『イナズマイレブンGO』第24話「甦れ!俺たちのサッカー!!」の感想 【可愛い新入部員現るの巻】

 恒例のテレビアニメ『イナズマイレブンGO』の感想文。今回は第24話「甦れ!俺たちのサッカー!!」を観ての感想を書く。今回は肝心の試合もそこそこに、新入部員の狩屋マサキ(CV:泰勇気)の過去や聖帝の正体、円堂守(CV:竹内順子)の拷問……もとい食事シーン、さらなる新入部員の加入など盛りだくさんにもほどがある展開で、目が離せなかった。特に聖帝の正体は分かり切っていたとはいえ、こんなに簡単にネタバレしてもいいの? と思える超絶展開で、驚いた。個人的には、今後の展開の想像が却って付きにくくなったと思える。



 当ブログは、『イナズマイレブンGO』を視聴しての感想を、自分なりに面白いと思えるよう、コミカルにそしてシニカルに描く事をモットーにしています。その事に不快を感じる方はご覧にならないよう、お願いします。


 前回のアニメ『イナズマイレブンGO』の感想は、

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 なお、『イナズマイレブンGO』をよく知らない方のために登場人物紹介のページを設けました。順次更新していきますので、目を通していただくとキャラクターのことが分かり易くなります。さらっとウソ情報が散りばめられていますので、あまり信用しないで、軽い感じで読んで下さい。

 ホーリーロード1回戦、雷門中学はかつての仲間、南沢篤志(CV:梶裕貴)が所属する月山国光(がっさんくにみつ)中学と対戦する。白熱の展開の中、チーム内でいがみ合っていた霧野蘭丸(CV:小林ゆう)と新入部員の狩屋が勝利のために息を合わせ、敵の必殺タクティクス「タクティクスサイクル」を見事に打ち破ることに成功する。

 霧野からパスを受け取った松風天馬(CV:寺崎裕香)は、化身「魔神ペガサス」を発動させ、月山国光ゴールにシュートを放つ。月山国光ゴールを守るキャプテンの兵頭司(CV:三戸耕三)も、化身「巨神ギガンテス」を現出させ、絶対阻止の構えを見せる。



 化身技「ギガンティックボム」でキャッチに掛かる兵頭。観る側も力の入るシーンだ。



 化身同士の対決は、天馬の「魔神ペガサス」が力で押し切り、ゴールネットを揺らす。試合は2−2と、再び雷門が追いつく展開となった。化身の力と力の勝負に消耗しながらも、親友の西園信助(CV:戸松遥)からの呼び掛けに笑顔で応じる天馬。そして、得点のきっかけを作ってくれた狩屋にも笑顔を向ける。肯定的な天馬の態度に悪の本性を持つ狩屋は居心地悪そうに顔を背(そむ)ける。でも、まんざらでも無さそうに頭を掻いてごまかすその表情は、心底の悪ではないんだろうなと思わせる。


 一方の月山国光。兵頭の化身が力押しで敗れたことに衝撃を受ける南沢。最初の失点は倉間典人(CV:高垣彩陽)の頭脳プレーによる変則的な失点だったから、これがおそらく公式戦では初の力勝負による失点だったのだろう。

 愕然とする南沢に、かつての同僚、同学年の天城大地(CV:奈良徹)が誇らしげに「これが俺たちのサッカーだドン!」と言い放つ。一連のプレー中、特に何もしなかったクセに、ものすごいドヤ顔で語る天城に対し、悔しがる南沢。天城の言がイヤミに感じたのか、より頑なに雷門のサッカーを認めようとせず、闘う意思を強くする。



  オープニング



 月山国光のボールで試合が再開される。一人気合いが入る南沢だったが、他の選手がピリッとしない。あっさりとボールを奪われ、雷門に攻勢を許してしまう。これまで雷門を苦しめた司令塔・甲斐信武ですら軽くかわされてしまう。彼らは絶対の自信を持っていた兵頭の化身と必殺タクティクスをともに破られ、一気にその自信を喪失していたのだ。

 ベンチでその管理され切ったサッカーのもろさを指摘する、雷門コーチの鬼道有人(CV:吉野裕行)と監督の円堂。真の実力は、フィフスセクターの管理下での戦いでは培われることは無く、こういった真剣勝負下での逆境の中でこそ醸成されるものなのだ。逆境を経験していない月山国光に、雷門に対抗する力は無い。それを聞き、自チームの勝利を確信するベンチ要員の一乃七助(CV:折笠富美子)と青山俊介(CV:高垣彩陽)。後半、信助と入れ替わりにベンチに下がった3年生、車田剛一(CV:野島裕史)もその意見に賛同する。


