『イナズマイレブンGO』第23話「恐怖のサイクロンスタジアム!」の感想 【狩屋のデレは近いよ、きっと】

 番組改編期で先週はお休みだったテレビアニメ『イナズマイレブンGO』の感想文。今回は第23話「恐怖のサイクロンスタジアム!」を観ての感想を書く。1週間開くだけで待ち遠しさはすごいものがある。当方の場合は原作でハマって大好きな『ペルソナ4』が先週から始まったのでまだ耐えられたけど、そういった代替物のない『イナズマイレブンGO』フリークの方は、飢餓感が尋常では無かったのではないだろうか?


 当ブログは、『イナズマイレブンGO』を視聴しての感想を、自分なりに面白いと思えるよう、コミカルにそしてシニカルに描く事をモットーにしています。その事に不快を感じる方はご覧にならないよう、お願いします。


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 なお、『イナズマイレブンGO』をよく知らない方のために登場人物紹介のページを設けました。順次更新していきますので、目を通していただくとキャラクターのことが分かり易くなります。あまり信用しないで、軽い感じで読んで欲しいです。

 ホーリーロード本戦1回戦で、かつてのチームメイトの南沢篤志(CV:梶裕貴)が所属する月山国光(がっさんくにみつ)中学と対戦することとなった雷門中学。戦う舞台となった競技場、サイクロンスタジアムの特性を知り尽くした月山国光の用兵に苦しめられる雷門。先制点を奪われて、苦しい立ち上がりとなる。


 しかも雷門苦戦の原因はそれだけでは無かった。味方同士の不協和音が雷門苦戦に拍車を掛ける。新入部員の狩屋マサキ(CV:泰勇気)のプレーぶりや自らに対する敵対的な行為から、狩屋をフィフスセクターから送り込まれたシードではないかと疑う霧野蘭丸(CV:小林ゆう)。狩屋を問い詰める蘭丸であったが、狩屋はトボケてまともに釈明しようとはしない。


 一方、先制点を決めた南沢は、憎まれ口を叩きながら自陣に引き揚げていく。その際、ほとんど彼と入れ替わりに雷門サッカー部に入部した松風天馬(CV:寺崎裕香)をキツい視線で睨みつける。



 その敵意丸出しの視線に戸惑う天馬。おそらく南沢は、自分の理想とする内申書中心のサッカー部の体制をKYにも替えてしまった天馬のことを恨んでいるのだろう。これは今も雷門サッカー部に留まっているものの、倉間典人(CV:高垣彩陽)も天馬に対して同様の考えを抱いて、天馬を激しく詰(なじ)ったことからも想像がつく。そう考えると、倉間も結構退部と紙一重だったんだなと実感。転校しなくて良かったよ。



  オープニング



 失点にうなだれる雷門一同。ディフェンダーとして南沢のシュートを阻止し切れなかった天城大地(CV:奈良徹)も責任を感じる。そこににじり寄る狩屋。蘭丸が天城のプレーを批判しているとウソのご注進をする。その言葉を真に受け、激怒して蘭丸に詰め寄る天城。

 虫も殺さない様な殊勝な顔してウソを吐く狩屋も問題だけど、その言葉に何の疑問も感じずに騙される天城の単細胞ぶりも問題だ。天城はそれまで1年以上共にプレーして来た蘭丸を信用できなかったのだろうか?


 もちろん蘭丸は身に覚えの無いことなので戸惑うが、すぐに狩屋の仕業だと気付く。しかし天城は聞く耳を持たない。怒りの形相で狩屋に向かっていく蘭丸だが、それを制するキャプテンの神童拓人(CV:斎賀みつき)。狩屋の行為を知ってか知らずか、冷静さを失った蘭丸を諌める。どうあれ、冷静さを欠いた状態のままではチームプレーに支障を来たすし、それを収めるのはキャプテンの責務だ。納得行かないまでも矛を収める蘭丸の様子を、ベンチで見つめる監督の円堂守(CV:竹内順子)。


 不穏な空気の流れる雷門イレブン。試合再開に向け、定位置に着く天馬に狩屋の印象を尋ねる剣城京介(CV:大原崇)。剣城の質問の意味が分からないKY天馬くんに、剣城は「まあいい」と、意思の共有をあっさり諦めて会話を中断する。最近の剣城はその空気っぷりが並みじゃない。新規キャラの狩屋を目立たせるための演出とはいえ、活躍シーンもほとんど無いしねぇ。


