『イナズマイレブンGO』第22話「集え!革命の旗に!!」の感想 【竜巻って、超次元過ぎるだろ!?】

 今日から10月。もうすぐ拙ブログを開始して1周年なので、初心に帰った気持ちで頑張って行きたい。

 ブログの流れをぶった切るようで恐縮だが、今日は恒例のテレビアニメ『イナズマイレブンGO』の感想文を書く。今回は第22話「集え!革命の旗に!!」を観ての感想。ホーリーロード全国大会が始まるのだが、化身でもちょっと過剰だった超次元サッカーが、さらにグレードアップ。本文でも触れる予定だけど、大事な聖帝を決める大会の試合なのに、こんな不確定要素ありの試合をしてもいいのだろうか? ゲームだったらともかく、物語的な齟齬は発生しないだろうか? ちょっと心配だ。


 当ブログは、『イナズマイレブンGO』を視聴しての感想を、自分なりに面白いと思えるよう、コミカルにそしてシニカルに描く事をモットーにしています。その事に不快を感じる方はご覧にならないよう、お願いします。


 前回のアニメ『イナズマイレブンGO』の感想は、
『イナズマイレブンGO』第21話「秋空の挑戦者!」の感想 【木枯らし荘の住人こんなにいたの!?】
 をご覧ください。


 それ以外の『イナズマイレブンGO』の記事は、ここをクリック。


 で、一覧表示されます。


 なお、『イナズマイレブンGO』をよく知らない方のために登場人物紹介のページを設けました。順次更新していきますので、目を通していただくとキャラクターのことが分かり易くなります。約8割がウソで塗り固められた内容だったりしますが……。

【Wikipedia風】 『イナズマイレブンGO』登場人物の紹介 【ウソ80%】
【Wikipedia風】 『イナズマイレブンGO』登場人物の紹介 【マネージャーなど周囲のキャラ編】

 野良チーム【秋空チャレンジャーズ】との練習試合の翌日、雷門中学の校門で登校して来た新入部員の狩屋マサキ(CV:泰勇気)を待ちうける霧野蘭丸(CV:小林ゆう)。練習試合に於いて、わざと自分にダメージを与える狩屋のプレーぶりに感じた疑点をぶつける。



 超次元的に似合わない、蘭丸の制服姿。


 とぼける狩屋に尚も詰め寄る蘭丸。自分でもその言葉を吐くことを恐れたのか、一瞬の逡巡(しゅんじゅん)のあと「お前はシードなのか?」と確かめるように聞く。

 狩屋がその質問に答える前に、2人の間に邪魔が入る。松風天馬(CV:寺崎裕香)たち1年生とマネージャー陣がそろって登校して来たのだ。先輩の蘭丸に声を掛けるマネージャーの空野葵(CV:北原沙弥香)。

 さわやかに2人に挨拶する一行に、空気を読める子の蘭丸は、詰問(きつもん)の機会を奪われる。



  オープニング



 狩屋から直接聞き出す機会を逸した蘭丸は、続いてかつてはシードだった男、剣城京介(CV:大原崇)に狩屋の印象について聞くことにした。元シードなら、狩屋を知っているかもしれず、また知らないとしても特徴に気付くことがあると判断したのだ。

 狩屋のことを聞きに来た蘭丸に「(狩屋が)シードだと、疑っているんですか?」と返す剣城。なんと驚愕の敬語だ!! 剣城はデレ……もとい、フィフスセクターを裏切ったとしても敬語を使うという情景が思い浮かばなかったので、ホントに驚いた。思わずテレビ画面を2度見したぐらい。


 さておき、剣城の結論は、分からないというものだった。狩屋が優秀なサッカープレー能力を持っているのは確かだが、それが決定的な証拠にはなり得ないと蘭丸に告げる。証拠をつかむつもりが空振りに終わり、やや落胆する蘭丸。