 切れ者と言われた月山国光の監督、近藤哲士(CV:志村知幸)もそのことは理解していた。会場のギミックを利用して、事態の打開を図ろうと考えるが、彼がそうする前に事態の打開を、正統なプレーでもって変える選手が現れる。それは、近藤ですら予想し得なかった選手の予想外の頑張りであった。


 攻め上がる雷門、浜野海士(CV:金野潤)からキャプテンの神童拓人(CV:斎賀みつき)にパスが送られる。神童は完全フリーの状態で、その能力を考えるとこのパスが通れば雷門に大きなチャンスが訪れる。



 それを阻止したのは、南沢であった。倉間と天馬のマークを一瞬にして振り切り、前進する南沢。そこに立ち塞がるのは、先程あやをつけた天城。




 さっき偉そうなことを言っただけに、天城は必殺技「ビバ!万里の長城」で南沢をねじ伏せ、尻もちをつかせる。車田の「ダッシュトレイン」もそうだったけど、3年生の必殺技は今のところ成功率10割(キーパーの三国太一(CV:佐藤健輔)を除く)。


 そのこぼれ球は信助が拾う。しかし諦めない南沢は信助にスライディングタックルを喰らわせ、ボールを奪い返す。その後も雷門選手を相手に、孤軍奮闘してボールをキープし続ける。いつもクールでどこか達観していた南沢らしくない、がむしゃらでひたむきなプレーだった。雷門のサッカーを否定して転校した彼にとって、その雷門に敗北するのはイコール自己の全否定に繋がってしまう。そうさせてはならないと、南沢は必死なのだ。彼は彼なりの信念で闘っているということが描写される。

 雷門の選手はもちろん、今は味方の月山国光の選手たちですら信じられないがむしゃらさを見せる南沢。その頑張りが、これまで消沈していた月山国光選手団のハートに火を点けた。

 闘い続けて来た南沢が蘭丸にボールを奪われる。それを見た巨漢の月山国光ディフェンダー2人、長船典膳と金平鉄斎(顔面歯車の本名)が後を追う。そしてその巨漢を活かした合体必殺技「ツインミキサー」で、可愛らしい外見の蘭丸を暴力的に吹き飛ばす。



 可哀そうな蘭丸。ここ最近、ヒドイ目に遭い続けている。


 ボールを奪い、南沢とともに戦うことを宣言する長船と顔面歯車。そしてキャプテン兵頭が檄を飛ばす。南沢が点けた火は、月山国光メンバー全員の心に、燎原の火の如く広がり始めたのだ。


 俄然動きが良くなった月山国光。速攻で雷門陣を攻め上がる。相手チームの変わり様に目を丸くする車田に、南沢のプレーが月山国光をまとめたことを示唆する円堂。

 しかし雷門も負けてはいない。正宗五郎からスライディングでボールを奪う速水鶴正(CV:吉野裕行)。お互いの戦力が拮抗し、一進一退の攻防を続ける両チーム。

 同点のまま膠着する試合展開に、作戦を求める月山国光のベンチメンバー。だが近藤は指示が不要であると喝破し、一所懸命に相手に打ち勝とうとする仲間の姿を見るよう示唆する。もうフィフスセクターも何も関係無い、どちらがこの試合に勝ちたいかという、むき出しの勝利への執念のみが、この試合の趨勢を決める。

 「これが、サッカーだ!」(BY・円堂)


 神童と南沢が競り合う。かつてのチームのエースストライカーとキャプテンという、実力者同士の戦いは南沢が制す。必殺技などの介入無しに神童が競り負けたシーンは、おそらくこれが初めてだろう。