 試合が再開される。勝利には得点が絶対条件の雷門はボールを持って攻め上がるが、相手はこのサイクロンスタジアムの起こす竜巻という特性を熟知する月山国光だ。キャプテンの兵頭司(CV:三戸耕三)による指揮の元、雷門の攻めに備える月山国光イレブン。

 神童からパスを受けた天馬の前に竜巻が現れる。だが、前回も竜巻を御してみせた天馬は、またも必殺技「そよかぜステップ」で竜巻に同化してかわしてみせた。竜巻攻略法をものにした天馬に、敵ながら感服する月山国光の監督、近藤哲士(CV:志村知幸)。風属性の必殺技を持つ天馬以外には出来そうにない攻略法ですけどね。


 おそらく兵頭に次ぐ司令塔的存在のモヒカン、甲斐信武が時代がかった口調でメンバーに天馬の阻止を指示する。彼に限らず、月山国光の選手たちは時代劇のような口調で喋る。選手の名前から推察するに、戦国時代の武将がそのモチーフになっているのだろう。



 構わず突進する天馬だったが、直前で立ちはだかった2人の選手が横に飛び退く。そこに突如発生する竜巻。敵の動きに気を取られていたうえ、余りにも突然の竜巻の発生に、さしもの天馬もボールを失ってしまう。



 月山国光の選手の動きから、相手側が竜巻の発生時間、そして発生地点を事前に知ることが出来ることを確信する雷門ベンチ。


 ボールを奪った甲斐がドリブルで攻めてくる。防御に向かう浜野海士(CV:金野潤)に、甲斐は必殺技「クレイモア」を仕掛ける。




 一旦地中に埋まったボールが針の山のようにトゲトゲになって、浜野を串刺しにする。哀れなヤラレっぷりの浜野。余談だが「クレイモア」とは対人地雷のこと。


 あっさりと浜野を屠(ほふ)り、前進する月山国光。止めに向かう蘭丸だが、それを阻止するかのように前に出てくる天城。天城の役割は蘭丸が抜かれた場合のフォローのはずだが、先ほど狩屋から吹き込まれたウソのせいで蘭丸と協調する意思を見せない天城は蘭丸の忠言を聞き入れない。

 ほぼ仲間割れの状態が続く雷門ディフェンス陣。そこに追い討ちのように竜巻が3つ、フィールド中央に発生する。竜巻の中にボールを蹴り込む例の攻撃パターンを見せる月山国光。神童の指示でこぼれ球を抑えに行く車田剛一(CV:野島裕史)たちディフェンスメンバーだが、マンツーマンのマークを受けてボールに近づくことが出来ない。

 竜巻が切れた瞬間、すでに空中に飛んでいた甲斐がヘディングで南沢にパス。果敢に挑みかかる狩屋だったが、再度のパスに逃げられる。しかしボディバランスが圧倒的に優れる狩屋は、すぐに立ち直りボールを追う。この一連の動きには敵である月山国光のキーパーでありキャプテンの兵頭が感心して褒めあげる。

 兵頭が意図したものかどうかは不明ながら、それは狩屋を不審の目で見ていた蘭丸に、さらなる不審の燃料を注ぎ込むことに繋がってしまう。


 ベンチでは狩屋の体術ともいえる動きのすごさを、解説役として熱心に語る一乃七助(CV:折笠富美子)と青山俊介(CV:高垣彩陽)のコンビ。横で聞いていた同じく控えの西園信助(CV:戸松遥)は、後半出場機会があることをコーチの鬼道有人(CV:吉野裕行)から告げられる。あのぉ、一乃と青山の出番は……?


 フィールドでは、狩屋が機敏な動きで敵からボールを奪取することに成功するが、そこで前半戦終了のホイッスルが鳴る。試合は月山国光の1点リードで折り返すこととなった。



 ハーフタイム、珍しくマネージャー業を手伝うスケバンの瀬戸水鳥(右 CV:美名)。空野葵(左 CV:北原沙弥香)と共にドリンクの入ったクーラーボックスを持ち、選手たちを迎える。


 ベンチに引き揚げる選手たち。雷門の3年生3人に声を掛ける南沢。フィフスセクターの方針に逆らい、苦しいサッカーを選択した3人を嘲笑する。しかしその言葉を明確に否定する三国太一(CV:佐藤健輔)。車田も三国の言葉に同意する。最も長く共に雷門でサッカーを続けて来た3年生3人に、自己のサッカー観を否定される南沢さん。

