『ペルソナ4』第10話「Real Me Doesn't Exist(本当の私はどこにもない)」の感想

 恒例のテレビアニメ『ペルソナ4』を観ての感想文、今回は第10話「Real Me Doesn't Exist(本当の私はどこにもない)」の感想を書きたい。サブタイトルの訳は大きな間違いではないと思うけど、ニュアンスが大事な気がしたので、やっぱり直しておきます。直す前の訳は(存在しない、本当の私)。



 今後のストーリーの根幹に関わる大きなネタバレは避けていますが、少しのネタバレも観たくない方は、閲覧にご注意下さい。


  • 前回の

『ペルソナ4』第9話「No one sees the real me(誰も本当の私を見てない)」の感想
 はこちらから。


【原作ゲームを含む関連記事】

 主人公・鳴上悠(なるかみ ゆう CV:浪川大輔)が夢の中で訪れる意識下の空間、ベルベットルーム。いつも通りのイゴール(CV:田の中勇)からの挨拶のあと、助手のマーガレット(CV:大原さやか)が悠のコミュの進み具合やこの先の展望を述べようとする。だがここで異変が起こり、常日頃より落ち着いたマーガレットをして動揺させる。これまでに悠が築き上げてきたアルカナがマーガレットの記録書から飛び出し、警戒を告げるかの如く、宙に浮いたのだ。




 これまで手にしたそれらアルカナの能力(ちから)を持ってしても、苦戦は免れないと厳しい表情でその現象を読み解くマーガレット。次の戦いで悠は大きな危機、試練を迎えることになると告げ、それでもなお、その試練を乗り越え、再びこの場でまみえることが出来ることを望むマーガレット。不気味な予言を残し、ベルベットルームの住人達は悠の意識から去って行く。



  オープニング



 6月23日(木)。話は同日の就寝前、マヨナカテレビを観るシーンに遡る。


 「ま〜る、キュンッ!!」


 新高校生とは思えない妖艶な肢体を見せつけながら、実家の丸久豆腐店の宣伝も忘れないテレビの中の久慈川りせ(くじかわ りせ CV:釘宮理恵)。前回の被害者・巽完二(たつみ かんじ CV:関智一)の時とは違い、興味のどストライク高め直球の映像に、リモコンの録画ボタンを死に物狂いで連打する悠。


 りせ「す・と・り・っぷ〜!!」

 悠 「す、すと!!??」



 男心を大いにくすぐる口上を散々並べた後、りせを映す映像はいきなりブツリと切れてしまう。誰もが経験する、ブラウン管に映る自らのだらしない表情が現実に引き戻すシーン(賢者時間)が訪れる。

 そこに悠と同様、「ストリップ」という言葉に幻惑されまくった口調で電話して来る相棒の花村陽介(はなむら ようすけ CV:森久保祥太郎)。自分より興奮する同い年の思春期男子の見苦しい姿(聞き苦しい)を見て冷静になる悠。

 その日夕方、神社で傷心の別れをしたりせとは、おおよそ似つかわしくない態度だった今回のマヨナカテレビのりせの姿。おそらく抑圧されたもう一人の自分が勝手に行動しているのだろうと予測を立てる。

 これまでの被害者同様、間違いなく本物のりせはテレビの中の世界に入れられてしまったと見て間違いないだろう。冷静な口調で陽介を落ちつかせつつ、それらの結論を出し、明日の捜査開始を約して電話を切る。

 そして直後にさっきの映像がちゃんと録画されているかを確認する悠(笑)。残念ながら、マヨナカテレビの映像は録画が出来ないらしい。砂嵐を見つめながら、人生を達観する悠(完二の時は録画出来てなかったっけ?)。


 「ですよね……」



 翌、6月24日(金)。早速テレビの中に向かう、連続殺人事件特別捜査隊の一行。いつもの踊り場の隅でイジケるこの世界の住人のクマ(CV:山口勝平)を見つけ、声を掛ける悠たち。

 テレビの中を訪れることが久しぶりな一行に対し、寂しかったクマは自己の存在そのものについても疑問を抱くようになっていた。愚痴るクマだったが、今はりせの救出が最優先される。この世界の異変に気付き、その場に案内できるのはクマだけの能力なのだ(今のところ)。

