『ペルソナ4』第12話「It's Not Empty At All(俺は空っぽじゃない)」の感想

 恒例のテレビアニメ『ペルソナ4』を観ての感想文、今回は第12話「It's Not Empty At All(俺は空っぽじゃない)」の感想を書きたい。サブタイトルの英訳はやはり意訳で該当回を観ないと、正確には書けない。残念ながら今回は直しています。直す前は(全然空っぽじゃない)



 今後のストーリーの根幹に関わる大きなネタバレは避けていますが、少しのネタバレも観たくない方は、閲覧にご注意下さい。


  • 前回の

『ペルソナ4』第11話「Catch Me If You Can(捕まえられるものなら、捕まえてみな?)」の感想
 はこちらから


【原作ゲームを含む関連記事】

 主人公・鳴上悠(なるかみ ゆう CV:浪川大輔)が夢の中で訪れる意識下の空間、ベルベットルーム。主(あるじ)、イゴール(CV:田の中勇)の厳粛な挨拶のあと、助手のマーガレット(CV:大原さやか)がクマ(CV:山口勝平)との間に絆を繋ぎ、獲得した新たなアルカナ・星の説明をする。

 アルカナの集まりから、悠の紡ぎだす物語もやがて佳境に差し掛かることを告げるイゴール。深い霧のように立ちはだかる謎を解かない限り、未来が閉ざされると警告するマーガレット。

 戦いに敗れてしまうこと以外にも、望ましくない結末があり得ることを悠にゆめゆめ忘れないようイゴールが警告を繰り返し、ベルベットルームは悠の意識から消えていく。



  オープニング



 7月27日(水)。マヨナカテレビを観てテレビの中に終結した悠たち連続殺人事件特別捜査隊。新たに仲間に加わった久慈川りせ(くじかわ りせ CV:釘宮理恵)のペルソナ・ヒミコの能力で、久保美津雄(くぼ みつお CV:高橋剛)の居所を探す。ヒミコはサーチ能力に特化した、非戦闘型ペルソナだ。



 戦闘中、敵の弱点を発見したり味方のピンチを告げたりする役どころとなる、りせ(ヒミコ)。


 これまで行方不明者の捜索はクマの鼻に頼っていたのだが、より優れたサーチ能力を持つりせの登場で、クマも心おきなく戦闘に参加する役に回ることとなる。

 クマがまた着ぐるみ状態に戻っていることをいぶかる、現実世界でのクマの保護者の花村陽介(はなむら ようすけ CV:森久保祥太郎)。クマにとってはテレビの中では着ぐるみ状態の方が落ち着くらしい。探索や戦闘もこの姿のまま行うということになる訳だが。


 りせの察知した方向に向かう一行。そしてまるでレトロなゲームのスタート画面を思わせる場所に行きつく。



 ゲーム感覚で自分を捕まえてみろと言わんばかりのミツオの態度に怒り心頭の里中千枝(さとなか ちえ CV:堀江由衣)。ミツオを顔面靴跡の刑に処することを宣言する。


 建物の中を進む一行。悪態を吐く巽完二(たつみ かんじ CV:関智一)の言に呼応するかのようにシャドウが壁から染み出して来る。まだそのことに気付かない悠と陽介は、ゲームの中のような世界観に浸り、クリアを目指す子供のようなキラキラした目をしていた。


 悠 「目指せ、ゲームクリア!」

 陽介「男はみんな、ゲーム好き!!」

 クマ「女はみんな、クマが好き!!」



 勝手な一文を付け足したクマは、その勢いのままペルソナを発動させる。そこにタイミング良く先ほど現れたシャドウが追いついてくる。クマ一人に戦闘を任せ、寛(くつろ)ぐ一行は、マヨナカテレビに映った男の正体を確認する話に費やす。

 前回、探偵少年の白鐘直斗(しろがね なおと CV:朴璐美)から聞かされた、容疑者は高校生の少年という符号と、マヨナカテレビに現れた高校生ぐらいの男(ミツオ)、これは大いに関係があるとみなすべきだろう。