 それらを暑苦しいと聞こえないように馬鹿にする狩屋。こういった努力・友情・勝利の週刊少年ジャンプ的思考回路を嫌悪する狩屋だが、天馬から話しかけられて、慌てて悪い顔を取り繕う姿が笑える。蘭丸との確執を心配する天馬の良心につけ込んで、蘭丸を悪者に仕立てる底意地の悪さを見せる狩屋。当方は昔から、こういった「志村、後ろ〜!」的な展開は我慢できず、テレビに向かって訴えたくなる性格なんだけど、ここでもホントのことを天馬に教えてあげたくて仕方がなかった。


 後半に向けて、メンバーチェンジを発表する円堂。車田に代えて信助が出場することを告げる。え〜、車田さんを下げちゃったら、南沢が「ダッシュトレイン」で吹っ飛ばされるシーンも観れなくなるじゃん。残念過ぎる。悪役の南沢さんが恐怖で顔を引きつらせるシーンは確実に期待していた層が多数いたはずなのに。

 信助のジャンプ力がこのスタジアムの特性に合致しているのは理解できる。しかし次の円堂の指令は、誰もが驚き、耳を疑うものであった。

 円堂は守備の要(かなめ)、蘭丸をベンチに下げると言うのだ。宣告をされ、驚愕の余り言葉を失う蘭丸。代わりに親友の神童が蘭丸はチームに欠かせない選手であることをアピールするが、円堂は聞き入れない。

 代わりに誰が出場することとなるのか? いよいよ出場機会が回って来たと緊張する一乃と青山。2人は心の中でアップを始めました。


 しかしそこで驚きの発言第2弾。後半は10人で戦うことを宣言する円堂。

 おそらくここで完全に交代してしまうと、蘭丸の出場機会が無くなってしまうからだという演出的理由だと思うのだけど、人数を減らしてでも出る機会を与えられなかった一乃と青山の思いは如何ばかりか? 本人たちも期待していた分、生殺しのようで可哀そうな気もする。演出上無理だとは分かっているけど、事前に説明してあげて欲しかった。




 自分が下げられたこと以上に、狩屋がメンバーに残されたままなのが我慢できずに円堂と鬼道に直訴する蘭丸。だが両者は蘭丸の意見を容れず、ベンチで頭を冷やすことを言い渡す。

 自分の言い分が信用されず、うなだれる蘭丸に、天馬が話しかける。狩屋はシードでは無いという思いを伝える天馬だったが、プレーでそのことを証明するという狩屋のセリフをそのまま返し、「証明してもらおうじゃないか」と語気荒く告げる蘭丸。両者の確執は、もう言葉だけでは修復できないほどにこじれてしまっているのだ。


 一方の月山国光のベンチ。古巣との戦いの感想を監督に問われる南沢。ただ倒すべき敵であると、クールに返事する。「彼奴(きゃつ)ら」とか、「然(しか)り」とか、ここでも時代劇っぽい口調で話す月山国光イレブン。後半に向けて、南沢は厳しい視線を雷門に飛ばす。その表情は、ただの敵とは到底思えない、情念がこもったものであった。



 後半戦が始まろうとしていた。蘭丸を下げたまま、10人で戦おうとする雷門の戦術に驚きつつも、警戒心を浮かべる月山国光。

 その月山国光のキックオフで後半戦がスタートする。早速フィールドに湧き起こる竜巻を盾にして攻め上がってくる。竜巻の切れ目から出てくる月山国光の選手たちを追う雷門選手だが、見えなかった分反応もワンテンポ遅れてしまう。

 だが、抜群の身体能力を誇る狩屋だけはその動きに付いていく。前半戦同様、必殺技の「ハンターズネット」で、これまた前回と同じ選手である一文字斬斗を捕らえる。




 そして奪ったボールを天城にパス。天城が高く蹴りあげたボールは信助が飛びつく。落ちてくるコースを読んでいた月山国光の甲斐だったが、その甲斐の予想をも上回る動きを見せてボールをキープする狩屋。蘭丸のいなくなったフィールドで、水を得た魚のような大活躍を見せる。



