【回想編で】 『イナズマイレブン』第121話「世界一へ!11の言葉!!」の感想 【知らんキャラどっちゃり】

 今日はひな祭りだけど、エントリーは極めて男っぽい内容だ。

 恒例の『イナズマイレブン』テレビアニメの感想。今回は第121話「世界一へ!11の言葉!!」の感想なんだけど、回想編だけに、当方が見た事の無いキャラクターたちが多数登場していた。余りにも多過ぎて全員把握し切れなかったのだけど、その辺り、名前とキャラが一致していない場合はご指摘ください。

 前回の感想は、
 未だ知識不足なまま語る『イナズマイレブン』第120話「フィディオの友情大特訓!」の感想
 をご覧ください。初出よりちょこっと画像を追加しています。


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 アニメの感想をエントリーの形で書き出したのは118話からですが、116話辺りからいろいろ触れています。今ほど詳細では無いですが、良かったら目を通して下さい。



 アニメ『イナズマイレブンGO』の感想は、こちら。


 友情に厚いフィディオ(CV:下野紘)たちイタリアチーム「オルフェウス」との真剣勝負さながらの練習試合を終えて、宿泊地に戻ったイナズマジャパン一行。キャプテン円堂守(CV:竹内順子)たちの雷門中学時代のチームメイト達からのビデオレターを見て励まされるイナズマジャパンのメンバーたち。

 キューピーみたいな髪形したヤツや、耳付きニット帽をかぶったヤツ、目が完全に埋もれたモジャ髪のヤツ、絆創膏に出っ歯で「……でヤンス」喋りする昭和40年代的子分キャラなど、ものすごくキャラ立ちした連中が昔からいたんだねぇ。リーダー的に真ん中で話しているキャラが一番無個性でちょっと笑ってしまった。いや、この場合クセが無いというべきか。ただちびっこ向けのゲームやアニメで無個性は致命傷だ。ちびっこがキャラを見分けるのは、やっぱり見た目だから。

 アニメや漫画のサッカーものは、味方だけでも最低11人必要で、さらに敵チームにも同様の頭数をそろえないといけない訳で、キャラクターを作る舞台裏(この場合、レベルファイブ)の大変さに思いを馳せる。奇抜にし過ぎても墓穴を掘るしね。


 雷門中学出身の守たちの活躍によって、部員が増えた事を喜ぶかつての仲間たち。カメラが一気に引いて大勢の部員を映し出す。ちなみにここで部員増に驚いた守以外のメンバーも雷門中出身なんだろうね、きっと。

 喜ぶ壁山塀吾郎(CV:田野めぐみ)に抱きしめられる守。果たして腐女子フラグはここで発生するのか?


 応援のエールを受けてテンションが高まり、矢も盾もたまらず夜間練習に繰り出す鬼道有人(CV:吉野裕行)、染岡竜吾(CV:加瀬康之)、風丸一郎太(CV:西墻由香)、基山ヒロト(CV:水島大宙)たち。

 そこに飛び入りで加わる吹雪士郎(CV:宮野真守)。冷静沈着そうな吹雪ですらじっとしていられない状態だった様だ。日中のオルフェウスとの練習試合を思い返す一同。守というキャプテンを介して、メンバーの思いが一つになる。そこに残りのメンバーも身体を動かさずにはいられないという面持ちで、グラウンドに集結して来る。


 そんな中、暗がりの部屋(サッカー用具を置く臨時の物置部屋?)で一人、メンバーたちとは別の想いにふける守。雷門中学からおまもりとして持って来たサッカー部の看板を見つめる。そこに声を掛ける豪炎寺修也(CV:野島裕史)。豪炎寺だけは守と話がしたくて、夜間練習には参加しなかったらしい。暗がりの部屋で雷門中学時代の想い出話をする2人。今度こそ腐女子フラグは立つのか?


 以下、長い回想シーン。


 雷門中学サッカー部は、守とマネージャーの木野秋(CV:折笠富美子)のたった2人だけで始まった事を語る守。豪炎寺もその事は知らなかったらしく、当方と同様に驚く。

 子供の頃のシーン、物置から崩れ落ちたモノの中から祖父・円堂大介(CV:藤本譲)の書き遺した必殺技のノートとサッカーボールを見つけて雷に打たれたかのような衝撃を受ける守。頭に載っかったグローブの方に衝撃を受けていたら、『イナズマナイン』とかいうタイトルの野球人生を送る展開になっていたのだろうか?