 一方、狩屋の側には天馬と西園信助(CV:戸松遥)が、朝の一件について話を聞いていた。2人は蘭丸と狩屋の間に不穏な空気があったことを気にしていた。狩屋は蘭丸にシードと言われたことを明かす。そして実にあっけらかんとした表情で、「シードってなに?」と聞く。

 蘭丸が狩屋を疑っていることにも驚いた天馬たちだが、シードを知らない狩屋にも驚く。シードはフィフスセクターが養成したエリートで、各学校に送りこまれた監視人であることを説明する信助。

 それを聞いて、自分がもしそのシードだったらどうするのかを天馬に問う狩屋。狩屋を仲間と認める天馬は、当たり前のように「どうもしない」と笑顔で答える。安心したかのように笑う狩屋だったが、天馬たちが目を離した一瞬の隙に浮かべた表情は、何か含みのあるものであった。


 放課後の練習が始まる。狩屋の持つボールに挑みかかる蘭丸。またひと悶着起こりそうな組み合わせだが、果たして狩屋の顔が邪悪に歪む。ボールを奪われたタイミングで大袈裟に転んで見せ、足を痛めたフリをする。




 部員たちの冷たい視線が一斉に蘭丸を襲う。試合前に相手に怪我をするようなラフプレーをしたと疑われる蘭丸。天城大地(CV:奈良徹)や速水鶴正(CV:吉野裕行)に次々と叱責、非難される。

 狩屋の狂言だと釈明する間もなく、狩屋のウソが被せられる。

 「霧野先輩を責めないで下さい」(← 弱々しくも健気な笑みを浮かべつつ)

 その言葉でより周囲を自分の方に味方するような空気を醸し出し、かつ蘭丸を悪役に仕立て上げる狩屋。その猫かぶりの態度と、それにコロッと騙されて自分を信用してくれない部員たちに苛立ちを募らせる蘭丸。その心境はまさにディオ・ブランドーに嵌(は)められたジョナサン・ジョースター



 そして一週間後。試合当日、試合会場に向かうバスの中で青山俊介(CV:高垣彩陽)と一乃七助(CV:折笠富美子)の2人が腐っていた。新入部員の狩屋がスタメンに名を連ねる中、2人はスタメンを外されたせいだ。

 その2人に、気を引き締めることを言明するコーチの鬼道有人(CV:吉野裕行)。リザーブとして、いつでも試合に出られるよう心がけるよう言われ、表情が明るくなる2人。控えに回されて腐る部員に出場の可能性を示唆(しさ)し、モチベーションを下げない鬼道の人心掌握術だ。しかし、その様を他人に聞こえないように鼻で笑う狩屋。


 そうこうしている間に、バスの車窓から試合会場の「ロシアンルーレットスタジアム」が見えて来る。


 開会式は、夜に行われる。ライトアップされた会場「アマノミカドスタジアム」に浮かび上がる2人の人物の顔。それは次期少年サッカー界の頂点、聖帝を決める選挙でもあるホーリーロードという大会の意義を強調する。



 聖帝選挙に立候補した2人。現聖帝のイシドシュウジ(左 CV:野島裕史)と響木正剛(右 CV:有本欽隆)。


 地区予選を勝ち抜いた全国の代表校の選手たちが続々と入場してくる。それを野太い声で実況するのは、いつもの角間歩(CV:古島清孝)よりもワンランクアップの角間王将(CV:稲田徹)だ。



 この角間王将はこの後の別番組『ダンボール戦機』にも実況役で出ていてびっくり。両者の世界観はレベルファイブ枠として共有というのは推定されてはいたんだけどね。天馬がLBXの模型を持っていたり、山野バン(CV:久保田恵)が超次元サッカーを観戦してたりしたら面白そう。


 フィフスセクターの力を誇示するかのような過剰な演出。その場の雰囲気に圧倒される天馬と信助。雷門中学のその様子を、モニター越しに見つめるイシド。


 開会に当たって、現支配者であるイシドの開会宣言が行われる。ホログラフを使用した凝った演出の中、裏で行っている悪事をおくびにも出さない表情で演説するイシド。それを無言で見つめる円堂守(CV:竹内順子)と鬼道。年齢的には3者は同年代の様だが、果たしてお互いを知る間柄なのだろうか?