 南沢は小早川槍吉にパス。だが、信助がそれをカット。浜野を介して蘭丸がボールをキープして攻め上がるが、そこに追いすがる巨漢2体。何だか、どこかで見たデジャブ感。



 また同じ技を喰らう蘭丸。今度は飛ばされる前の痛々しい姿をどうぞ。


 その後も両チームの頑張りで、膠着状態が続く中、残り時間が少なくなっていく。


 狩屋がドリブルで上がっていく。甲斐、月島景秀といった月山国光の中盤の実力者をアクロバティックにかわしていく狩屋。さすがは身体能力が並はずれた選手だ。

 しかしその先にはこの戦いで切れまくっている南沢が2人を従えて待ち受ける。さしもの狩屋ですら、突破は困難に思えた。そこに、横から声を掛け、パスを促す蘭丸。

 狩屋は自分の力で何とかしたがる性格だし、しかも声を掛けたのが犬猿の仲の蘭丸だ。これまでの狩屋だったら、絶対にパスはしなかっただろう。しかし狩屋もこの戦いを通じて何かが変わって来ていた。やや不満げながらも、蘭丸にパスを出したのだ。3人の防御からフリーである蘭丸が、その的確な視野でパスを送った先には、剣城京介(CV:大原崇)がいた。


 いままでどこで何をしていたの? と小一時間問い詰めたくなるほど混じりっ気なしの空気だった剣城。これまで目立てなかった鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように雄たけびを挙げ、その秘められた能力、化身「剣聖ランスロット」を久しぶりに発動させる。



 もちろんここが最大の凌ぎどころであることを心得ている兵頭は、迷わず化身「巨神ギガンテス」を発現させて迎え撃つ。場面は、再び化身同士の対決となった!



 CMの間中、化身を出し続けていた両者。剣城は現状、最強の化身技「ロストエンジェル」を放つ。「ギガンティックボム」で対抗する兵頭。





 壮絶な力比べに勝利したのは、剣城であった。強引にシュートをねじ込み、ついに雷門が3−2とこの試合初めてのリードを奪う。そしてその直後、試合終了の笛が鳴る。勝利の喜びに沸く雷門メンバー。そして敗北に力なく膝をつく月山国光の選手たち。


 聖帝の選挙に立候補している2人、イシドシュウジ(CV:野島裕史)と響木正剛(CV:有本欽隆)の姿がスタジアムの掲示板に映し出される。反フィフスセクターの立場にある響木の方のグラフが少し増加される。これは本大会が聖帝選出の選挙になっているという事前の説明を反映していた。雷門が勝利するたびに、両者の差は縮まって行くのだろう。



 負けて落ち込む選手たちに、顔を上げて堂々することを命じる月山国光監督の近藤。初めて本気でサッカーと向き合った選手たちを祝福する近藤。この思想はフィフスセクターの教えとは相反するものであることは言うまでも無い。近藤も素晴らしい戦いの末に敗れたことで、フィフスセクターから離れて「自分たちのサッカー」を取り戻すことを心に期したのかも知れない。

 監督のその意を受けて、頑なだった南沢もついに雷門と向き合うことを決意する。神童の元に向かい、雷門のサッカーを認める発言をする。

 そして雷門を変えたことで一時は憎んでいた相手、天馬に向かい、激励の言葉を掛ける。

 「次の試合も頑張れよ、天馬!」


 下の名前で呼ばれ、一瞬戸惑うも、大先輩からの激励の言葉に満面の笑みで「はい!」と返答する天馬。改心した南沢の意気に応えるためにも、これからの試合は負けられない。

 立ち去ろうとする南沢に向けて神童がいつでも雷門の門戸は開かれている旨を告げる。それは南沢に雷門帰還を暗示するものであった。他のメンバーも笑顔でうなずき、神童に賛意を表する。クールでシニカルで達観さんで、他者に感謝をしたことなど無さそうだった南沢が、この時は笑顔で「ありがとう」と返したのが印象的だった。前髪をひと房かき上げながら、というところがナルシストっぽい彼らしかったけど。



 南沢に粋な計らいを見せる神童たち。おそらくゲームでも、このあと月山国光の選手たちをスカウト出来るようになって、南沢も引き抜けるようになるんだろうなぁ。で、戦って負けてスカウトを断られたりするんだろうなぁ。その展開はアニメの感動が台無しだろうなぁ。


 どんなに悪質なことをした憎まれ役でも、最後に「私の負けね」と言えば全てが許される、少年少女漫画の得意パターンが炸裂した展開であった。

 観客の拍手の中、堂々と退場して行く月山国光の選手たち。その先頭を歩きながら、監督の近藤はフィフスセクターにはもう戻れないことを悟っていた。

 そして雷門の中の憎まれ役、狩屋に声を掛ける蘭丸。勝利のために自分を信じてくれた狩屋に感謝する。そして狩屋が嘯(うそぶ)いた「俺はシード」という言葉も明確に否定する。蘭丸は狩屋のプレーぶりから、そのことに確信を持っていた。信じられたことが意外だったものの、素直になり切れない狩屋は憎まれ口を利いて立ち去る。その後ろ姿を少し大人になった蘭丸が微笑を浮かべて見送る。