 また事件以前に男(ミツオ)は、りせの実家の豆腐店を訪れていたり、天城雪子(あまぎ ゆきこ CV:小清水亜美)を校門前で待ち伏せしていたりと、挙動に怪しい点も複数見受けられた。男(ミツオ)は警察に指名手配され、自分でテレビの中に逃げ込んだという推理が為される。そう考えると、一応のつじつまは合うのだ。連続殺人事件を起こした理由など、動機に不明な点はあるが、とにかく本人を抑え、直接聞いてみようという結論に達する。

 犯人逮捕→事件解決に至る過程に内輪的に盛り上がり、まだ戦闘中のクマのことを忘れて意気上がる一行。ぞろぞろと犯人のいると思われる奥に向かって進みだすが、そんな中、悠だけが違和感に歩を止める。

 以前雪子が捜査本部(ジュネス屋上フードコート)で呟いた、「事件が解決すれば、もうこのメンバーで集うことも無くなるのかもしれない」という言葉が、悠の心に未だ強く残されていたのだ。

 そこに戦闘を終えたクマがやって来る。自分と悠だけが残された状態にやや憤慨するクマだったが、悠は気もそぞろに前進を再開する。いつもの悠らしくない態度だった。


 「WARNING(警告)」という文字が浮かび上がり、足止めを食う一行に追いついた悠とクマ。奥の扉の向こうから、怯える男の声が響いてくる。扉を開くと、犯人の男がもう一人の自分、自らのシャドウと対峙していた。

 テレビに向かい、一心にゲームをしているかのようなミツオと、それを悪しざまに罵倒するミツオ。罵詈雑言を吐くミツオの方が本来の姿だった。周りのせいにばかりして自分を見つめ直そうとしないミツオは、当然の如くシャドウ・ミツオの存在も認めようとはしなかった。その行為は今まで通り、シャドウに力を与えてしまうこととなる。



 ???



 場面が一転した。場面は今回の事件が解決し、ジュネス屋上の捜査本部で談笑する一同の姿へ。事件解決の打ち上げ会場として、クマが雪子の旅館に遊びに行きたいと言うが、夏のシーズン時ということでやんわりと断られる。代替案として悠の家が浮上する。菜々子(ななこ CV:神田朱未)も喜ぶだろうと賛同する悠。

 ごちそうを作ろうという雪子の案だったが、それは林間学校での惨劇を思えば自爆発言だったと言える。死線をさまよった陽介のツッコミももちろんだ。そしてまだ料理能力が未知数のりせも乗り気で、そのイベントに参加を表明する。それに悠も加えて、全員で料理対決と相成る。審査員は菜々子、課題はオムライス。


 そのままジュネスの食料品売り場で買い物をする一行。りせがアイドル時代の思うがままだった頃のわがままな性格を発揮し、「優勝しちゃうけど、イイの?」的な発言をしてしまう。ものの数に含まれなかった2人の上級生が、悠に対する想いなど複雑な心境をまじえ、りせを見る目に殺意を込めるのも無理は無かった。



 近づくと焼け死ぬほどの火花を散らせ、ライバル心をむき出しにする女の闘い。オブザーバー的参加の悠も真っ青だ。

 そしてクマは試食コーナーの肉が食べたくて、売り場のおばちゃんにモーションを掛ける。なんだか収拾がつかなくなってきた。


 夜、悠の自宅では料理対決の本番を迎えていた。だが雪子は家の手伝いで先に帰宅してしまい、やや盛り上がりを欠く展開に。事件解決の打ち上げはまたの機会に回すこととする。料理対決の方も延期となり、今回は全部悠が作ったという。確かにオムライスからは紫色の煙が上がったり、不穏な雰囲気は感じられない。

 日頃お弁当を作る作業で鍛えた悠の腕前は素晴らしく、菜々子も安心の美味しさであった。何をやってもそつなくこなす悠の器用さを褒める陽介。

 ……と思わせておいて、実は一皿だけワサビを大量に入れた、ロシアンオムライスだったことを告げる悠。器用なだけでなく、お茶目な一面も覗かせる。だけど陽介が言うように、菜々子に当たっていたらどうするんだ?