 イシドの宣言が終わり、本大会の主旨が実況の角間から説明される。ロシアンルーレットの名に相応しく、5つに分かれたスタジアムをランダムに使用し、勝ち抜いて行くトーナメントシステム。そして決勝戦は中央の「アマノミカドスタジアム」で行われるという形らしい。


 大会中はこの施設に宿泊しているのだろう、翌日、会場に敷設された専用列車に乗ることとなる雷門一行。大がかりな仕掛けで、どこに着くのか分からない、まさにロシアンルーレットを地で行く列車となっている。対戦相手も謎にすれば、夏の甲子園みたいで盛り上がりそうなのだが、対戦校は月山国光(がっさんくにみつ)中学ということは事前に判明している。



 改めて示される、スタジアム全景。上の3つは海、砂漠、雪山がモチーフであろうか? 下の2つは外観からは今のところどんなスタジアムなのか判断できない。


 列車に乗り込む一同。それだけでワクワクしてテンションが上がる、相変わらず子供っぽい天馬と信助。そこに相手チームの月山国光のメンバーが、同じく列車に乗るためにやって来る。

 何気なく相手チームを見るキャプテンの神童拓人(CV:斎賀みつき)だったが、そこに思わぬ人物の顔を見出す。



 それは、かつては同じ雷門でプレーした仲の、南沢篤志(CV:梶裕貴)であった。転校し、雷門の敵として姿を現した南沢に驚愕する一同。その様子を見て、不敵な笑みを浮かべる南沢。


 列車は何故か両チームが向かい合う形をしていた。気まずい雰囲気が漂う。普通に敵同士だとしても気まずいのに、かつての仲間が敵として向かい合うのは、耐えがたい気まずさだと思う。



 この気まずさもフィフスセクターの策略であろうか?


 南沢の真意が計れずに雷門一同が混乱したまま、列車は目的地に到着する。プラットホームで向かい合う両チーム。監督同士が社交辞令的に挨拶をかわす。

 ガラス越しでない状態で、改めて南沢に向かって話しかける神童。雷門と戦うことを承知の上で、月山国光に転校したのかを問う。雷門の連中に現実を教えてやるという返事で、神童の質問を事実上肯定する南沢。苦楽を共にした期間の長い3年生の車田剛一(CV:野島裕史)、三国太一(CV:佐藤健輔)、天城が一斉に怒りの形相で問い質す。


 それを馬鹿にしたような口調で嘲る南沢。



 南沢の態度に激昂(げっこう)する一同。おとなしい速水(左)ですら怒りの形相だ。ここで疑惑の焦点の狩屋の表情を視聴者に観せないのは、何か裏がありそう。もしくは、そう思わせる演出だろうか。


 激しく非難する雷門の選手たちに、月山国光のキャプテン、兵頭司(CV:三戸耕三)が一喝する。無精ひげを生やした威厳のあるその顔は、どう見てもその場に居合わせる人間中、最年長にしか見えない(監督を含めても)。兵頭は南沢を褒め称え、その行動を全面的に擁護する。その話の内容から、月山国光も完全にフィフスセクターの忠実な傘下校であることが分かる。

 雷門の理想のサッカーと、フィフスセクターのサッカーのどちらが正しいかは、戦って決めようと告げる自信満々の南沢。捨て台詞を残して、先に試合会場に去っていく。

 南沢の雷門に対する反逆は、同期として長年共に過ごした3年生の選手たちに動揺を与えていた。そのことを心配する天馬、今回の天馬は冒頭の蘭丸と狩屋の時もそうだったが、結構空気が読めている。

