高岡蒼甫さんのtwitterから始まった韓流ゴリ押し拒否騒動（その2）

　昨日ここで暑い8月到来、みたいな事を書いたのに、とたんに涼しい夜が訪れてしまい、相変わらずの間の悪さを感じています。

　さておき、前日の話の続き。この問題は展開が早いので、まだまだ情報としては出遅れています。当方のブログを訪れて下さる方の多くは、この問題にご興味が無いか、若しくは全く知らないという方が多いと思われますので、周りくどいようですが最低限知っておいた方が良い情報はお伝えしたいと思います。

　既知の方にはおさらいが面倒だと思われる事もあるとは思いますが、知っている層にくどく述べる事の弊害と、知らない層に知ってもらう事とを天秤にかけると、やはり知らない層に知ってもらう事によるメリットの方が大きいと判断します。

　高岡さんのtwitterでのつぶやきが、他の有名人のtwitterなどに派生した件。これは自発的に話した人もいると思いますけど、それ以上に周りのフォロワーからこの問題についてどう思うかという質問を受け、答えた人が多いように思います。

　そう考えると事の発端を考えてもtwitterという媒体の力のすごさというものを感じてしまいます。その後のフジテレビという巨大な放送局が個々の発言を無視できなくなりつつある状況を鑑みると、チュニジアやエジプトで起こった革命を目の当たりにする印象がします。もちろん事の大きさは違うものですが、数年前では考えられなかった事でしょう。

　まずは脳科学者の茂木健一郎氏のツイート。

痛いニュースさんより引用

@kenichiromogi
茂木健一郎
地上波テレビ批判と、これは別。幼稚すぎる。韓流のどこが悪い。グローバリズムの時代だぜ。幼稚な自国文化主義は、アホなだけでなく、日本をますます弱体化させるだけです。
@kenichiromogi
茂木健一郎
もう、みんな、レベルの低いたわごとはいいから、猛勉強しようよ。
日本は、このままだと、三流国になるよ。いつわりの愛国主義、くだらない自己主張、誰もついてこない事大主義、ぜんぶ捨てないと、もう愛する日本はダメだ。とりあえず、東大と文科省をぶっつぶそう。おやすみ。
@kenichiromogi
茂木健一郎
８月８日、みんなフジテレビみろ！　おやすみ。
http://twitter.com/#!/kenichiromogi

　見るたびに佐野元春と区別がつかない茂木氏。この講演会の主催者の名前「韓国大阪青年会議所」に注目。

　このツイートを見て分かるのは、やっぱりこのヒトも昨日の福岡放送『めんたいワイド』と同じく、グローバリズム＝韓流とすり替えている事。韓国青年会議所の主催で講演する人にとってはグローバルとは韓国化なのかも知れませんが、それを一般人に求めるのは間違っています。

　普通グローバルと言えば世界普遍であり世界不偏である訳で、放送が特定1国に大いに偏った現在の状況は、グローバリズム提唱者から見ても大いに批判すべき問題じゃないのかな？　こんな認識ではいくらアハ体験しても無駄だという事が良く分かります。幼稚な韓流放送擁護主義は、アホなだけでなく、日本をますます弱体化させるだけです。

　続いてロンドンブーツ1号2号の田村淳氏のツイートから。

これも痛いニュースさんから引用

atsushilonboo 田村淳
じゃあ見ないと言う選択で良くない？　何でも否定するのがカッコ良いスタンスは俺には理解できない
atsushilonboo 田村淳
龍馬ブームはＯＫ？芦田ブームはＯＫ？さかな君ブームはＯＫ？
ブームにしても良いですか？って断りを入れる様になる時代は避けたいよね…ブームは求める人がいるからブームになるんじゃない？　ブームがずっと続いた事なんてないじゃない…見たい番組を見たい時間に見たい様に見る♪(´ε｀ )
atsushilonboo 田村淳
俺の事はともかく俺のフォロワーを悪くいうのは許さない♪(´ε｀ )
atsushilonboo 田村淳
うーん…でもTV局もスポンサー料があるから番組を作れるんだろうし、俺もそこからギャラ貰ってるけど…そんなに偏ってる？
atsushilonboo 田村淳
君の家…TVのチャンネル１個しかないの？あと電源切れないテレビなの？
atsushilonboo 田村淳
俺はTVで仕事をしたいから、色んな顔色伺います♪(´ε｀ )みんなも会社に務めてたら同じじゃないの？　正しい事をするには力をつけないと
https://twitter.com/#!/atsushilonboo

　ロンブー淳さん。

　このヒトは茂木氏よりも稚拙な言い分で、なぜこの問題に口を出して来たのかも良く分からない内容です。フォロワーに問われて答えてしまったというところでしょうか？　お笑いの才能は無いと思っていましたけど、番組のMCとして仕切る才能はあって、頭の良いタイプと思っていましたが、それは買いかぶりだと今回の件で気付きました。以前twitterはバカ発見器というフレーズに絡めて記事を書きましたが、本当にいろいろよく分かってしまうものですね。

　要点をまとめると、「韓流は求める人がいるからブームなの。嫌なら見るな」となりますが、これは放送法というものを全く理解していない人間のセリフです。

　電波とは公共のものです。だからそれを扱う事業は免許制となっています。限りある電波を一つ独占しているからにはそこに大きな義務が生じます。その公共のものを占有しておいて、「嫌なら見るな」というのは全く筋が通りません。ロンブー淳さんは将来政治家を目指しているそうですが、それならご自分が出ているテレビの存在意義というものをもう少し勉強しましょう。

