『イナズマイレブン』第126話「涙の卒業式!」の感想 【ついに卒業!】

 遅くなったけど、今週のアニメ『イナズマイレブン』の感想。今回は、第126話「涙の卒業式!」の感想を書く。2年生だったはずの主人公たちが卒業式を迎えるシーン。3年生の時の活躍を描かないその方針は、すでにこのキャラクターたちで描ける事は全て描ききったという事なのだろう。残念だけど、新シリーズに期待したい。旧キャラが絡んで来るという、燃える展開もあるやもしれないし。


 当ブログは、『イナズマイレブン』を視聴しての感想を、面白おかしく書く事をモットーにしています。その事に不快を感じる方はご覧にならないよう、お願いします。


 前回の感想は、
【永き闘いに】 『イナズマイレブン』第125話「ついに決着!世界一!!」の感想 【終止符が!】
 をご覧ください。物語の最高のクライマックスの感想を、下手くそなりに書いています。


 それ以前、以後のアニメ、及びその他『イナズマイレブン』の記事は、
 ココをクリック。

 で一覧表示されます。



 アニメ『イナズマイレブンGO』の感想は、こちら。


 今回は全てが終わった後の、いわばエピローグ的なお話なので、感想を書くのが難しいのだが、淡々と描いてみる。


 第1回フットボールフロンティアインターナショナルは、日本代表「イナズマジャパン」の優勝で幕を閉じた。



 メンバーたちは帰国後、それぞれにとって待つ人のいる、懐かしく暖かい、帰るべき故郷へと帰って行った。イナズマジャパンのメンバーも、もとはライバルだった訳で、日本全国に帰るべき場所があるんだよね。ゲーム版『イナズマイレブン』をプレイし始めたから、それぐらいの知識は得られた。



 これは今まさにゲームで戦っている相手のちびっこチーム「稲妻KFC」だ。


 ゲーム序盤で出てくる舞台のひとつ、鉄塔。


 今プレイしているゲームに登場するキャラや、イベントがたくさん出て来て、偶然ではあるけど、その現実プレイとの親和性に嬉しくなる。



 その日、円堂守(CV:竹内順子)はいつもより早く目覚めた。今日は雷門中学の卒業式、彼は今日、住み慣れた学び舎を巣立つのだ。卒業式という行事まで、ワクワクして楽しみと両親に屈託なく語る守。感慨深さに感傷的になる事がないところが、守らしい。その後の進路に関しての話題は出なかったけど、おそらく高校に行って、サッカーを続けるのだろう。祖父、円堂大介(CV:藤本譲)と同じく、守も一生涯、サッカーから離れる事などあり得ないだろうから。

 母の言によると、その祖父も今でもサッカー指導者として、いつか守と戦うべく次代の選手を育成しているらしい。それを聞いて楽しそうに笑う守。母のサッカー嫌いも払拭されたらしく、両親も楽しそうに笑う。

 登校時、マネージャーとして雷門サッカー部を支え続けた木野秋(CV:折笠富美子)、そして可愛い声の後輩、次代の雷門サッカー部のエースストライカー、宇都宮虎丸(CV:釘宮理恵)と出会う。




 虎丸はまだ中学1年生。じゃ、ロココ・ウルバ(CV:甲斐田ゆき)の「リトルギガント」との死闘時、まだ小学6年生だったんだねぇ。可愛い声の訳だ。

 虎丸に「キャプテン」と呼ばれ、今は違うと否定する守。今のキャプテンの話になりそうなところで話題が変わる。一体今のキャプテンは誰なんだろう?

 始まりの場所、と守が呼ぶ河川敷に行く3人。これはゲームでも今ちょうどプレイしているあたりの場所なので、嬉しい。豪炎寺修也(CV:野島裕史)との出会いの場所(ゲームでは学校)であり、守だけでなく、雷門サッカー部にとっても「始まりの場所」と言えるだろう。

 3年前の苦労を思い返す守の回想シーン。



 以前触れたおもしろシーン。新入部員に喜びのあまり物理的にキラキラ光る、守と秋。秋なんて、目の中まで光っている。


 そこに合流する件(くだん)の豪炎寺。もうひとつの大事な出会いの話に言及する。帝国学園との練習試合、あの人気投票1位の五条勝との出会い……ではなく、帝国学園の司令塔、鬼道有人(CV:吉野裕行)との出会いだ。当方の好きなアイパッチの佐久間次郎(CV:田野めぐみ)の事も思い出してあげて欲しかったが。




 悪役というか、敵役だったころの鬼道。悪い顔してるで〜。実はこれも今プレイしているゲームの展開通り。ゲームでも凶悪な敵として描かれている。


 噂をしているとその人物が現れる展開の今回。案の定、鬼道もやって来て共に昔話に花を咲かせる。



 すっかり丸くなった鬼道と談笑する守と豪炎寺。守に「一緒に卒業できて嬉しい」と言われてデレたのかもしれない。


 文化祭の時(?)のアルバムを見る理事長、雷門総一郎(CV:坂口候一)。娘の雷門夏未(CV:小林沙苗)と共に、サッカー部との思い出を語る。そうそう、ゲームでリアルタイムに経験しているけど、夏未は最初、本当に意地悪でサッカー部を敵視していたんだよね。サッカー部マネージャーとして協力するようになるこの変わり様には、びっくりだ。まさにツンデレの為に生れてきたかのようなお嬢様。