 クマを宥めて捜査に協力させるのは女子陣の役割だ。里中千枝(さとなか ちえ CV:堀江由衣)と天城雪子(あまぎ ゆきこ CV:小清水亜美)が励ますことでご機嫌を取る。


 機嫌が直ったところで、悠が雨中落ちていたりせの携帯(がんもどきのストラップが付いた携帯など、りせしか考えられない)を渡し、その匂いを手掛かりにりせの位置を探してもらう。


 クマの案内でやって来た建物、それはいわゆる場末の温泉街などにありがちなストリップ小屋、であった(ちなみに原作ゲームでのダンジョン名は「特出し劇場丸久座」)。老舗の温泉旅館が実家の雪子は問われてもいないのに、ウチは(こういうのは)やっていないと必死に自己弁護する。

 ただ一人、完二だけは辺りが良く見えていなかった。それもそのはず、この世界に立ち込める霧に視界を遮られなくなるアイテム・メガネをまだクマから貰っていなかったのだ。完二の分を忘れていたクマ、あり合わせに取り出したのは、またも雪子の大好物の鼻メガネであった。



 案の定、雪子はツボにハマって笑い出し、進行に無理が生じる。笑い者となる完二もクマに怒りを向けるが視界を確保するという役割は果たしているらしく、時間の問題もあってか、結局そのまま乗り込むこととなる。直視するたびに雪子は笑いそうだが……。


 進んだ先にあった広場、そこのポール付きの舞台で一行は6人のりせに出会する。いや、全てがりせであってりせでは無い。これまで通りのシャドウなのだろう。大体、6人という段階でおかしい。

 だがりせちーの大ファンの陽介にとっては人数は大した問題では無かった。むしろいろいろなシーンで覚えていたりせの姿を6変化で観ることに至福を感じているぐらい。

 そこにさらに現れる、マヨナカテレビで見かけた、水着姿のりせ。7人のりせによる、りせ7変化だ。この展開に唖然とする一同の中で、唯一浮かれまくってうるさい陽介を、千枝が肘打ちで黙らせる。


 こちらの都合を無視して暴走するりせの姿を見て、自分もそうだったのかと落ち込む完二(もっと酷かったけどな)。だがそれは本人が日頃抑え込んでいる思念が暴走しているだけであって、その姿がそのまま彼女の全人格では無い。

 クマのその擁護を聞きながら、りせが誰も本当の自分を見ていないことを憂えていたことを思い出す悠。だが相変わらず視線はポールダンスを踊るりせに釘付けだ。


 ここで水着のりせは、特別ゲストとして、さらにりせを呼び出す。だが地味な割烹着姿の彼女こそ、本当の本物の久慈川りせだった。

 痴態を晒すシャドウ・りせに対し、反発するりせ。助けようと舞台に近づく悠たちだったが、突如現れたシャドウ「固執のファズ」に行く手を阻まれる。ペルソナを発動させる前だったので、ひとたまりも無く跳ね飛ばされてしまう。

 さらに攻撃を受ける中、ひとりメガネを探して彷徨(さまよ)う完二が、往年の関西芸人ぽくて笑えた(狙ってるのか、関西弁だったし)。


 物陰に隠れて難を逃れた悠は、ペルソナ「イザナギ」を降ろし、同じく「ジライヤ」を呼んだ陽介とともに合体魔法で反撃を開始する。四角いエフェクトを浮かび上がらせ、その攻撃を反射する「固執のファズ」。さらに雪子のペルソナ「コノハナサクヤ」の火炎攻撃まではね返してしまう。魔法反射が固有スキルのシャドウのようだ。

 一行は物理攻撃に切り替え、「固執のファズ」を撃破する。しかし次から次へと上空から新手のシャドウが現れ、りせの元に近づくことが出来ない。



 上空から降って来る、トレンチコートを着て手錠を下げ、腹に穴が開いていてそこに鍵がぶら下がっているという奇抜な姿の「固執のファズ」(汚職刑事がモチーフ?)。手前は千枝のペルソナ「トモエ」。


