『イナズマイレブンGO』第33話「謎の敵!幻影学園!!」の感想 【「天輝」と書いて「あまひか」と読むらしい】

 今日から3連休ですね。初日の今日は天皇誕生日。今上陛下の息災をお祝いしましょう。


 ニンテンドー3DSとゲーム版の『イナズマイレブンGO【シャイン】』を購入しました。Twitterで会う人会う人に語りかけられ、話について行くために購入したというのが真相ですが、残念ながらまだ触れてすらいません(アマゾンの箱未開封)。色々終わらせて、一刻も早く始めたいです。世間ではもう終わらせた人もいるそうなので。


 恒例のテレビアニメ『イナズマイレブンGO』の感想文、今回は『イナズマイレブンGO』第33話「謎の敵!幻影学園!!」の感想を観ての感想を書く。天城大地(CV:奈良徹)の過去と、それに関わる人物が敵として雷門中学の前に立ちはだかるという展開。天城のキャラにも掘り下げがなされることになりそう。


 当ブログは、『イナズマイレブンGO』を視聴しての感想を、自分なりに面白いと思えるよう、コミカルにそしてシニカルに描く事をモットーにしています。その事に不快を感じる方はご覧にならないよう、お願いします。


 前回のアニメ『イナズマイレブンGO』の感想は、

 をご覧ください。化身という概念に触れつつ、これまでの物語を回想するお話です。


 それ以外の『イナズマイレブンGO』の記事は、ここをクリック。


 で、一覧表示されます。


 なお、『イナズマイレブンGO』をよく知らない方のために登場人物紹介のページを設けました。順次更新していきますので、目を通していただくとキャラクターのことが分かり易くなります。さらっとウソ情報が散りばめられていますので、あまり信用しないで、軽い感じで読んで下さい。

 勝ち進むことで管理されたサッカー界に革命を起こすため、練習にも熱が入る雷門中学サッカー部。DFでありながら攻撃参加するシーンも多い狩屋マサキ(CV:泰勇気)は、その身体能力の高さで先輩の速水鶴正(CV:吉野裕行)を抜き去る。

 キャプテン・神童拓人(CV:斎賀みつき)からのラストパスを的確にシュートする新入部員の影山輝(CV:藤村歩)。FWとしてのポテンシャルの高さを窺わせる。

 そして錦龍馬(CV:岩崎了)と車田剛一(CV:野島裕史)の間でも、激しいぶつかり合いでボールを奪い合う姿が見られた。質実剛健を表したかのような両者のぶつかり合いは、迫力満点で練習風景に一層の熱を加えている。



 絵ヅラ的に似過ぎていて、「えーと、間違いの一つ目は鼻の絆創膏(ばんそうこう)でしょ?」と思わず間違い探しを始めてしまう。ちなみに絆創膏アリが車田ね。


 みんなが懸命に次の試合に備えて前進する中、ただ一人、その流れに乗る事が出来ずにいる選手がいた。3年生の天城だ。前回の木戸川清修中学戦でレギュラーの座を追われ、自信を喪失していた彼は元気なく周囲を見つめる。大先輩の染岡竜吾(CV:加瀬康之)から受けたアドバイスも、今の彼には理解できないものであった。

 同様に試合に出られずに腐っていた一乃七助(CV:折笠富美子)と青山俊介(CV:高垣彩陽)は、染岡の言を受け、2人で熱心に練習をしていた。その事がなお、天城にとっては自分一人が取り残されたという心境に陥らせる。

 考え事をしていては、通常の動作すらおぼつかなくなる。自分に向けて送られたボールをトラップし損なってしまう天城。その様を見て、天城がいつもと違う事に気付いた輝。天城のサボタージュに巻き込まれて以来、天城と気脈を通じ合わせる機会の増えた彼には、付き合いが短くともその変調に気付く事は早かった。

 温情など感情論を一切排する非情の方針を貫く監督・鬼道有人(CV:吉野裕行)の厳しい視線を前にして、またもレギュラーから遠のいてしまうプレーをしてしまった天城。「退部」という暗い思考が彼の心を侵食し始める。



  オープニング



 日が変わり、いつものサッカー部室。革命にまい進するメンバーの表情は明るいが、天城の変調を心配する輝は浮かない表情だった。狩屋に問われ、後ろ姿が寂しい天城を見つめながら不安を話すが、狩屋には良く分からない。逆に、天城にいつも連れ回される輝を「物足りないのか?」と意地悪な顔でからかう。



 そして場面はミーティング室へ。次の対戦相手が決まったことを選手たちに告げる鬼道。幻影学園という対戦相手校の名を聞いた瞬間、天城が驚愕の声を上げる。彼にとっては因縁ある学校のようだ。