 そしてその様を、さらに見つめて笑顔を見せる、円堂の姿があった。円堂には狩屋を信じ、チームに溶け込ませなければならない理由があったのだ。



 試合の後の夕暮れの雷門中学。旧サッカー部を訪れる一人の女性がいた。サッカー部の看板を愛おしそうに撫でるその後ろ姿に声を掛ける円堂。



 女性の名は、吉良瞳子(CV:北西純子)。かつてイナズマキャラバンで円堂たちを指導した監督だ。現在は「お日さま園」という名の児童養護施設を運営しており、実は狩屋はこの「お日さま園」の出身で、瞳子の依頼を受けた円堂の尽力で、雷門サッカー部に所属することになったという。

 狩屋は11歳の時に親が仕事で騙され、子どもの養育が不可能となり、「お日さま園」に入園することになった。そのせいで、他人を信じることが出来ない、猜疑心の強い性格に育ってしまったのだ。狩屋がチーム内の友情を馴れ合いと酷評し、鼻で笑っていた理由がここで明かされる。

 狩屋は誰とも親しくならなかったが、サッカーだけは好きで、一人で熱心にサッカーに取り組んでいたと話す瞳子。サッカー部に推したのもそのせいだろう。否が応でもチームプレーを要されるサッカーなら、狩屋の性格を変える一助にもなろう。

 瞳子のその気づかいが実を結びつつあることを告げる円堂。一連の蘭丸との仲違(なかたが)い、そしてその後の和解の過程を、円堂が生暖かく見守り続けていた理由はこのせいだったのだ。狩屋はもう孤独では無く、仲間がいると伝える円堂。雷門とはそういうところだったことに思いを致し、笑顔になる瞳子

 「それが、雷門だものね……」


 一方、試合を終えて帰宅した天馬。例の如く、勝利後の祝杯を上げるために信助と幼馴染のマネージャー、空野葵(CV:北原沙弥香)を連れての帰宅だ。この日は新しいお友達を連れて来ていることに気付く、天馬の親戚であり母代わりの木野秋(CV:折笠富美子)。そう、この日は同学年の狩屋も、この祝勝会に連れて来られていたのだ。


 秋手作りのケーキを肴(さかな)に、今日の試合について熱心に話し合い、笑い合う天馬たちを、いささか呆れ気味に見ている狩屋。話が信助の新必殺技に及ぶ。信助はディフェンダーだというのにディフェンス技を持っていないことに負い目を感じていた。その話に乗って、天馬と信助で2人技を作ったらどうかと提案する狩屋。




 合体技想像中の2人の姿。


 こんなラクガキの様な想像なのに、なぜか気に入る天馬と信助。話を合わせるために適当に吹いただけなのに、2人の反応が良過ぎたことにたじろぐ狩屋。まだ出来てもいないのに技の名前を考え始める葵を含めた3人。ただそれに見合った名前が思いつかない。もしかしたら、良い名前が思いつかないとか、そういう理由でお蔵入りするかもしれない、この必殺技。

 考えが煮詰まって、傍観している狩屋に妙案は無いかと問う天馬。

 「ドカーンと飛ぶから、『ドカーンジャンプ』とか……」


 という苦し紛れの意見を、こともあろうに心の中で「馬鹿なこと言ってやがる(嘲笑)」と思っていた3人から逆に大笑いされ、顔を真っ赤にして激昂する狩屋。



 知らぬ間に天馬たちのペースに巻き込まれ、なし崩し的に打ち解けた狩屋の微笑ましいシーン。


 「仲良きことは美しき哉」と、武者小路実篤っぽくその姿を微笑を浮かべつつ見つめる秋。円堂や瞳子の思いは間違いではなかった。こうして笑い合い、楽しく過ごせる仲間というものを、狩屋は手に入れたのだ。友達って素晴らしい。特に学生時代の友達は、大事にした方が良いよ。



 フィフスセクターの本部では、今回の月山国光の敗北を受けて、聖帝選挙に於いて現聖帝のイシドがやや不利になったことを心配する部下。それを受けて、手段を選ばずに雷門を叩きつぶすことを命じるイシド。当初見受けられた余裕は失われて来ているのだろうか?