 文化祭の劇かな? 壁山塀吾郎(CV:田野めぐみ)は壁役? 守がアホみたいな役で笑える。登場キャラからして、演目は「ねずみの嫁入り」かな? 秋と夏未はどっちも可愛い。ついでにやきそばを売る風丸一郎太(CV:西墻由香)も可愛い。


 いよいよ卒業式が始まる。数々の思い出が守の胸に去来する。背景にうっすら流れるのは「仰げば尊し」。これは最近まで作者不明だったんだよね。原曲は最近分かったらしい。

 卒業証書授与にあたり、夏未が最初に呼ばれたのは、成績優秀な総代としてか、それとも理事長の娘の特権か? なんせ夏未は、校長室と同じ広さの個室を学園内に持っていたからして(ゲーム内で。すげー特権)。2番目に呼ばれたのが鬼道だったし、どうもよく分からない。やっぱり成績順かな? 鬼道は頭が良さそうだし。

 ここで当方的に衝撃の事実が。音無春奈(CV:佐々木日菜子)が鬼道の事を「お兄ちゃん」と呼んだのだ。名字が違うんだけど、これは実の兄妹? うわぁ、これは知りたくなかった。ゲームで出てくる2人なので、きっとそれが発覚するシーンはあったはずだから。ゲーム中に驚きたかったなぁ。

 豪炎寺が3番目に呼ばれるにあたり、単に主力キャラが呼ばれているんだなと分かる。まぁ、無名のキャラが出てきても困るしね。風丸が呼ばれた時、一瞬映った陸上部の後輩とか、それぞれのキャラの関係者が出てくるのが芸が細かい。

 そしてついに守が呼ばれる。見つめる母の回想シーン、練習でボロボロの守を暖かく労(いたわ)り、慈しんできた母の愛情が見ている視聴者の琴線に触れる。当方は涙ぐんでしまったが、守はあくまでも笑顔だ。前向きでウェットな気持ちにならない守らしいが。

 振り返った守は、涙ぐむ雷門メンバーやマネージャーの姿を見て、一瞬絶句する。しかし、守はやっぱり最後まで笑顔だった。「涙の卒業式!」ってタイトルなんだけどね。



 鬼道はちゃんとゴーグルを外していたのが印象的。染岡竜吾(CV:加瀬康之)も泣いている。鬼の目にも涙。鬼の染岡さんですら泣いたのに、守は泣かないんだもんなぁ。


 彼らにとって一度きりの卒業式は、恙無(つつがな)く終了した。



 式の後、思い出の深いサッカー部の看板を撫でる守。サッカー部の部室に最後のお別れに来たのだ。感慨にふける守を、風丸が呼びに来る。「みんなが待っている」と。

 下級生たちに抱きつかれる守。次期キャプテンが「でやんす」口調の栗松鉄平(CV:日野未歩)である事がここで発覚する。栗みたいな頭のコイツで大丈夫なのか? 本人も自信無さげだが、守を始めとする先輩たちの信頼は厚い。足を痛めても挫けずにプレーした、そのガッツを買われての就任という事らしい。



 次期キャプテンの栗松。「でやんす」口調に相応しい出っ歯ぶり。


 「みんなが待っている」の謎が解ける。他校の選手たちも集まって、卒業記念の雷門サッカー部紅白戦をする事になっていたらしい(企画は夏未。理事長の娘だし、グラウンド使用の権限も持っているだろうし)。吹雪士郎(CV:宮野真守)や綱海条介(CV:阪口周平)など、イナズマジャパンのメンバーも複数集まって来ている。後輩たちの近況を語り、談笑するメンバーたちを見つめながら、受け継がれていくサッカー魂を実感する秋と久遠冬花(CV:戸松遥)のマネージャー2人。彼らの築いて行くサッカーの歴史は終わらない。


 そして卒業試合が始まる。響木正剛(CV:有本欽隆)の率いるチームが、雷門中学最初のメンバーたちで構成されたAチーム。久遠道也(CV:東地宏樹)が率いるのが、後から雷門サッカー部に参加したBチーム。Aチームは守、豪炎寺など主力級が存在するが、Bチームにも鬼道や吹雪がいて、実力的に何ら遜色ない。これは名勝負になるだろう。



 左がAチーム、右がBチーム。


 今まさにキックオフされる瞬間、何かが地響きを立ててやって来た。校門前に正体不明の物体が現れた。これは一体……?



 以下、最終回の次回に続く!




 次回はいよいよ最終回。待ち遠しいやら観るのが嫌な気がするやら、複雑な気分だけど、必ず観よう。きっと大団円が待っているはずだ。


人気ブログランキングへ
 ↑この記事が面白かった場合、クリックして欲しいでやんす!(次期キャプテン・栗松鉄平調)



またね・・・のキセツ(初回生産限定盤)(DVD付)
イナズマオールスターズ
FRAME (2011-02-16)
売り上げランキング: 39