 顧問であり鬼道の妹である音無春奈(CV:佐々木日菜子)がモニターを用い、相手校の選手の能力を分析、報告する。幻影と言う校名に相応(ふさわ)しく、変幻自在の攻撃を得意とするチームで、特にチームキャプテンの9番、真帆路正(CV:堀江一眞)の放つ必殺シュート「マボロシショット」は百発百中で、ただの一度も止められたことが無いという。またキーパーの三国太一(CV:佐藤健輔)さん泣かせなストライカーが現れたな。DFが頑張って、極力シュートされないようにするしかないじゃん。撃たれたらゴールが約束されたシュートだから。


 真帆路の写真を見て、またも激しく動揺する天城。彼にとっての因縁の相手は、まさにこの真帆路だった。天城と真帆路は、小学生時代の親友だったのだ。

 「笑わないストライカー」という二つ名を持つ真帆路、その無感情で機械的なあだ名は、かつて天城とともにサッカーボールで遊んでいた頃の彼とは、どうしても繋がらない。




 昔と今の真帆路。一体彼に何があったのだろう? 特に、モミアゲ方面


 真帆路との思い出に耽(ふけ)る天城。天城を無視して立ち去る小学生時代の真帆路は、すでに表情を失っていた。その真帆路と試合で再会することになる。天城は複雑な表情を浮かべ、意思の統一が図れない。その姿を、相変わらず心配そうに見守る輝。

 対戦相手が決まり、さらに加速する練習風景。だが天城の心は過去の因縁に囚(とら)われて、そぞろなまま。狩谷のドリブル突破を無抵抗に許してしまう。狩屋は大喜びだが、抜かれた天城は深刻だ。三国や同じくDFの霧野蘭丸(CV:小林ゆう)を始め、他のメンバーも天城の変調を無視できなくなって来ていた。

 そして非情な鬼道の意向で、天城はグラウンドを出て帰宅するよう命じられてしまう。肩を落としてその場を後にする天城。鬼道の指示を疑問に思う松風天馬(CV:寺崎裕香)に、神童らが理由を話す。天城がいつもの天城では無いことは、三国などほとんどの選手にも伝わっていたが、KYの天馬くんには伝わらなかったらしい。

 天城の悩みに応えることは、同級生で長年の付き合いである三国にも不可能だった。天城の悩みは、天城自身でないと解決できない類いのものであると推測する三国。



 グラウンドを追い出され、一人ぼっちになった天城。またも昔の思い出を回想する。実は彼は大きな身体に似合わないほど気が小さくて、小学生の一時期、クラスで理由の無いイジメに遭(あ)っていた。

 そんな中、たった一人、これまでと変わらずに自分に接してくれたのが、あの真帆路だった。笑顔で天城に手を差し伸べる真帆路は、絶望の淵にあった天城にとって、どれだけ明るい光だったことだろう。

 サッカー好きな両者は、共にサッカーで互いを理解し、高め合う事になる。だが暫くして、今度は真帆路までもが天城を遠ざけ始めたのだ。理由は分からない。逆にクラス内のイジメは収まったものの、天城を無視し、口をきかなくなった真帆路。天城にとっては、クラス中にいじめられていた頃よりもむしろ、辛(つら)く悲しい出来事であった。


 真帆路が突然自分に冷たくなった理由は、今持って分からないままだった。だが真帆路のことを思う天城の足は、知らずにかつて真帆路と遊んだ思い出の公園に向いていた。公園で一緒に遊んだ設置物に腰かけ、思い出に耽る天城。



 小学生時代の天城の楽しい思い出。2人の中に可愛い女の子の姿もある。参照でこの頃の天城はゴーグルをちゃんと頭に回していた。顎に回すようになったのは雷門入学後か? 一体彼にも何があったのだろう?


 天候が悪くなる中、帰途に着こうとする天城。だがそこで彼は、思ってもみない……いや、思い続けた意外な人物と再会することとなる。

 真帆路だった。真帆路がこの公園にやって来ていたのだ。小学生以来の再会に驚いた天城に反して、笑わない男と評される真帆路は表情一つ変えずに、かつての親友と向き合う。

 二言三言、一方的に話した真帆路は、そのまま立ち去ろうとする。臆病で返答にも詰まっていた天城だったが、その態度についにずっと伝えたかった言葉を吐き出す。


 天城「どうして口をきいてくれなくなったド!?」


 足を止め、振り向いた真帆路。暫く言葉を探すかのような風だったが、熱っぽくかつての友情に問いかける天城に語った言葉は、衝撃的なものであった。


 真帆路「邪魔だったんだよ、お前が……」


 真帆路が言うには、臆病者の天城が自分に付き纏(まと)うことが邪魔でウザかったという。かつての親友から聞かされる衝撃的な言葉に愕然となる天城。その心理状態に呼応したかのように、雨が降り始める。無表情なまま、次の試合で雷門を、革命をつぶすと宣言する真帆路。自分はサッカー界を管理する組織、フィフスセクターの意思に賛同、従事する立場だと言い放つ。