 逆に2年生はそのしがらみを感じていないようだ。FWとして南沢と雷門の2トップだったはずの倉間典人(CV:高垣彩陽)は、南沢のプレーぶりを把握している分、却(かえ)ってやり易いとシニカルに語る。


 迷いの残る一同に、円堂が「ベストを尽くせ!」と檄を飛ばす。南沢に自分たちのサッカーを分からせるには、戦って勝利することと喝破する。その言葉に勇気を与えられた一同は、力強く「はい!」と答える。


 試合会場に入る雷門の選手たち。そこで初めて、自分たちの戦うフィールドを確認することとなる。



 会場名は「サイクロンスタジアム」。壁面と天井に、空調とは思えないほど大きな扇風機が取りつけられた会場だ。その設備の訳が分からず、戸惑う一同。

 策士として知られる月山国光の監督、近藤哲士(CV:志村知幸)は、このスタジアムの特性を先刻承知のようだ。会場選びにもフィフスセクターの意思が反映されるはずなので、これはアウェイという軽い言葉で言い表すことが出来ないぐらい、雷門は不利な立場にいる。




 試合直前の両チーム布陣。「雷門、いつのまにメンバー1人増えたの?」と思ったら、今回から監督の姿も描かれるようになっただけだった。円堂が出られたら、雷門最強だろうけどね。雷門は狩屋が入った分、抜けるのは信助。信助はここのところ連続してゴールしているすごい選手なのだが……。月山国光は南沢が10番でエースストライカー的ポジション。転入ホヤホヤの南沢がそのポジションを取れるということは、月山国光が大したことが無いのか、それとも南沢が雷門時代には隠していたものすごい能力が実はあったのか? どうでもいいけど、月山国光の2番は歯車みたいな顔しとるな。ワロタ。


 試合は雷門のキックオフで始まった。攻め上がる倉間に対し、月山国光の選手たちは兵頭の号令一下、防御もせずにサイドに回る。その行動を不審に思う倉間と剣城だが、その状況は願ってもないチャンスでもある。ガラ空きとなったゴール前に突き進む倉間。

 近藤を介して、また兵頭からの指示が下る。一斉に膝を落とし、何かに備える月山国光の選手たち。その時会場壁面の巨大扇風機が動き出し、ものすごい風、竜巻を起こしだした。驚く雷門の選手たち。


 竜巻は倉間を追いかけ、ついには倉間を空高く舞い上げてしまう。なす術なく竜巻に巻き込まれ、地面に叩きつけられる倉間。




 怪我が心配されたが、倉間は無事であった。しかしこの無茶な仕掛けには驚かされる。月山国光側は、あらかじめどの地点に竜巻が起こるか承知しているのに対し、雷門サイドは一切不明のまま戦わねばならない。

 倉間の落としたボールは月山国光が拾う。次の竜巻発生地点を知る月山国光は、雷門のディフェンスを考慮すること無くド真ん中から攻め上がってくる。迎え撃つ雷門ディフェンス陣だが、その目前に3個の竜巻が発生し、雷門ディフェンス陣の視界を奪う。その隙を突いて、一気に攻勢を掛ける月山国光。「炎の陣」と称する攻撃フォーメーションで雷門ゴールを狙う。


 そうはさせじと防御しようとする速水と浜野海士(CV:金野潤)だが、竜巻に巻き込まれ防御どころではなくなる。竜巻を盾にして攻撃を仕掛けられ、どうしようもない雷門ディフェンス陣。


 竜巻が収まった瞬間、雷門ゴール前には3人のFWの選手が走り込んでいた。素早くパスを回し、ボールは一文字斬斗の元へ。シュート体勢に入る一文字の前に立ちはだかる狩屋。必殺技「ハンターズネット」で一文字を阻止する。




 この貢献ぶりを見る限りでは、狩屋はシードとは思えない。狩屋のプレーに沸く雷門ベンチ。三国もゴールを救ってくれた狩屋のプレーに感謝の言葉をつぶやく。


 狩屋は奪ったボールを持って果敢に攻め上がる。その時、月山国光の甲斐信武とアイコンタクトを取るかのように浮かべた笑みは少し気になる。果たして狩屋はシードなのか? 敵なのか味方なのか?