 だが結局誰も辛いと思わなかったらしい。こういう遊びの面でも、イマイチ盛り上がりを欠いた展開となる今回の集まり。

 事件解決を機に、元の生活を取り戻すことを第一に考える一同。クマはテレビの中に帰ると言うし、完二はこれでバラバラになるとしんみりと語る。だが悠はまた集まろうと呼び掛ける。その言葉に陽介や千枝も一応は賛同する。だが……



 一気に時間が飛び、8月28日(日)。夏休みも終わりが近づいた頃、またジュネス屋上に集う元・捜査隊の一同。事件は犯人のミツオが起訴されて、悠たちの手を完全に離れた状態となっていた。雪子の多忙が原因で、事件解決の打ち上げも未だ果たされてはいなかった。ただそれはそれだけが原因では無く、彼らの間でこの件そのものに対する熱が冷めて来ていたという面も大いに絡んでいた。

 そしてその日も雪子は中座する。夏休みにどこにも行けなかったのは雪子だけではなく、全員がそうだったようだ。来年の夏こそ、みんなで海に行こうと提案する千枝だったが、それを陽介が制する。そうだ、1年という期限付きで転校して来た悠にとって、来年はここにはいないのだ。失念していた千枝は気まずそうに話題を夏休みの宿題に転換する。



 さらに約1か月後の9月24日(土)。衝撃の事態が元・捜査隊を襲う。丸久豆腐店が閉店し、りせも悠たちに一言の挨拶もなしに引っ越してしまったというのだ。

 店舗前の張り紙を見て消沈する悠と陽介。しょせんそれだけの関係だったのかという寂寥感が悠に去来する。希望を繋ぐためにかけた携帯も、今では繋がらなくなっていた。何も言わずにいなくなってしまったりせに呆れる陽介。陽介はまだドライにこの問題を捉えていた。しかしそれは陽介にとっても、りせに対しては、しょせんその程度の関係だったと示唆していることでもあった。



 月が変わって10月4日(木)。元。捜査隊の集まりからは完二までもが離脱していた。中華料理店・愛家で友人の小西尚紀(こにし なおき CV:代永翼)に愚痴る口調で語る完二。その声を聞くともなしに聞いてしまった悠は、無言でその場を立ち去る。



 10月13日(木)。図書室を訪れた悠と陽介。試験勉強するために集まる千枝と雪子、運動部の面々を前に、悠は合流を拒み、立ち去ろうとする。陽介はあまり気にかけずに悠を見送り、千枝たちと合流する。孤独感を募らせる、悠。

 夕食時、悠の友人が以前の様に自宅を訪れないことを気にかける菜々子。


 菜々子「またみんな遊びに来たら良いのにね」


 屈託の無い笑顔でそう言われ、一層失われつつある友情に思いを致す悠。だが、もう過ぎ去った時は取り戻せない……。



 ここでCMアイキャッチ。パラメーターは全てが無になっている。これは一体、何を意味するのだろうか?



 さらに時は流れ11月18日(金)。ジュネス屋上の捜査本部……今では元捜査本部だが、そこに訪れるのは悠ただ一人になっていた。千枝からのメールを確認する悠だったが、やはり来れないという返事だった。雪子に至っては、千枝からのメールに序(ついで)のように書き足される程度。完全にこの友情ごっこに冷めてしまっている様にしか見えない。

 そこにジュネスでバイト中の陽介がやって来るが、彼も今日の集まりに不参加を告げようとする。だがそれを聞きたくない悠は、被せるようにクマの動向を聞く。テレビの中に会いに行くことを示唆する悠だったが、陽介は全く乗り気では無いそぶりだ。悠をないがしろにするかのように携帯で誰かと連絡を取りながら話す陽介。そしてつれなくバイトに戻ってしまう。また一人取り残される、悠。


 降り出した雨。暗い部屋の中、深夜0時のテレビを見つめる悠。その姿は、マヨナカテレビが健在ならば、また仲間と捜査という名の冒険に出かけ、かつての友情をも取り戻せると考えているかのようだ。だが、待てどもテレビには何も映らない。悠が手を差し伸べても、かつてのようにテレビの中に入り込むことも出来ない。全てが失われたかの心境の中、言葉が響く。