 その間も、りせを言葉で苦しめるシャドウ・りせ。思わずその存在を否定する言葉を吐き出そうとするりせだったが、自分を認めようとしない本体の態度に激怒するシャドウ・りせ。


 一方、メガネが無いので戦列に参加できない完二。その前に完二専用のメガネを用立てたクマがやって来た。メガネというよりサングラスのそれを掛けた完二、掛け心地を気に入ったようだ。

 憂いを無くした彼は、自らのペルソナ「タケミカヅチ」を解き放つ。



 完二のペルソナ発動カットイン。


 物量に押される先輩たちのピンチに駆けつける完二。そしてなおも大量に向かって来る「固執のファズ」を一人で迎え撃つ完二。仲間内でも圧倒的パワーを誇る「タケミカヅチ」は、まるで無人の荒野を行くが如く、ひと撫でごとに敵を粉砕して行く。同じパワータイプの千枝がブルドーザーと形容するほど圧巻だった。


 一方、りせはシャドウ・りせからの精神攻撃を受け続けていた。



 本当の自分が何なのか、混乱するりせに畳み掛けるように「アンタはアタシ、アタシはアンタ」と告げるシャドウ・りせ。混乱状態のりせは、思わずその言葉を拒絶してしまう。


 「アンタなんて、アタシじゃないっ!!」


 その言葉が今まで通り「本体が認めないなら自分が本体を殺してそれになり変わる」というシャドウの意思に力を与えてしまう特性は今回も再現されてしまう。シャドウ・りせは力を得、その本当の姿を現す。



 シャドウ名「りせの影」。


 そこに駆けつける悠たち。悠の姿を見て、安堵のあまりであろうか、気を失ってしまうりせ。りせを救出しようとする一同だったが、「りせの影」は何やら悠たちのペルソナをスキャンし始める。それは「りせの影」の特殊能力、分析能力であった。相手の弱点や、次の行動などを確実に分析してしまうという、最強の能力と言ってもいい。



 分析される、悠の「イザナギ」。


 こちらの攻撃を全てかわしてしまう「りせの影」。その隙に本体のりせを救った千枝と雪子のペルソナも攻撃に加わるが、分析され、攻撃が同様にかわされてしまう。

 そして次は「りせの影」の攻撃ターン。各ペルソナの弱点を分析した上で、それぞれの弱点を突く攻撃をする「りせの影」。連続して攻撃を受け、悠たちは一瞬にして大ピンチに陥る。


 悠たちのピンチに、何か出来ることは無いかと悩むクマ。そんなクマに、りせを連れて逃げるよう指示する悠。だがクマに皆を見捨てることなど出来なかった。

 そうしている間に準備を完了した「りせの影」。止めとばかりに攻撃を開始しようとするが、気が付いた本体のりせがそれを止める。邪魔をされた「りせの影」は、うるさい本体を先に始末すべく、攻撃対象をりせに換える。

 その前に立ちはだかったのは、クマだった。燃える心に衝き動かされたクマを分析しようとする「りせの影」だったが、何故かこれまでのように分析することが出来ない。



 クマは、自分でも分からない何かに衝き動かされたまま、前進を始める。畏れから、クマを攻撃する「りせの影」。思わず目を覆う悠たちであったが、クマは攻撃が当たるのも構わず前進を止めない。そしてジャンプ一閃、「りせの影」に体当たりするクマ。閃光に包まれる両者を見つめる一同。


 「クマ〜〜!!!」



 ここでCMアイキャッチ。伝達力が「聞き惚れる」に上がっているのが心強いが、今回無茶をしたクマを始め、誰も説得し切れていないのは何故?



 クマのあの行動は一体何だったのか? りせや仲間を救いたいという使命感から来たものだろうか? 