 そこに竜巻が発生し、攻守が入れ替わりそうな雰囲気であったが、狩屋はその竜巻の使い方をも考慮に入れていた。甲斐の機先を制して先に竜巻にボールを蹴り込む。

 「後半戦の竜巻は、雷門11人目の選手だ!」

 得意げに啖呵を切る狩屋に衝撃を受けるベンチの蘭丸。


 そして竜巻を御せる能力を持つ天馬に後事を託す。天馬は必殺技「スパイラルドロー」で竜巻に突っ込む。完全に竜巻を使いこなす天馬を見て、驚愕する兵頭。


 竜巻からボールが、そして天馬がいつ出てくるか分からなくなるのは、今度は月山国光の番だった。ジリジリと下がる月山国光ディフェンスライン。

 竜巻の勢いが失われた瞬間、勇躍そこから走りだして来た天馬は、必殺シュート「マッハウィンド」を放つ。



 しかし月山国光ゴールを守るのは、化身使いのオッサンキーパー。そう簡単にゴールを割ることは難しいだろう。自信満々の表情で、秘めたる力、化身を発動させる兵頭。



 化身「巨神ギガンテス」。


 だがその兵頭の慢心を突き、倉間が走り込む。そして彼の必殺シュート「サイドワインダー」を天馬のシュートに被せる形で発動させる。





 天馬とチェイン状に繋げたコンボシュートで、前回止められた兵頭の化身の裏をかき、見事にシュートを決めた倉間。フォワードの身でありながら、23話にしてようやく初のゴールを挙げることに成功した。やったよ、倉間。これでもうヤラレ役とか咬ませ犬とか、しばらくは言わせない(しばらくしたらまた言うけどな)。


 倉間のゴールで、一人少ない雷門が同点に追いついた。倉間の初得点をさりげなく祝福するマネージャーの山菜茜(CV:ゆりん)。天馬と狩屋が、お互いのプレーを称え合う。だが蘭丸の存在を疎んじ、必要ないという主旨の発言をした狩屋に天馬は賛同しなかった。誰であっても、サッカー仲間をディスるような発言は天馬にとっては首肯できるものでは無かったのだ。

 「サッカーが寂しがってるよ」という天馬の言葉が心に引っかかる狩屋。


 同点になり、月山国光の作戦が変わるのだが、それに合わせて竜巻の発生も起こらなくなる(フィフスセクターの思い通りに動かせる装置であることが暗示されている)。

 月山国光の選手たちが特殊な戦形で攻め上がる。彼らの必殺タクティクス「タクティクスサイクル」だ。



 菱形になった選手たちは、バックパスをしながらものすごい速さで加速し、雷門陣内を突き進む。そしてフォーメーションを縦一列に変え、さらに加速する。



 信助、天城らディフェンス陣が突破され、実力者の狩屋ですら弾き飛ばされてしまう。だが例によって抜群の身体能力ですぐに立ち直る狩屋。がむしゃらにボール奪取に向かう狩屋を見て、本当に彼がシードならここまでするだろうかと疑問を抱く蘭丸。

 再び必殺ディフェンス技「ハンターズネット」を張り巡らせる狩屋だったが、必殺タクティクスの前には無為な努力であった。簡単にネットを引きちぎられ、今度こそ地面に倒される狩屋。

 全ての防衛ラインを突破した月山国光攻撃陣。甲斐が高くボールを蹴りあげ、後ろから走り込む巨漢の顔面歯車(本名じゃないです)との合体技「ロケットヘッド」を放つ。




 絵ヅラがすごい。テポドンを発射した北の将軍様に見える。



 三国はそのシュートを止めることが出来ず、得点は1−2と、月山国光が再び突き放す。


 今度は自分がシュートを決めた訳でもない癖に、またもドヤ顔で雷門に説教する南沢さん。フィフスセクターのサッカーに忠実な南沢にサッカーの理念の違いをぶつけられ、睨み合う神童。



 試合は急展開、またも月山国光が必殺タクティクスに持ち込み、攻め立てる。



 隙の無い攻撃に思われた必殺タクティクスであったが、実はフォーメーションを変える瞬間、一瞬の隙があることに気付く蘭丸。


 その攻めは三国の頑張りで何とかゴールされずに耐えることに成功した。自軍の危うい展開に、ベンチの一乃は円堂に対処法を求める。円堂は直接答えず、敵の必殺タクティクスの弱点に気付いた蘭丸に説明を促(うなが)す。円堂は蘭丸の発見を気付いていたのだ。

 敵の必殺タクティクスはフィールドにいては気付けないほど目まぐるしい動きなのだが、ベンチから冷静な目で見ることによりその弱点に気付くことも可能であった。蘭丸に広い視野を持ってもらい、ディフェンダーとして何を成すべきなのかを気付かせるための後半のメンバー外しであったことを明かす円堂。蘭丸の分析力に賭けていたことを伝える鬼道。蘭丸を一時的にベンチに下げたのは、2人の英邁(えいまい)な司令官の深謀遠慮だった。

 そして蘭丸は、その必殺タクティクスの破り方をも見抜いていた。だがその説明を求められて、言い淀む。何故なら彼が一番気に入らない男の力を借りなければ、敵の必殺タクティクスを破ることは不可能だったからだ。