 「ナニモ、ナイ」


 テレビの中でも無いのに、シャドウが悠の前に現れる。驚愕する悠に、仲間の幻性を説き、悠も自分と同じで一人ぼっち、何もない、空っぽの存在だと言い放つシャドウ。

 ペルソナを呼びだそうとする悠だったが、頭上から落ちて来るタロットは白紙で、アルカナが描かれていなかった。何度繰り返しても無駄だった。


 「キミニハ、ナニモ、ナイ」


 その言説に圧倒される悠。シャドウに捕まり、首を絞められて意識が遠のく。暗がりの中、シャドウの後方から一筋の光明が見え、その向こうから懐かしい親友の声が響いてくる。


 「悠! 手を伸ばせ!!」


 光に向かい、手を伸ばす悠。その手をしっかりと掴み、暗闇から悠を助け出したのは、陽介だった。




 ペルソナ・ジライヤを発現させたまま悠を抱きしめる陽介。そう、ミツオの影との戦いはまだ終わってはいなかったのだ。アレからの悠の記憶は、全てがミツオの影が見せていた悪夢、精神攻撃だったのだ。救い出してくれた無二の相棒に、心から感謝する悠。


 他のメンバーも、悠の復帰を喜び、歓迎する。仲間たちとの再会を果たし、悠はチームリーダーとして戦いに燃える。彼の最初のペルソナ・イザナギを呼びだして攻撃を開始する。

 だがミツオの影には外殻があり、それを破壊しなければ本体に攻撃が届かない。それはまるでロールプレイングゲームの世界の勇者の着る鎧の様な状態であった。



 外殻の中身、「ミツオの影」の本体。


 千枝のトモエや完二のタケミカヅチが肉弾攻撃を加えるが、なかなか本体を晒すことが出来ない。雪子のコノハナサクヤの魔法攻撃で姿を現したミツオの影だったが、すぐに再生しようとする。だが完二を筆頭に悠以外のメンバーのペルソナが降り注ぐ鎧のブロックを受け止め、鎧構築を阻止する。

 今がチャンスであることを悠に告げるナビ役のりせ。他のメンバーも、悠にこの場の決定的な打開を託す。仲間たちの声援を受け、悠は確信を持ってミツオの影に宣言する。


 悠 「俺は、空っぽじゃない!!」


 そして自分にあんな最悪の世界を見せたことを許せないと言わんが如く、悪夢の中では否定された様々なアルカナのペルソナを次々と呼びだしてミツオの影に猛攻撃を加える。

 イザナギ(愚者・レベル1)、マカミ(刑死者・レベル27)、キングフロスト(皇帝・レベル22)、ハイピクシー(女教皇・レベル22)、ジャックランタン(魔術師・レベル32)と属性魔法で攻撃を加え、敵の攻撃はヤマタノオロチ(月・レベル34)で無効化する。圧倒的な戦力に、驚く陽介。確かにいつの間に悠はこんなに多くのペルソナを擁することが出来るようになっていたのだろう。だがこの使用できるペルソナの多さが、イコール悠がこれまで培ってきたコミュの数、威力なのであった。



 何気なく召喚したキングフロスト。


 リャナンシー(恋愛・レベル42)、ラクシャーサ(剛毅・レベル23)で尚も攻撃を加え、アラミタマ(戦車・レベル18)でまたも完璧に防御する。そして止めはやはり彼の代名詞・イザナギだった。



 イザナギの攻撃を受け、ついに力尽きたミツオの影。そして本物のミツオも気が付く。ミツオを捕まえるためにやって来た捜査隊は、事件の犯人はお前なのかとミツオに問う。



 ミツオは笑いながら、全ての事件は自分が起こしたことだと認める。だがそれを聞いたシャドウは、これまでのように本体と同化することなく、消滅してしまう。一体これは何を意味するものなのだろうか?


 現実世界に連れ戻されたミツオは刑事の足立透(あだち とおる CV:真殿光昭)の手によって、署に連行された。これで、今度こそ事件は解決された……のだろうか?



