ガンは左側だけにあるのでは無い

 最近この話題ばかりで些かうんざりだが(嫌中ブログになりつつある)、日頃ぶれまくる仙谷・菅政権がこの問題では全くぶれないので(笑)、毎日新ネタが上がって来るという印象。昨日は政権外からも未だに燃えている炎にガソリンをかける輩が居た様だ。経団連会長の売国具合が分かり易過ぎて笑った。「漁船衝突事件は済んだ事なので追及するな」と言いつつ「ビデオ流出させた奴は徹底追及しろ」だって。どちらも済んだ話という意味合いからして、この対応の区別は一見、論理的におかしい気がするが、中国でお金儲けがしたくてたまらない人の言い分には『中国様の為に』という接頭語を付ければ簡単に意味が通る。「『中国様の為に』漁船衝突事件は追及するな」「『中国様の為に』ビデオ流出させた奴は徹底追及しろ」という訳だ。実に分かり易い。建前を一切言わずに本音が開けっぴろげなのは清々しいまでの商人根性なのか、それとも思慮の足りない走狗ぶりの発揮なのか。中国様に褒めてもらいたいが為に、分かり易くしてるのかもね。日本国民の反発は必至だと思うんだけど、良いのかな?

 安い労働力目当てで移民を受け入れる事に積極的なのも経団連だ。「超高齢化社会の訪れる日本に、外国人の移民労働力は必須」という彼らの言い分は一見説得力がある。だけどわざと見落としてるんだろうけど、移民は働ける若年層だけじゃないからね。記憶に新しい大阪での日本人の親族の中国人が48人分の生活保護申請をした事件(これは世間の耳目が集まり、中国人の目論見は幸運にも阻止されたが)を鑑みるに、経団連の言う移民政策が実現しても、そういった連中が大挙押し寄せる可能性が高い。仕事を持ち自分で生活出来る層は自国で頑張るだろうからねえ。社会保障制度が充実している日本には、自国での制度から取りこぼされた失業者、老人、病人がやって来る事になるだろう(中国の隠された問題点として、数十年後の中国国内での高齢化社会時の社会保障の不備が指摘されている。社会主義を標榜しながらも貧富の差が資本主義国である日本とは比べ物にならない程の格差だし、詳しく調べていないけど、一人っ子政策のツケが当然若年層の減少という形で社会に影を落とす事は想像に難くない)。

 共産主義に思想的シンパを持つ輩と、金銭第一主義で儲けられれば領土など要らぬという輩が、麓(ふもと)は違えど『中国様の為に』という名の頂を目指して邁進する、プロレタリアートと資本家の悪夢の売国タッグ登山(本来あり得ないはずの事が、日本では起こっているんだよね)。看過しておく訳には行かないが、ではどうすりゃ良いのか?  最低限の事は、体たらくと表現しても良い現在の日本の置かれた情勢を忘れずに覚えておき、次の選挙で良い政治家を選ぶ事、かな。


 次の衆議院選挙までに、手遅れにならなければ良いんだけどね。


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