 フィフスセクターの行為に異を唱えようとする天城に、あれほどイジメられたのにまだ分からないのかと。初めて表情を怒りに曇らせて語る真帆路。強いモノには従うべきなのだと語る真帆路だったが、それはまるで自分に言い聞かせるかのような諦観が込められた表情であった。真帆路が天城を裏切った理由、そして真帆路が現在フィフスセクターに従っているのには、きっと何か理由がある。そうでなければ、天城が喝破したように、わざわざ雷門との試合前に天城との思い出の地、この公園にやって来るはずが無い。

 だが、今の天城には親友から拒絶の言葉を聞かされたことで打ちひしがれていた。真帆路の真意に気付く余裕も無かった。サッカーを続けていれば、いつか真帆路と和解が果たせると思ってここまで続けて来た天城。だがその最後の訴えに足を止めることなく去って行く真帆路。雨に打たれながら、天城はサッカーを続ける理由を、完全に失ってしまう。


 雨に打たれたまま大きな身体を小さく丸め、一人ぼっちになってしまった事を悲しむ天城。だが彼は一人では無かった。天城に傘を差しかける人物がいた。ずっと天城を心配して来た、輝だった。



 輝「風邪、ひきますよ」



 木陰で雨宿りする2人。天城は胸の悩みを、自分を心配してくれた後輩に全て打ち明ける。天城を慮(おもんぱか)ってか、輝も自分の過去の話をし始める。輝もかつてはイジメられた経験があったという。


 転校生だった輝は、自分の意思をそっちのけに相手に合わせることで友達を作ろうとしていた。誰からも嫌われず好かれたいという、八方美人(はっぽうびじん)というやつだ。だがその態度が功を奏したのは最初だけで、その態度がバレて輝は結局孤立することとなったという。

 考えた末、今までの行為を素直に詫び、正直に自分の意思を伝えることにしたことで、だんだんと受け入れられるようになっていったと経験談を語る輝。きちんと話すことで、誤解が解けるかも知れないと天城にアドバイスする。


 いつしか雨は上がっていた。雲間から夕陽の光が地上に降り注いでいた。その空を見つめ、輝は急に大声でわめき出した。



 輝「うっぎいいいぃぃっ!!」


 輝が発狂したかと驚く天城。もちろんそういう訳ではない。大声を出すことで気持ちが晴れ、ストレスを発散できると輝は笑顔で説明する。それを見て、天城も吹っ切れた。大きく息を吸い込み、一声大声で吼える。

 そして見つめ合って笑い合った2人はさらに吹っ切れ、共に大声を張り上げることで連帯する。意外なことに天城の悩みを解消したのは、彼との付き合いは時間としては一番短い、新入部員の輝だった。



 一方、病院の運動ルームでは、リハビリに励む剣城優一(CV:前野智昭)を弟の剣城京介(CV:大原崇)と天馬が見守っていた。



 天馬くんはその位置的に、また兄弟に無断で見守っているのか?


 弟が自分たちのサッカーのために頑張っている中、兄としても頑張らない訳にはいかないと強がる優一。その言葉は、剣城の心に新たな闘志を湧かせるものとなる。優一兄さんがそこまで弟の性分を分かって芝居を売っていたとしたら、大した策士だが。


 無断で兄弟を見守っていたような天馬くん。兄弟愛を見届けて病院の噴水前を通るが、そこでサッカーに興じていた2人の子供と出会う。子どもの頃を思い出し、微笑ましく見守る天馬だったが、そこに患者服を着た少年が駆けて来る。



 屈託(くったく)ない笑顔を浮かべる謎の少年。だが入院患者であるからには、どこか身体を悪くしているはずだ。


 人目を避け物陰に隠れる少年。病室から脱走して来たと思(おぼ)しき少年は、サッカーボールの奏(かな)でる音に惹(ひ)かれ、思わず物陰から飛び出してしまい、天馬とぶつかってしまう。