 サッカーボールを蹴る事の楽しさを知る守。はしゃぐ守を叱る素朴な顔の母。守がサッカーをする事に、母は強硬に反対する。大介が死んだのは、サッカーのせいだと思っていたかららしい。大介が実は生きていた事は、今は知っているのかな? 守は伝えているのかな?

 守の情熱と父の説得に母も折れて、サッカーを続ける事ができた守。そして中学入学。当然の如くサッカー部に入部しようとするのだが、雷門中学にはサッカー部が無いという事実に驚愕する。

 トイレに入ろうとするサッカーボールを持った男子(守)に声を掛ける、超勇気ある女の子。それがサッカー部マネージャーとなる同級生の秋との出会いだった。

 2人でサッカー部を起ち上げ、始動する事に決めた守と秋。物置と化していたサッカー部の部室を片付けて掃除する(どうでもいいけど、今回、物置がよく出てくるな)。サッカー部の看板を発見して、笑顔になる2人。甘酸っぱい素敵な青春シーンだ。当方的には、ここで健全なフラグが立って欲しい。

 野球部員にサッカーを馬鹿にされる守。でも決して嫌な顔を秋に見せない。本当に良い子だよね。部員を求めて行動する2人だが、なかなか新入部員が集まらない。「部員募集」のポスターに「サッカー部」と書き忘れていたのが原因かもしれない。フットボールフロンティア」という中学生ナンバーワンを決めるサッカー大会に出場する為にも部員が欲しい守たち。

 そこに待望の新入部員が2人も現れた。入部希望を聞いた瞬間、物理的にキラキラ輝いて2人を部室に迎え入れる守と秋(ココ、アニメ的にすごく面白かった)。入部希望者は2人とも1年生らしいが、どう見てもソリを入れたヤクザなオッサンが1名(染岡)。その容貌、中学3年生でもアウツだろう。20歳でもアウツだ。30歳でギリアウツ。


 もう一人が、冒頭のビデオレターに出ていた没個性のキャラ、半田真一(CV:下野紘)。フィディオと同じ声優さんだったのね。個性が無いから気付かなかったよ。

 半田はともかく、染岡を呼び捨てにする守に、どうしても違和感を禁じ得ない。「染岡さん」と呼べ。同い年でも。



中学生にしてすでに片手に余る「塀の向こうのお勤め」を果たしている超兄貴のような貫禄の染岡さん。背中にアートがあったり、身体の一部欠損があっても驚かない。



問題の染岡さんのフィギュア。1ミリも可愛くないフィギュアは誰得?
そしてこの貫禄のせいか、お値段は他キャラより割増。……誰得?



 キーパー志望の守を珍しがる2人。確かに日本では人気無いポジションだけど(目立てるから欧米では逆に人気のポジション)、『イナズマイレブン』を観ているちびっこには、人気出ているんじゃないかなぁ? 守も立向居勇気(CV:立花慎之介)も、ロココ・ウルバ(CV:甲斐田ゆき)も、ケツアゴ(ジジ・ブラージ(CV:佐藤健輔))も、出て来るゴールキーパーはみんなカッコ良いもんね。


 2人を加えて練習する雷門サッカー部だが、部員不足の存在ではグラウンドを使う事もできず、苦労する。回想シーン中、風丸が一瞬出て来るが、彼は別の部活だったのかな?


 で、メンバーが揃わないまま1年が経過し、翌年の新入生から新入部員が4人やって来る。度肝を抜かれたのが、あの壁山さんが守の下級生だったという事。壁山さん、年下!? ……確かに敬語で話していたけど、あれはデカい男にありがちな、ノミの心臓を表現しているんだと思っていたよ。……年下かぁ。

 ただこれでも7人(マネの秋を含めて)。11人には届かない。それでも腐らず、やり続けたからこそ今があると笑顔で語る守。そんな守に惹かれて人材が集まったと言う豪炎寺。彼も守がいなければ、二度とボールを蹴る事は無かったという。この豪炎寺のエピソードも回想シーンで語って欲しかったんだけどね、にわかファンとしては。