【追記】

　……と書いていたら、淳さんは政界進出を諦めたそうです。twitterで指摘されてご自分の無知ぶりに気付いたのでしょうか？　誰にとっても良いニュースですね。特にロンブー亮にとっては良いニュースです。

　またここで問題になるのが「ブームは求める人がいるからブームになるんじゃない？」の部分。韓流は本当に求められているのでしょうか？　だったら高岡さんの発言がこんなに飛び火して大事になるはずが無いと思うのですが、ここは100歩譲って、その意見を尊重した上で韓国関連の番組の視聴率で確認してみましょう。

「韓流ブーム」はニセモノ？　大人気のはずが視聴率は散々
2011年07月18日18時00分
　KARA、少女時代、4Minute、BIGBANG、超新星、2PMといった韓流アーティストが日本で活躍し、韓国のヒットドラマが続々と日本で放送されるなど、世間は韓流ブーム最高潮といった状況が続いている。
　韓流アーティストのCDやDVDの売り上げは好調であり、オリコンの「2011年上半期ランキング」では、少女時代がトータルセールス部門で海外アーティスト1位の座を獲得。総売上26億円を記録し、日本勢と比べると安室奈美恵（33）の総売上27億円に迫る勢いだ。KARAや東方神起なども好調なセールスを記録しており、K-POPイベントを開催すれば会場は日本人女性たちで満員。女性誌も韓流スターの特集なしには誌面が成立しなくなっている。
　少女時代のファンを公言するナインティナイン・岡村隆史（41）が、自身のラジオ番組で「J-POPはどっかであぐらをかいてるんですよ。洗練されているK-POPがウケるに決まってる」「日本の歌手は純粋に歌で勝負しなくなった。AKBみたいに総選挙しないとJ-POPは認知されにくくなっている」と発言するなど、日本の芸能界にも韓流ブームに乗っかるタレントも増加中。
　しかし、テレビ視聴率の面から見てみると、13日夜7時に放送された「ファミ☆ピョン」（TBS系）は、話題の人気俳優チャン・グンソク（23）を特集したが、視聴率3.9％というゴールデンタイムとは思えない数字を記録した。また、水曜夜9時の「くらべるくらべらー」（TBS系）は、開始当初は日本と世界を比べるという趣旨の番組だったが、テコ入れのために4月から韓流アーティストや韓国文化の紹介を中心にした番組に路線変更。だが、視聴率は全く回復することなく、7月20日の放送を最後に打ち切りとなることが決まった。
　韓流ブームのはずなのに、なぜテレビ視聴率がこうも振るわないのか。
「韓流ブームはAKB48やジャニーズと一緒。実際のファンの数は知れているが、コンサートチケットやグッズを買いあさる熱狂的なファンが一定数いるために、ビジネスとして成立しているというパターンです。熱狂的なファンはテレビなど見ずとも情報を知っているし、普通の人は韓流にそんなに興味がありませんから、視聴率は振るわなくて当然。局地的なブームでしかないというのは業界人も認識しているでしょうが、手堅いソフト売り上げが見込めるために、PRの意味も込めて韓流を取りあげているのでしょう。テレビ局の子会社がK-POPの著作権を大量に押さえていますから、即売上につながる。それに、メディアには繰り返し『流行っている』という情報を流すことで、本当のブームとして定着させてしまうパワーがありますからね。ブームを仕掛けることに成功すれば、今まで以上の莫大な利益が見込めますから、先行投資のような意味もあるのでは」（芸能関係者）
　6月27日にチャン・グンソクが来日し、羽田空港でファン800人が出迎えたという話題があったが、ネット上では一人あたま2,000円で雇われた"サクラ"が大半だったという噂が流れている。サクラ募集のチラシがネット上にアップされ、実際に参加したという人の書き込みも相次いだ。
　いつの時代のブームも、少なからずメディアや仕掛け人が扇動した部分はあるものだが、果たして韓流ブームは本物のブームになることができるのだろうか。
（取材・文＝佐藤勇馬／Yellow Tear Drops）
http://news.livedoor.com/article/detail/5716998/

（赤字は引用者）

　ロンブー淳もそうですが「自分たちがブームを作ってやる」という傲慢さがテレビ関係者には見えますね。大きなお世話です。大体この発想には「俺たちは善導してやっている、愚民たちは黙ってついて来い」という考えが無ければできない事です。おのれの立場を履き違えた人たちが視聴者に見放されるのは必然です。

　時間が無くて書き切れません。申し訳ありませんが、もう少し続きます。興味が無い方には申し訳ありませんが、発端の高岡さんに降りかかった言論弾圧に関しては、誰にとっても他人事ではないと思うのです。ブログで世間に発言している当方にとっても重要事として関心を持っています。申し訳ありませんが、今しばらくお付き合いください。

　次回は高岡さんの発言に賛同、肯定的な意見を述べた有名人の方の意見を取り上げたいと思います。フジテレビのYOUTUBEチャンネルが炎上している件とかも触れたいな、と。

【おまけ】

　昨日のコメント欄で漫研（manken99）さんから指摘のありました「冷やし韓国」とやらの画像があったので紹介。確かに左の「冷やしイタリア」や「冷やしハワイ」の方が支持を表すシールの数が多いのに、なぜか1位は「冷やし韓国」。この強引さには怒りを通り越して笑ってしまいましたが。