 事件が解決され、本当の時間経過による7月30日(土)。ジュネス屋上の捜査本部に集った一同。ミツオは事件の全ての関与を認めたらしい。目立ちたかったという理由で3人を殺害し、また3人の殺害未遂行為に及んだという。その無意味な行為を思うと、事件解決を果たしたと言えども、素直に喜べない。

 いずれにせよ、事件は彼らの手を離れた。もはや出来ることは無い。ペルソナで戦うという行為もこれで終わりと、しんみりとした口調で語る完二。そして雪子がまた、「事件が解決すれば、もうこのメンバーで集うことも無くなるのかもしれない」という懸念の言葉を呟く。

 悪夢の世界で一度最悪の展開を味わった悠が決然と「また集まろう!」と言う。だが、陽介はそんなことは当たり前だと笑って答える。もう事件など関係なく、このメンバーは腐れ縁であることを告げる完二。そして事件解決の打ち上げを提案するりせ。悠の悪夢は仲間の態度から、これで完全に終わったと言えそうだ。


 その夜、悠の自宅に集ったメンバーは打ち上げの座興、料理対決を催す。参加者は女子3人に悠、課題はオムライス、審査委員は菜々子、だ。



 女子陣の作ったオムライス。やはり何か異様な雰囲気が漂う。


 さて、実食。雪子のは味なし、不毛の味と散々な評だったが、菜々子だけは美味しいと褒めてくれた。感動する雪子。千枝のは見た目は普通だが、まずさも普通レベルだったらしい。これも菜々子だけは褒めて、その優しさに千枝は瞳をうるませて喜ぶ。だが千枝のオムライスのまずさがツボにハマり、爆笑する雪子がその雰囲気を台無しにする。




 りせのは真っ赤っ赤で見るからに何か辛そう。一口食べた雪子、卒倒。一撃で倒される。



 嘘泣きっぽくごまかすりせ。だがこれもこの中でいちばん大人の対応の菜々子が辛さに顔をしかめつつも美味しいと褒め、りせをフォローする。りせも菜々子の優しさに感動させられるというパターン。女子陣はりせも含めて、やっぱり料理は下手で、菜々子の大人の対応にかろうじて助けられた感がある。とまれ結局「一番美味しかったで賞」は、やはり悠のものだった。菜々子も異論なく、優勝は悠になる(というか、他が論外)。





  エンディング



 エピローグ。悠たちとの約束を果たし、テレビの中にいつかは帰らないといけないと語るクマ。約束が無くなったことがどこかへ行ってしまう理由だと思った菜々子は、自分と新しく約束すればクマは帰らないで済むのではないかといじらしく考える。


 菜々子「遊んでもらう約束^^」



 菜々子のいじらしさに感動するクマ。新しい約束を守るための儀式、指きりをする2人。微笑ましい光景が庭を臨む縁側で展開される中、陽介は何気なく悠のことを「悠」と名前で呼ぶ。8月に行われる神社のお祭りにも、みんなで行こうと語る陽介。それに「みんなで行こう陽介」と応じる悠も、陽介を名前で呼んでいた。

 お互いの名を下の名で呼び合う親友同士。そのことに菜々子が気付く。睦まじさを指摘されたかの様で、照れて笑う2人。そこに何に対しても興味津々のクマが絡んで来る。滑稽なその様子にみんなが笑う。


 仲間たちの楽しい時間が過ぎていく。



 以下、次回!



 今回はテクニカルな意味で感想を書きにくい内容だった。中盤からの悠が過ごす日常は、ずっとミツオの影が見せる悪夢だったという展開は視聴する立場からすれば楽しく、切なく、感情が入り混じる秀逸なストーリー展開だったと思うが、それを感想で表わすのはかなり難解な作業だった。これで成功しているかどうかも自信が無いが、もっと良い書き方が思いつけば改良したいと思う。とりあえず今はこの表現が限界。

 とりあえず事件は収束に向かった模様だが、果たして本当に終わったのかどうか? その辺は今後の楽しみにしよう。


 次回は事件解決を果たした悠が、夏休みを利用してサブコミュを一気に攻略する展開の第一弾になりそうだ。死神コミュや塔コミュの存在が確認出来た。どちらも強力なアルカナで、ぜひ入手して欲しかったコミュなので嬉しい気がする。バイトで入手する悪魔や節制のコミュもこの機会に獲得することになるのだろう。



 次回「A Stormy Summer Vacation 1/2(嵐の夏休み・その1)」に続く。



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