 そこに来客が現れる。やって来たのは、まさかの円堂だった。聖帝の前に立った円堂は、そこで聖帝を、友だった頃の昔の名前で呼ぶ。

 「豪炎寺……」


 なぜ豪炎寺が管理サッカーを標榜するフィフスセクターを率いているのか? その当然の問いをぶつける円堂。それに答えず、「私は豪炎寺ではなく、イシドシュウジだ」と泰然(たいぜん)と答える、聖帝。円堂の真摯(しんし)な説得にも耳を貸そうとせず、もう話すことは無いと円堂を追い返す。





 自宅で、11年前の懐かしい写真を見つめる円堂。豪炎寺の豹変は、円堂の妻である夏未(CV:小林沙苗)にも悲しい現実として受け止められた。写真で自分の隣に収まる豪炎寺の若き日の姿を見つめ、どうしてもこの現実が信じられない円堂。



 そんな夫を励まそうと、取り戻すべき昔のサッカーに突き進んで欲しいと告げる夏未。その気持ちは豪炎寺に届くと言う夏未に元気をもらった円堂。

 ただその元気は、その後の夏未の作ったハンバーグの味で全て失われることとなることに、今の円堂は気付く由(よし)も無かった。



 ハンバーグを一口頬張った円堂さん。顔に死相が出ている。この瞬間、豪炎寺絡みの悩みすら頭の中から吹っ飛んだだろうから、ある意味効果のあった食事なのかもしれない。完全に気休めだが。



 翌日の雷門サッカー部室。ホーリーロードも本戦に入っているのだが、狩屋に続いて入部を希望する者が現れた。まだリザーブが埋まり切っていない雷門にとってはチーム強化のために嬉しい材料だが、未だに試合に出られない一乃と青山の心中は如何に?



 可愛らしい顔つきの入部希望者。やはり1年生なのだろうか?


 名前を問われ、ヒカルと答える入部希望者だが、なぜか名字を答えようとしない。しばらくの逡巡の後、ようやく答えたフルネームは、「カゲヤマヒカル」というものであった。

 影山輝(CV:藤村歩)の名を聞き、選手一同は笑顔になる。が、コーチ、監督陣の顔に緊張が走る。名簿帳を思わず落とすほどに動揺する顧問の音無春奈(CV:佐々木日菜子)。彼らにこれほどの衝撃を与える「影山」という名に、一体どういう意味があるのだろうか?




 次回に続く!



  エンディング



 今回は本当に盛りだくさんで驚いた。感想を書いている間、「え、これでやっと半分なの!?」とCMアイキャッチを観て気付いたほど。観ていた時は素直に楽しかったけど、感想を書く時にはブロガー泣かせなぎゅうぎゅう詰めの内容だったという感じ。

 今回からオープニングがマイナーチェンジされていた。新キャラが目立っていて、速水や天城、蘭丸たちの部分が軒並み入れ替わっていた(それにしても狩屋は悪そうな顔だ)。





 まだ出て来ていない選手も混じっているけど、これはいよいよ速水や倉間がベンチに追いやられる予兆なのだろうか? 個人的には、キーパーの新キャラを用意するべきだと思う。一般にキーパーが一人だけのチームなどあり得ないし。三国さんが怪我したり、何らかの反則でレッドカードをもらって退場することになったりしたらどうするつもりなのだろうか? 前みたいに天馬にキーパーをさせるつもりなのかしら? 円堂はキーパー出身なんだから、この辺は何とかして欲しい。ストーリー設定的に、入部希望者にキーパーを出す必要があると思う。


 また今回は南沢と和解する展開になったけど、3年生はこのホーリーロードが終わったら引退と言っていた訳で、いざ南沢さんが戻って来ても普通に出番は無いかもしれない。


 今回の終わり方は気になるヒキだけど、一体どうなるのかな? 今回の瞳子さんと同様、前作をよく知らないにわかファンには厳しい展開だ。帝国の総帥が確か、影山という名前だったよね?(ゲーム版『イナズマイレブン』から得た知識) その辺が関係してくるのかな? まぁ、前回の予想も外したから、今回は静観しよう。

 ただ、「帰ってくるアイツ」はさすがに分かったよ! 敢えてズバリ名前は言わないけど、いつも眠たそうな顔してた、アイツでしょ?(←見事にハズレました。詳細は次回の感想で) 聖帝が豪炎寺だったという展開だけに、他のメンツは変わっていないことを期待したいっス(壁山さん風)。



 次回「あいつが帰ってくる!」に続く。



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