 何であれ、ピンチはクマの果敢な勇気によって去った。舞台上でペラペラの2次元状態で倒れるクマと、同じく倒れて動かなくなったシャドウ・りせ。


 クマ「クマ、役に立ったクマか?」

 陽介「立ったどころじゃねぇよ!」

 悠 「命の恩人だ」

 千枝「うん、カッコ良すぎ!」

 雪子「逆ナンして、いいよ……」


 それぞれが最大限の感謝の言葉を殊勲のクマに送る。そして、自分を庇ってくれたことに感謝するりせも、クマの元に歩み寄る。本当の自分が分からないというりせの悩みが自分にも分かると語るクマ。みんながついていてくれるから、一人で思い悩むことは無いと言ってくれたクマ、そしてそれに同意してくれた一同を確認し、今こそりせは自分の心と向き合うことを決意する。

 倒れるシャドウの前に行き、そしてその存在を認めなかった自らの非を詫びる。「本当の自分なんて、どこにもない」という真理に至り、シャドウも、アイドルのりせちーも、全てをひっくるめて自分だということに気付いたりせ。


 「あなたも、りせちーも、アタシなんだよね……」


 今彼女は、シャドウを受け入れたのだ。シャドウはゆっくりと、そして満足そうに眼を閉じ、その真の姿を現す。



 りせがその心と向き合うことによって手に入れた新たな力、ペルソナ「ヒミコ」。モデルは言うまでも無く、魏志倭人伝に描かれた邪馬台国の女王、卑弥呼。シャーマン能力にも長けていた彼女らしく、索敵や分析が特技。アルカナはラバーズ(恋人)。戦闘用のペルソナでは無く後方支援タイプのペルソナなので、得意属性や苦手相性は無い。以後、クマに代わってチームのナビゲーターを務めることになる。


 ペルソナを獲得した直後、りせは気を失ってしまう。これまでの被害者たちと同様、異様な世界で自分の認めたくない姿と向き合うという過酷な体験に耐え切れなかったのだろう。

 りせだけが疲弊しているのでは無かった。今回ばかりはパーティー全滅もあり得たぐらい敵が強く、全員が満身創痍のボロボロの状態であった。だが、戦いはまだ終わってはいなかった!


 不気味な声が響き、クマの背後から黒い瘴気のような影が浮かび上がる。それはりせの言葉によって自我を得たクマの心から湧き出した、もう一人のクマであった。



 


 「クマの影」はその姿を現し、謎めいた言葉を吐く。真実に辿りつく努力は無駄で徒労に終わると言わんばかりのその言葉。だが今はまさかのボス戦2連発という事態が脅威だ。「りせの影」との戦いでボロボロのパーティーで更なる敵を相手に戦う事が出来るのだろうか?

 「クマの影」の顔に開いた穴が周囲の全てを吸い込み始める。必死で周りのモノにしがみついて堪える一同。だがペラペラになっていたクマの本体が吸い込まれてしまう。

 攻撃を続けながら、「クマの影」の発する謎かけは続く。ただ一つ教えてくれた真実、それは悠たち全員をここで殺すという自らの意思、だった。反撃もままならず絶望的な状況の中、気を取り戻していたりせが悠に策を与える。



 獲得したペルソナ能力をその場で発揮させるりせのカットイン。


 「イザナギ」でりせのペルソナ「ヒミコ」を固定し、吸い込まれないようにする悠。そして「ヒミコ」の能力で「クマの影」を分析するりせ。



 クマ以外の何者かの存在を認めるりせ。だが霧に阻まれてそれが何かまでは解析し切れない。


 その頃、「クマの影」に吸い込まれたクマ自身は、霧に覆われた謎の場所に立っていた。辺りを見回したクマは、そこに半身を地に埋めた「クマの影」を見つける。そしてその直後に何故かクマ自身も地に埋没して行く。


 そもそもクマは無の存在であると告げる「クマの影」。クマよりもクマに詳しい「クマの影」は正体を教えようとするが、クマは頑なにそれを拒絶する。


 「答えは自分で探すクマ!」


 答えなど無いと言う「クマの影」に対し、それでも探すと返答するクマ。それこそが自己の存在意義だと言わんばかりに。

 役立たずでは無いことを先ほど証明したクマは、このまま消えたくないと叫ぶ。定められた運命に抗し、苦難の道を行くと言って憚らないクマを「理解不能」と突き放す「クマの影」。



