語中盤ではこれぞラスボスという風格で、声も渋かった。だがA国副大統領アルフェルド・ガーダインの陰謀に巻き込まれ、前回総選挙で民主党に「友愛」される。



 真面目な話、この画像の人がモデルになったであろうA国大統領。本名はユーリヤ・ティモシェンコ。女性元首らしく平和主義者で、LBXの平和利用を含めその理想に向けての政策を推し進める。意見を異にする副大統領のガーダインに裏切られるが、そのガーダインを副大統領に任命したのは他ならぬ彼女なわけで、人を見る目がなかったと言わざるを得ない。宥和的理想政策の限界か。ただガーダインの脅しに屈せず、命を賭しても曲げないその崇高な信念は本物。



 次世代国際宇宙局「NICS」の長官であり、ジェシカ・カイオスの父親でもある。副大統領ガーダインの野望を突き止め糾弾するが、特に対策を練らずに思いつきで行動したため、クラウディア大統領ともども拘束される。大統領涙目。このように特に何が出来るという訳もなく、ジェシカの父という一点が存在理由であり存在価値。


  • アルフェルド・ガーダイン(CV:相沢まさき)


 A国副大統領。テロ組織を徹底撲滅する強硬派の立場を取るが、それは自らが政治権力を掌握するためでもあった。普段から悪い顔してたし、さらに中の人は『イナズマイレブンGOクロノ・ストーン』でも悪役を演じる人なので、当初からコイツが黒幕だと視聴者はみんな気付いていた。だが彼自身も権力を持たないがために無実の罪を着せられて破滅した政治家の父親の無念を晴らすためという大義を持っていた。ダン戦の世界は悪役も必ずこういう同情すべき点が描かれていて困る。自身の野望を叶えるためにクラウディア大統領に反逆するが、彼自身も真の黒幕・Dr.マミーこと山瀬まみ檜山真実に利用されていた。使用LBXはゼウス。


  • Dr・マミー(ドクター・マミー CV:東地宏樹


 正体は前作のラスボス・レックスこと檜山蓮(ひやま れん)。28歳。外見が大きく変わったキャラではあるが、カズほどではない。正式に正体を明かしたのは引っ張りに引っ張った後の31話だが、初登場時から中の人的に「正体はレックス」と赤字・アスタリスク付きで書いてあった。大事故の責任を負わされた父親を失意のうちに失っており、世間を思いっきり恨んでいる。世界を破滅させようと首脳が集まるNシティ(ニューヨーク)に航空機テロを仕掛けるが、バンたちの活躍で自分だけが爆発に巻き込まれるといううっかりテロリストぶりを発揮。死亡したと思われていたが、全身を包帯まみれ、車椅子に乗る身体になりながらも復活。再び敵としてバンたちの前に立ちはだかる。彼の恨み自体も逆恨みなのだが、それを自覚していない、いわゆる真性厨二病を発病。本物の中2のバンたちをうんざりさせる毎日を送る。間違いなくDQNだがLBXの深い知識と怪我人と思えないアクティブな行動力がやっかい。キラードロイドというLBXの概念をはるかに超える強力な兵器を操る。【追記】下記参照。


  • 檜山真実(ひやま まみ CV:芝原チヤコ)


 Dr・マミーに関してあまりに完全に騙されたので書き直すことを諦め、書き足すことにする。まぁ見事に騙されたというか、Dr・マミーの正体はレックスの妹だった(レックスは本当に死んだらしい)。ただこう見てもカズほど変わってるとは思えねぇ。中の人で騙された感じ。あと男性ホルモンの多すぎに騙された感じ。マミーというのも真実(まみ)という名の語呂合わせという恐るべきシャレオチ。恐るべし日野社長。兄の無念を受け継ぎ、兄以上に強い社会への恨みを晴らすためガーダインやウォーゼン、風摩キリトらを騙して人類滅亡という野望を遂げようとする。本作で視聴者を含め、一番多くの人たちを騙した黒幕。骨髄に達した恨みが怖い顔に出ている。幼い頃は可愛い顔をしていたというのに……。最後は人類への可能性を見出した生前の兄の本心を知り、自殺を阻止されて投降する。使用LBXはゼウス。



 とりあえずこんだけ。

 いや、結局ウソだらけになってしまった。真面目に書くというのはネタ振りだったわけだが、最初は本当に真面目に書こうと思っていた。ただ思い出しちゃったんだよね、五条さんの存在を(爆笑)。このキャラを書くと、他も合わせてネタにせざるを得なくなってしまったわけだ。

 とはいえ本作は連続性のあるストーリーものであるので、ふざけすぎた書き方をすると突然意味が伝わらなくなる。そういうバランスを考える上で、ダンボール戦機イナズマイレブンGOの時よりも書き方は難しい。

【追記】
 キャラが増えてきたので改めて見返してみると、そうウソばかりでもない気がする。ゴジョーさんとジン、アラン・ウォーゼン以外は割と正しいことばかり書いている。ジェシカなんてウソの部分がほぼ無いぐらい。このまま本家Wikipediaに載っててもおかしくないような(それは言い過ぎ)。

 イナGOの時にも書いたけど、こんなふうに民明書房ばりのデタラメな解説を書く作業は楽しいので、とりあえずキャラクターを順次増やして行き、映画公開までには主要キャラを大体紹介するだけの内容にしてみたいと思う。キャラ紹介はどんどん追記していく予定なので、たまに見に来ていただけると嬉しい。

 割と早く書かないと今の設定も変わってしまいかねない気がするので焦ってはいる。人数も多いし……。『ゴジョー戦記』とかになる可能性も捨てきれないしな(ウソ)。


 最後になりましたが、本当にダンボール戦機関連のファンでこの人物紹介の理不尽さに怒っている方にはお詫びします。ネタと割り切っていただけると幸いに思います。



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