 サッカー好きの意地にかけて、自分のすべてを祖父・大介の率いるチームにぶつける事を誓う守。決勝戦を良い試合にする事を望む豪炎寺。


 一方、女子マネージャー陣。守に力を与えた大介のノートを読んで、自分たちも内容を把握しておくべきと提案する雷門夏未(CV:小林沙苗)。全員賛同するが、大介のものすごい悪筆のせいで文字が読めない。

 だが「こんな事もあろうかと!」とでも言いだしそうなメガネっ娘音無春奈(CV:佐々木日菜子)が、以前に守が読んだ時の内容をメモしておいたという。おかげで読む事ができたマネージャーたち。そこに書かれていた守を奮い立たせた言葉というのが、今回のタイトルの「11の言葉」だった。

 当方、夏未以外は殆どその声を聴いた事が無かったので、今回その「11の言葉」をマネージャー陣が読み上げる演出は良かった。余談だけど、マネージャーは名前が春夏秋冬になってるんだよね。第1回人気投票の時に名前だけは見てたんだけどね。名前と顔が、最近やっと結びついた感じ。

 こんな良いマネージャーが4人も居るんだから、イナズマジャパンの勝利は確実だろう。相手チームに属していた夏未まで帰って来たから、女子分(「シュークリーム分」的表現)では圧勝じゃないかと。


 決勝を翌日に控え、最後の調整に入るイナズマジャパン。吹雪も守を相手にパワーアップしたシュートを決め、調子の良いところをアピールする。また鬼道と基山に協力を求め、新たな必殺技を編み出す事を提案する。かつて敵として守に出会い、サッカーを見つめ直す事で変わる事ができた共通点を持つ3人での協力技。守が吹雪に抱きついて賛意を表する。これも腐女子フラグか? 今回サービスし過ぎ。

 円堂を触媒に、全員が進化して行くイナズマジャパンのメンバーたち。


 そして対戦相手のチーム「リトルギガント」も最終調整に汗を流す。豪炎寺ぽいヤツのシュートを止めるロココ。豪炎寺ぽいヤツがロココに「バン!」とハートを打ち抜くそぶり。このシーンも腐臭がぷんぷんする。幾らなんでも今回はコミケ1日目サークルに同人誌ネタを提供し過ぎだろう。

 守の進化を、同じ志を持つ者としてリアルタイムで第六感的に感じ、強敵相手にワクワクするロココ。決勝戦は最高の闘いになる事を大介に宣言する。孫と、手塩にかけた愛弟子との闘いに年甲斐なく、こちらもワクワクする大介。決勝戦は明日、タイタニックスタジアムにて行われる。


 以下次回に続く。



 今回は番組の改編期という事もあってか、放映時間が夜7時からに変更になっての最初の回。総集編というより回想編で、守の回想シーンが殆どという内容。こういうのは、決勝の激闘が終わった後にするもんじゃないの? 早く決勝戦が観たいっちゅうのに。


 今回からテレビ東京系列の水曜夜7時からの1時間は、レベルファイブのアニメ枠で行く方針らしい(前番組の「毎日かあさん」は確かに視聴者層が違い過ぎた)。

 CM抜きで後番組『ダンボール戦機』がスタートしていた。一応、こちらもゲームが原作の上、レベルファイブ作品という事なので、チェックも兼ねて第1話を観た。1時間集中して、メモを取りながら観るのは相当疲れるね。

 主人公・山野バン(CV:久保田恵)がLBXという模型ロボットで闘う「プラレス3四郎」タイプのアニメなのだが、それを母に反対されるシーンなど、サッカーを反対される『イナズマイレブン』のシーンとまんま同じところがどうかな、と思った。ちびっこですら、同じ日にやられたらストーリーの相似に気付いてしまいそう。

 世界の命運がこのロボットの闘いに懸かっているという、壮大なスケールで描かれる内容らしい。ストーリーはまだ先が見えないので意見は留保するが、キャラはまぁまぁ立っているし、CGを交えた戦闘シーンはリアルでカッコ良いしで、まぁ面白そう。あと登場人物のアゴヒゲ率高し。

 「アゴヒゲのキャラばっかりで見分けがつかない!」とちびっこからのクレームが来て、誰が最初に髭を剃るのか? とりあえず、当方の最注目は今のところ、ココ。当方の見立てでは、模型店店長は最後まで剃らなさそう。


 いずれにせよ、『イナズマイレブン』を観る時には、意識せず流れで観てしまう事になりそう。『イナズマイレブン』はいよいよ決勝戦で、目が離せないからねぇ。



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