 腐女子の妄想をいたずらに刺激する構図。


 非礼を詫びる少年。そこに、子供たちが遊んでいたサッカーボールが飛んでくる。サッカーボールというだけで反応する天馬だったが、それは少年も同様だった。天馬の肩を借り、さらに高く飛び上がった少年はボールにまんまとファーストタッチする。その身のこなしは素人とは思えず、急に出現した好敵手に天馬の顔も笑顔になる。

 少年が蹴りつけたボールは木の表面をドライブし、人影の見える窓に向かってしまう。すわガラスを突き破ってしまうかと思われたが、天馬が必死のセービングでそれを防ぐ。


 その機敏な動作に感心する少年。後ろで事の成り行きを見ていた子供たちの目にも2人のプレーの凄さは伝わり、憧れのまなざしで天馬たちを見つめ出す。ボールに駆け寄る少年は、一瞬天馬を試すかのような表情を浮かべ、ドリブルで駆け出す。後を追う天馬と、2人を追う子供たち。

 互いの高度な技量を交え、無言でサッカーによる会話をする両者。再び天馬の品定めをするかのような少年から、ボールを奪い取る天馬。


 少年「やるね!」

 天馬「キミこそ!」


 2人のプレーを憧れのあまり、キラキラしながら見つめていた子供たちが、その会話までマネし出したのは面白かった。その子供たちにボールを返し、礼を言う天馬。

 少年は天馬を見て、雷門中学の生徒だと気付く。少年は入院中の身で、思う存分サッカーをプレー出来ない状態だったらしい。その鬱憤(うっぷん)を晴らすためのさきほどの行為だった訳だが、当然ながらその行為は褒められたものではない。看護師が現れ、彼を叱責する。



 少年のことを叱りつける看護師、それはかつての雷門中学のマネージャーだった久遠冬花(CV:戸松遥)の現在の姿であった。

 冬花に怒られて慌てて天馬の後ろに逃れる少年。病室に戻るよう厳命する冬花をからかうように木の影に逃げる。そして退院後、天馬に再びプレーしようと告げ、天馬も少年との再プレーを約束する。最後に天馬の名を呼んだ少年だったが、天馬は自己紹介した記憶が無かった。事前に天馬の名を知っていた、少年の正体は果たして敵か味方か?

 冬花に少年のことを尋ねる天馬。元気そうだった少年・雨宮太陽(CV:江口拓也)だったが、検査入院のためにこの病院に投宿しているらしい。検査入院と聞き、病気が重いものではないと合点して喜ぶ天馬だったが、それを聞く冬花の表情は何故か浮かない。




 方やフィフスセクターの本部。聖帝・イシドシュウジ(CV:野島裕史)の元を訪れ、まるで教え諭(さと)すかのように雷門が快進撃を続ける現状を告げる一人の男。最高権力者のイシドに対して、あまりに尊大な態度だが、彼の正体は一体?




 翌日、輝との会話でわだかまりを解消した天城は、これまでのプレーを反省し、改めて練習に参加させて欲しいと鬼道に直訴する。天城の決意を感じた鬼道は、その申し出を受け入れる。

 再開された練習。狩屋は昨日簡単に抜くことが出来た天城にドリブルで挑みかかる。昨日の件で、舐めてかかっているところもあるのだろう。だが天城はどうしても次戦に出ないといけない理由があった。

 絶対に譲れぬ信念に燃える天城は、果敢に狩屋を阻止に掛かる。高い身体能力を誇る狩屋に鈍重な天城では止められそうにない雰囲気だったが、天城の頑張りはそのハンデを凌駕(りょうが)するモノがあった。何度振り切られても貪欲に喰らい付き、ついに狩屋からボールを奪う。



 そのプレーぶりを見て、いつもの天城の再誕を喜ぶ雷門選手たち。天城の再生には輝が関わったのではないかと疑うスケバンの瀬戸水鳥(CV:美名)は、輝の肩に手をまわして詰問するが、輝は知らぬ存ぜぬで通す。天城と輝とには、あの日公園で語らったことは2人だけの秘密にするという、男と男の約束が成されていたのだ。輝は、天城との約束を守り通したのだ。

 天城の変わり様を見ての思いは、選手たちだけに留まらなかった。厳しく天城を処断し続けていた鬼道も、その姿を頼もしく見つめ、チーム内の問題点は解消されたとし、それを指摘していた染岡に心中で感謝する。



 そして試合当日、列車内でまたも向かい合わせに座らせられる両チーム。幻影学園の選手たちの雰囲気に圧倒されるのは、天馬や狩屋といった雷門の1年生だった。



 街中で出会ったら、当方なら思わず目を逸(そ)らすほどに悪い顔した幻影学園の選手。こんな凶悪そうな顔と向き合わせられたら、そら圧倒されるわ。真帆路の言葉から想定されるが、おそらく何人かはフィフスセクターから送り込まれたシードだろう。いま悪役ヅラなのはやむを得ない。


 着いた会場は、その名を聞くだけで大体どんなギミックが待ち受けているか想像がついてしまう、「ピンボールスタジアム」であった。どんな仕掛けがあるか分からない、と蘭丸は警戒するが、いやいや、どんな仕掛けか想像つくでしょう?


