【東海テレビは】 放送事故では済まない「怪しいお米セシウムさん」問題 【フジテレビ系列】

 ブログを更新するこちら側の事情だけど、半島関係やフジテレビ関係がようやくひと段落着けられ、「その話題から解放されたかなぁ」と思っていたら、またやらかすんだもんなぁ。放っておけないヤンデレっぷりというか、燃料投下がお得意というか……。


 今回の話は友人からのタレコミで知った。「怪しいお米セシウムさん」という訳のわからない(本当に訳のわからない)件名のメールが当方に届いた。訳のわからないままリンク先を見てみたが、にわかには訳がわからない。それだけ常軌を逸した事件だという事なのだが、いろいろ調べてみると、なるほど、またテレビがやらかしたという事件だった。

  • ロケットニュース24より引用

フジ系地方局で放送事故「怪しいお米セシウムさん 汚染されたお米セシウムさん」と放送 / 国民の声「不謹慎を飛び越して不快」
2011年8月4日

8月4日、フジテレビをキー局とするテレビ局「東海テレビ放送」で、驚くべき放送事故が発生した。朝の番組で、プレゼント企画の当選者を発表する際に、間違ったフリップを出してしまったのである。

ただ間違えているだけであれば、大きな騒ぎになることはなかったのだが、画面に表示されたのは、架空の人物の名前で「怪しいお米セシウムさん 汚染されたお米セシウムさん」という当選者名だったのである。

これに対して、同社はすでに謝罪文を掲載しているのだが、インターネットユーザーから「不謹慎も飛び越してひたすら不快だな」、「悪ふざけにもほどがあるだろ」など、厳しい声があがっている。

間違ってフリップを表示してしまったのは、同局で平日の午前に放送されている『ぴーかんテレビ』だ。岩手県産のお米「ひとめぼれ」を10キロプレゼントする企画「夏休みプレゼント主義る祭り」で、当選者の発表を行う際に、以下のような内容のフリップが出ていたのだ。
 
東海テレビの番組が放送したフリップの内容
岩手県産ひとめぼれ10k当選者
怪しいお米 セシウムさん
怪しいお米 セシウムさん
汚染されたお米 セシウムさん
 
おそらく、「怪しいお米」と書かれた場所には当選者の住所、「セシウムさん」には当選者の名前が入る予定だったと思われる。テスト用に準備したボードを放送中に表示してしまったようだ。

しかしテスト用とはいえ、この内容は不謹慎との指摘を受けても仕方のないもの。そもそも「汚染されたお米セシウムさん」などという発想が出てくること自体おかしい。このことについてインターネットユーザーは次のように反応している。
 
「これは大変な問題になる」
「洒落になってなさすぎわろた」
「ふざけてって悪意がないとこんなのできないだろ」
「これは大変なことやと思うよ」
「どういう意図で作ったんだほんと、震災舐めすぎだろ」
「意味がわからんwwww」
「やってしまいましたなあ」
「洒落になってなさすぎ」
「悪ふざけにもほどがあるだろ」
「どうしてこうなった」
「わろえない」
「リハでこういうの見て笑ってたってことだよな」
 
……など、いずれも厳しい意見が多数寄せられている。同局の謝罪文を掲載しており、「当選者をお知らせする内容に不適切な記述が誤って送出されました」として、「大変常識を欠いた不謹慎な内容が画面に出てしまい、視聴者の皆様に不快な思いを与えたことに対し、深くお詫び申し上げます」と謝罪している。このフリップ問題は、当分議論を呼びそうである。

http://rocketnews24.com/2011/08/04/118628/

赤字は引用者)





 今回の件は前回まで扱った韓流垂れ流しとは違う話だが、モラルハザードという面で両者は通底していると思う。東海テレビと言えば、日本で全く役に立たない「キムチ前線」を流した事で有名な局でもある。



 誰も、何も得をしない情報をダダ流す東海テレビ。電波は誰のものなのかを自覚していない。この局に関しては「とうかい」テレビではなく、「トンへ」テレビと朝鮮風に読むべきなのかも知れない。



 確信犯的なキムチ前線はさておき、「怪しいお米セシウムさん」の問題は手違いではすまされない。ユーザーの意見にもあるが、「テスト用に準備したボード」だとすればリハーサルでこれが使われていたはずなのだ。放送するつもりは無くとも、こういう心根を持って番組作りをしていたという事がバレたに過ぎない。

 本番前とはいえ、コレを使って誰も問題視しなかったという事は、その関係者および出演者全員の病理の深さを物語っている。おそらく今回に限らず、時事や犯罪で不幸な目に遭われた人たちを揶揄するリハーサル用フリップを使う事が常態化していたのではないか? 被害者の方をバカにする精神が根底にあったのではないか?

 そうでないなら、こんなフリップがリハで使用される訳が無い。


 プレゼントが岩手県産のひとめぼれだったため、岩手県側はもちろんカンカンに怒っていて、ホームページで抗議文を掲載している。


 風評被害を助長した責任はもちろんだけど、放送メディアとして信頼を失墜させた事の責任も取らなければならないだろう。フジテレビ系列という事で、ネット住人からすればその信用などとっくに失墜しているんだけどね。今回の件で関係者は処分されるのだろうが、どの程度の累で済ませようとするのか、注目しなければならないだろう。

 これ以降、この「ぴーかんテレビ」という番組は、日頃から視聴者をバカにしている出演者が出ているんだと常に白い目で見られる事は確実だ。番組終了もの、放送局が終了してもおかしくは無いほどの不祥事だと思う。



 「1」の形をしたキャラは、「わんだほ」という東海テレビのマスコットキャラらしい。

★「わんだほ」プロフィール

 <名前> わんだほ
 <生まれ> 不明。2008年1月1日、東海テレビ内で発見される(予定)
 <性別> ?
 <家族> いるらしい
 <特徴> モコモコしている。必要なときだけ手足が生えるらしい
 <言語> 人間の言葉を習得中。最初に覚えた言葉は「わんだほ!」



 2ちゃんねるでは早速このキャラでAAが作られ、ネタにされているそうな。




【訃報】
 サッカー元日本代表の松田直樹選手が34歳で亡くなられたそうで、驚きました。意識不明のまま病院に搬送された事は聞いていましたが、きっと助かると思っていました。余りにも早過ぎる死に残念でなりません。トルシエジャパンでの欠かせないディフェンダーとして、ガッツ溢れる男らしいプレーが印象的でした。謹んでお悔やみ申し上げます。


 また先月7月26日には日本を代表するSF作家の小松左京さんが亡くなられました。大阪人としては、大阪万博の功労者というイメージがあるのですが、大阪万博の時は当方はまだ誕生していませんでした(花博の時はさすがに産まれていて、実際行きましたけど)。作品の方も代表作の「日本沈没」ぐらいしか読んだ事がありません。青池保子さんのマンガ「イブの息子たち」に出て来た「大松発狂」というキャラが、その日本一のSF作家の存在を知る最初の出会いでした(すごい名前です。現在ではいろいろと許されない名前でしょうね)。

 本日見たニュースで、高校が母の、大学が父のそれぞれの先輩に当たる事を知り、遠い存在だと思っていた方でしたが親近感を抱きました。「日本沈没」以外の作品も、機会があれば読んでみたいと思います。ご冥福をお祈りします。



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