 狩屋の攻勢は、雷門の守備のフォーメーションを無視した独りよがりなプレーであった。そのことを咎め、自分にパスするよう要求する蘭丸。だが狩屋は当然の如く、その指示を無視する。しかし先程の報復という訳ではないだろうが、一文字にボールを奪い返されてしまう。




 そしてまたもパスを回され、ボールは因縁の男、南沢に渡る。南沢は自信満々に、「お前にこれが止められるか!?」とシュートを放つ。それだけ自信満々なのだから、一体どんなすごいシュートなんだろうとワクワクして見守ったが、それは南沢が雷門にいた頃の練習シーンで見慣れた、ただの素(す)の「ソニックショット」であった。





 案の定、新必殺技の「フェンス・オブ・ガイア」で止められる南沢さんの「ソニックショット」。練習ではザル技「バーニングキャッチ」にすら止められていた素中の素(す〜ちゅうのす〜)の技を、何故自信満々に放つ? 南沢は三国の新必殺技にびっくりして悔しがっていたが、びっくりしたのは視聴者であるこっちだ。



 南沢にひと泡吹かせ、思いっ切りドヤ顔をする三国さん。これは南沢の神経をイイ感じに逆なでするぜ!


 ボールは車田から神童に繋がる。竜巻が発生する前に、攻勢に出ることを仲間に指示するキャプテン。しかしその時、近藤はすでに次の竜巻発生地点を把握していた。アイコンタクトで兵頭に指示を出す近藤。

 神童から天馬にボールは渡り、天馬は得意のドリブルで月山国光の左サイドを切れあがる。それを月山国光の選手たちはディフェンスもせず、されるがままになっていた。

 そしてその天馬が走り込む位置に発生する竜巻。あらかじめ予見していなければ成り立たない月山国光の戦術だ。その動きを見て、月山国光が竜巻のパターンを知っていることに気付く鬼道。それを聞き、深刻な事態に愕然となる顧問の音無春奈(CV:佐々木日菜子)。だが、その事実に気付いたとしても、どうすることも出来ない。そんな中、ただ一人円堂だけが希望を失わない表情で戦況を、そして天馬を見つめていた。


 罠に嵌められたことに気付く天馬だが、臆せずに竜巻に向かって行く。竜巻に向かって行くなんて、何を考えているのか? KYにも程があるだろう?


 天馬の真意を測りかねる敵チームの主力の南沢と兵頭。

 「向かい風も、乗ってしまえば追い風になる!」

 と、ものすごい理屈で竜巻に必殺技「そよかぜステップ」を仕掛ける天馬。



 そして言葉通り、本当に乗り切ってしまう天馬くん。恐ろしい子。天馬の風属性の必殺技が竜巻に親和性を持ち、乗り切れたのだということを取ってつけた様に解説する解説役の一乃と青山。


 完全に月山国光の裏をかいて左サイドを駆け上がる天馬。一転、雷門にチャンスが到来した。そして天馬は倉間にセンタリング。受けた倉間は、すかさず必殺技「サイドワインダー」を放つ。しかし……



 兵頭の背中からオーラが現れ、秘められた力、化身を発動させる。





 発動させた化身「巨神ギガンテス」の必殺技「ギガンティックボム」で、見た目通りにガッチリと倉間のシュートを受け止める兵頭。万能坂中以来、久々にキーパーの化身使いの敵の登場だ。これは1点取るのも大変そう。メチャメチャ堅そうな外見してるし。