 会場内の通路を行く真帆路の前に、女子生徒が現れる。それは小学生時代、真帆路や天城と共に遊んでいた女の子、香坂幸恵だった。おそらく真帆路につき従い、幻影学園に入学したのだろう。



 彼女は真帆路が天城に隠し事をしている事情を知っていた。だがそれを言えば天城が苦しむという理由から真帆路はそれを天城に伝えることなく、無視するという態度に出たのだった。その事情が何かは分からないが、天城を思うあまり離れていった真帆路の天城に対する友情の思いは、きっと誰よりも大きいものだろう。

 小学生時代は真帆路の意思に従った幸恵だったが、今回雷門との戦いで天城と再会できた機会に、本当のことを伝えるべきだと提言する。

 だが真帆路はにべもなく断る。臆病者の天城に話す言葉は無いと強がる真帆路だったが、その無表情の裏に隠された苦悩を誰よりも知る幸恵は、それが真帆路の本心では無いことにも気付いていた。


 幸恵「だったら、どうしてそんなに辛そうなの?」


 幸恵は真帆路の同意を得ないまま、自らの意思で独自の行動に移る。自動販売機の前で出会った雷門の選手(偶然という名のご都合主義的にも、天城サイドからこの問題に関わっている輝だった)に声を掛ける。



 そして両チームはいよいよ試合会場に入場する。天城と真帆路の視線が激しくぶつかり合う。お互い話すことは出来なくなっている。戦って、その後に和解の時が訪れると良いが。

 張り詰める緊張感の中、天馬は剣城に「勝とうな!」と声を掛ける。今ではすっかり雷門の一員となった剣城は、笑顔でその言葉に応じる(口を閉じたシニカルな笑顔なところが剣城らしいと言えばらしかったが)。


 会場一杯の観客の歓声がとどろく中、いよいよ選手の入場が迫っていた。



 次回に続く!



  エンディング




 キーワードクイズにて。今度は自分の化身を忘れがちな天馬くん。



 いや、今回は試合パートの前の紹介部分だったからやむを得ないが、真帆路の凄さが今のところモミアゲに凝縮していて、必殺技の凄さがイマイチ伝わって来ないのが残念。2年前はモミーじゃなかったというのに……声も可愛い高垣彩陽の声から男らしい声になっていてショック。声変わりは仕方ないとしても、モミ変わりはヒドス。名前の「真帆路(まほろ)=マボロシ」なんだろうね。個人的には「まほろば」を想定してしまうんだけど、意味が違うらしい。

 次回ではおそらく三国さんに容赦なく、必殺の「マボロシショット」を放つのだろう。それを三国さんというより天城がどう阻止するのか? 見ものである。


 あと冬花がついに物語に登場。ゲーム版【ダーク】では円堂守(CV:竹内順子)の嫁役で登場するらしいけど、アニメとの整合性はどう取っているのだろう? 他にも雨宮太陽という謎の少年や、イシドに公然と意見する謎の男も現れ、物語が今後どう展開して行くのかすごく楽しみだ。

 ただ今年の『イナズマイレブンGO』の放映はこれで終わりで、次回は1月4日(水)午後6時からということだ。みんな、放映時間に気を付けて、観るのを忘れないようにしようぜ!



 次回「防御不可能!マボロシショット!!」に続く。



人気ブログランキングへ
 ↑ 最後まで読んでくれてありがとう。「次回の放送は、来年の1月4日(水)夕方6時からなので感想文もそれまでお休みします。みんな観てね!」(今日の格言・天馬風)という訳で、記事が面白かったと思われましたら、クリックして頂けるとありがたいです。……今回のは格言でも何でもねえ。先週に引き続き、俺ブログつぶしか?



成せば成るのさ 七色卵
T-Pistonz+KMC
アップフロントワークス (2011-10-26)
売り上げランキング: 15082

かなり純情
かなり純情
posted with amazlet at 11.10.21
空野葵(北原沙弥香)
アップフロントワークス (2011-11-09)
売り上げランキング: 11958

イナズマイレブンGO ダーク
レベルファイブ (2011-12-15)
売り上げランキング: 146

イナズマイレブンGO シャイン
レベルファイブ (2011-12-15)
売り上げランキング: 117