 その頃、りせはようやく「クマの影」の分析を終えていた。



 りせの指定した箇所目がけて、「イザナギ」で攻撃する悠。確かな手ごたえがあり、「クマの影」の吸い込み攻撃が止んだ。崩れ落ちる「クマの影」の外見。だが最後に残された目が、未だ生気を失わずにこちらを見つめていたことに気付く悠。戦いには勝利したが、先ほどの「クマの影」からの謎かけ同様、不吉な余韻が残された。



 崩壊した「クマの影」の跡からは、本体のクマが現れた。相変わらずペラペラになりながらも生きながらえているクマ。クマにも抑えていた心があったことに思いが至り、驚く千枝。クマの後ろには抑えていたクマの心、シャドウ・クマの姿があった。

 自分が何者なのか、答えが無いかもしれない命題だが、今ここで生きているという実感が彼を後押しする。それに同じ境遇だったりせも同意する。悠たち仲間も、クマとともにその答えを探すことに協力を惜しまないことをクマに告げる。嬉しさのあまり、ペラペラの姿のまま泣き崩れるクマ。

 クマの前向きな心は、シャドウ・クマにも届いていた。抑圧していたその心も今、クマと一体化する。



 クマがその心と向き合うことによって手に入れた新たな力、ペルソナ「キントキドウジ」。モデルは童話でおなじみの金太郎。丸っこいフォルムが何だかそんな印象。アルカナはスター(星)。得意技は氷結魔法と回復魔法。苦手相性は電撃属性。今まで役立たずだったクマが、今後は戦闘キャラとしてパーティーに加わることになる。


 自分の正体すら定かでなかったクマだったが、そんなクマにもペルソナ能力があったのだ。ペラペラの身体を恥じ、次の悠たちの来訪の前に元のフカフカの毛並みを取り戻すため、腹筋をして頑張るクマ。



 現実の世界に戻ってきた悠とりせ。りせの実家の前で別れのあいさつをする。

 この街に来て、自分の居場所が見つかったことを心から喜ぶりせ。一緒に真犯人を探す、連続殺人事件特別捜査隊に加わることを宣言する。そして、もう一つの居場所として悠の腕を取り、ラバーズのアルカナらしく恋人を気取る積極的なりせ。



 肯定も否定もしない悠だったが、雪子や千枝がこの姿を見たら、連続殺人事件とは別件の、血の惨劇が訪れることになるやもしれない。



  エンディング



 エピローグ。舞台は一気に7月10日(日)へ。夏休みを控えた早朝、新たな犠牲者の姿が街のマンションの給水タンクの傍にぶら下がっていた。その前にマヨナカテレビに映し出されたりせを救出したのに、一体何故? マヨナカテレビと被害者の関連性は、無かったのか? 謎が謎を呼ぶ展開の中、物語は次回に持ち越される。




 以下、次回。




 今回はいつものオープニングに戻っていた。つまり第9話のオープニングはあの時だけの特別番だったんだね。アレは本当に手間が掛かっていてすごかった。深夜アニメの1回きりのネタでやってしまうスタッフは、やはりこれもすごい。

 りせのペルソナと同時にクマのペルソナも獲得と、かなり物語は動いた印象。クマも今後はテレビの垣根を越えて色々と絡んで来るかも? ただクマとのコミュはまだ持ち越し。今回はりせのアルカナ獲得のみに留まった。



 りせのアルカナ、恋人のカードをゲットする悠。


 ちなみにテレビの中のりせがちょっとスタイルが良いのは、本人の願望もその姿に反映されるから。逆に考えると、りせは胸が小さいことが少しコンプレックスと言えるのかもしれない。


 今回のエピローグで、これまで阻止して来た連続殺人事件の新たな犠牲者が出てしまう(誰かはまだ内緒)。マヨナカテレビと被害者とは関連があると決めていた悠たちの推理が間違っていたのか? それとも何か他の要因が働いたのか? その辺は次回以降の数回で語られることになると思う。謎を追うためにも、次回以降も目が離せないぞ(この段階で今回の殺人事件の違和感に気付いた人は、なかなか鋭い。もちろん原作ゲームをやっていない人に限りますが)。



 次回「Catch Me If You Can(捕まえられるものなら、捕まえてみな?)」に続く。



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