 攻略のカギは、狩屋にあります」

 円堂に促され、そう語る蘭丸。月山国光の超絶な速さに対応できるのは、抜群の身体能力を持つ狩屋以外には不可能だった。狩屋なら、あの必殺タクティクスの流れを崩すことが可能だと喝破する蘭丸。

 狩屋はそれが可能だが、そのタイミングを見切ることが出来るのは、蘭丸しかいない。蘭丸は自分が狩屋に指示を出すことを期する。それしか無いとはいえ、敵対し、大嫌いなはずの狩屋と協力することを期した蘭丸が人間的に成長した印象を与える、良いシーンだ。


 蘭丸のその言葉を待っていた円堂。ボールがラインを割ったタイミングでフィールドに蘭丸を復帰させる。長時間、怪我でピッチを離れていた扱いになるのかな? 代替選手を出していないから、理論的には可能なのかも知れない。リアルサッカーの実戦でこういう采配はあり得ないから、観たことがなくてこの辺のルールは自信ないんだけど。

 復帰した蘭丸は、早速狩屋に指示に従うよう告げる。もちろん狩屋の側にその言葉を聞き入れる素振りは窺(うかが)えない。しかし狩屋が見せていた勝利への執念を信じると蘭丸は言う。さらに天馬、神童が狩屋に期待していることを告げる。それら言葉は、自分がチームメンバーに頼られているということを狩屋に強く自覚させる。


 雷門のスローインで試合が再開する。神童からパスを受けた速水鶴正(CV:吉野裕行)が、あっさりボールを奪われてしまう。三たびの「タクティクスサイクル」を挑む月山国光。

 その菱形が直線に変わる瞬間、蘭丸が狩屋に指示を出す。

 「今だ、狩屋!」

 顔をしかめつつ、その指示通りに陣形に突入する狩屋。蘭丸の指示通り、8番(甲斐)を狙う。あと少しのところだったが、ボールは甲斐から南沢にパスされる。しかし狩屋のカバーに走り込んでいた蘭丸がパスをカット。そのボールは狩屋がキープする。

 悪態を吐(つ)きながらもそのボールを蘭丸に返す狩屋。2人の協力プレーで、見事に必殺タクティクスを破ることに成功した!


 蘭丸はすかさず前方の天馬にパスを出す。ボールを受け取った天馬は、蘭丸と狩屋の頑張りに報いるため、最強の技で月山国光のゴールを目指す。



 化身「魔神ペガサス」を発動させ、化身シュートを放つ天馬。受けて立つオッサン、兵頭ももちろん、己の持つ最強の力、化身「巨神ギガンテス」で対抗する。



 化身同士のぶつかり合い。果たして、勝つのはどちらの化身なのか!?



 次回に続く!



  エンディング



 南沢という因縁が絡む試合、さすがにまだ終わらない。個人的に残念なのは、感想文中にも書いたけど、車田さんが引っ込んでしまったこと。南沢は次回で果たして改心するのかな? 「ダッシュトレイン」というおしおきを喰らって改心して欲しかったんだけどなぁ……。


 今回は狩屋の描写が多かったけど、早くもデレの兆候が見られたし、いずれは蘭丸との合体ディフェンス技なんかも出てくるんだろうな。どうも彼はシードでは無く、単なるワガママちゃんだった可能性が高い。

 チームというか、人間というか、狩屋がその辺に不信感を抱いた原因なんかも描かれることになるのだろうか? 直接敵意を見せているのは蘭丸に対してだけだけど、他のメンバーにも聞こえないように酷いこと言いまくっているし……。今回は蘭丸が円堂たちからも信じられていないような描かれ方だったので、その辺はストレスが溜まってしまった。やはり狩屋がやらかした悪行、足を踏みつけたり、ウソを吐いたことなんかは何らかの形で納得のいく謝罪みたいなものが欲しい気がする。


 最後の化身シュートのシーン、化身パンチがハンドに見えたのは当方だけじゃないよね? 化身は選手じゃないから、手を使おうが、武器を使おうが問題無いはずなんだけどね。あまりにあからさまだったから。


 次回の後半パートは、円堂の嫁の姿もあったし、お楽しみの日常パートのようだ。円堂が自宅に帰宅しているシーンだったと思う。ロシアンルーレットスタジアムに泊まり込みじゃなかったのかよ? あとは雷門サッカー部を訪れた長髪の人物の正体も気になるところ。当方予想では、風丸一郎太(CV:西墻由香)じゃないかと。ハズレだったら恥ずかしいけど、一応そう予想しておく。



 次回「甦れ!俺たちのサッカー!!」に続く。



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