 化身の登場に驚く雷門の一同にあって、やはり↑ 狩屋の表情が気になる。



 先制点の機会を、化身登場というこれ以上ない演出でつぶされ落ち込む雷門に、さらなる試練が訪れる。またも発生した竜巻にボールを蹴り込む兵頭。兵頭の指揮の元、風に乗り、一気に飛んで行くボールを追って一糸乱れず攻め上がる月山国光イレブン。

 竜巻に乗ったボールがどこに到着するのか、読めない雷門。ボールでは無く、相手選手を追うことを指示する神童。「神のタクト」を駆使して、味方に的確な指示を与える、頼れるキャプテンの神童。



 それに従おうとする天城だが、竜巻に阻まれる。代わりにカバーに入ろうとする蘭丸だが、またもそこに絡んで来る狩屋。月山国光の選手とヘディングで競り合う蘭丸だが、狩屋が(故意に?)ぶつかって来てボールを捕らえることが出来ない。

 月山国光に拾われたボールは再び南沢にパスされる。南沢は今度こそはと、必殺の一つ覚え、咬ませシュートの「ソニックショット」を懲りずに放つ。



 しかしそのしょぼさに合わせてしまったのか、三国は必殺技を出さずにキャッチに向かう。それが実はミスであった。ゴール前にまで進んで来ていた竜巻のせいでシュートの軌道が逸れ、ゴールを許してしまう。



 先制点は、月山国光が奪うことに成功する。意外な形の失点に、愕然とする雷門イレブン。

 その失点に繋がる先程のプレーを狩屋に目で問い質す蘭丸。相手選手がつぶやいた、15番(狩屋の背番号)の手柄という言葉も蘭丸の疑念を後押しする。猜疑(さいぎ)に満ちたその視線を受けて、狩屋も態度を変えて問わず語りにつぶやく。



 「俺、シードなんです」



 悪い顔をして自白した狩屋を睨みつける蘭丸。獅子身中の虫を抱える格好となった雷門。先制点を奪われ、会場に発生する竜巻は敵の意のまま、さらに敵のおっさんキーパーは化身使いと、まさに八方塞(はっぽうふさが)りの雷門に、果たして勝機は訪れるのだろうか?




 次回に続く。



  エンディング



 竜巻という不確定要素には度肝を抜かれた。この展開、他のスタジアムでもある展開なのだろうか? 聖帝を決める大会に、このエフェクトは問題ないのだろうか? 実力以外の運的要素が絡んでしまうと思うんだけど……。


 他に気になるのは、狩屋の動向だよね。狩屋が言うとおり、本当に彼はシードなのだろうか? 当方が観ていた印象としては、どうもそうではなさそうな印象。ウザい先輩(狩屋の目線で)に対する嫌がらせで、疑点を増やすシードという言葉を使っただけのように見える。まぁ、そう思わせておいて、実は本当にシードであるという可能性が無い訳では無いのだけど。次回予告で少し窺える範囲では、狩屋の「ハンターズネット」が破られる描写があったので、その辺もシードでは無いと判断した理由。狩屋がシードだったら「ハンターズネット」を破られる展開はおかしいと思えるし。


 南沢と3年生との因縁の戦いも、もっと見せて欲しい。出来れば車田の怒りの「ダッシュトレイン」で恐怖に顔をひきつらせながら吹っ飛ばされる南沢さんを希望。自信満々だった南沢が悔し泣きする展開が観たい。……南沢のファンの方、ごめんなさい。今回は言い過ぎました。見るからに悪役の役どころだったので、遠慮なく悪態を吐(つ)かせて頂きました。でも改心してくれて、あわよくば参謀的存在として復帰してくれたら嬉しい気もする。あの修復出来そうにない喧嘩別れの雰囲気からして、それは難しそうだけど。車田の「ダッシュトレイン」の餌食にはなって欲しい。見せ場的にね。


 ただ、来週は『イナズマイレブンGO』の放映はおやすみで、再来週の放映になるらしい。先が気になるというのに、残念。



 次回「恐怖のサイクロンスタジアム!」に続く。



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