『イナズマイレブンGO』第9話「ついに開幕!ホーリーロード!!」の感想 【神童が無性にカッコ良い回だぞ!】

 今日から7月。恒例のテレビアニメ『イナズマイレブンGO』の感想文、今回は第9話「ついに開幕!ホーリーロード!!」を観ての感想を書く。今回は今まで後ろ向きでクヨクヨしていた彼が圧倒的にカッコ良くなった回だった。詳しくは本文で述べたい。


 当ブログは、『イナズマイレブンGO』を視聴しての感想を、面白おかしく書く事をモットーにしています。その事に不快を感じる方はご覧にならないよう、お願いします。


 前回のアニメ『イナズマイレブンGO』の感想は、
『イナズマイレブンGO』第8話「キャプテンの資格」の感想 【主人公に待望の新必殺技!】
 をご覧ください。


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 で、それぞれ一覧表示されます。

 テレビから中学生サッカーの頂点を決める大会「ホーリーロード」開会間近の話題が流れてくる。関東地区のトーナメント表を映し出し、前回全国大会準優勝の雷門中学を始め、有力校の名前を告げる。

 雷門中学新入部員にしてレギュラーの松風天馬(CV:寺崎裕香)は、憧れのホーリーロードの舞台で頑張る事を誓う。



  オープニング



 ホーリーロードに向けて、雷門イレブンの練習も熱を帯び出した。天馬と新入部員仲間の西園信助(CV:戸松遥)は張り切って練習を行う。



 熱心に練習する新入部員の後ろでは、ランニングする霧野蘭丸(CV:小林ゆう)とクネクネと怪しい踊りを踊るメガネくんの速水鶴正(CV:吉野裕行)の姿が。速水のは果たして練習か?


 部員たちが練習に汗を流す中、キャプテンの神童拓人(CV:斎賀みつき)の表情は晴れない。前回、サッカー界を影で支配するフィフスセクターの指示を、送り込まれたシード(監視者)の剣城京介(CV:大原崇)から伝えられていたからだ。

 1回戦で、雷門は対戦相手に2ー0で敗れるという指示を。


 そんな神童に3年生の三国太一(CV:佐藤健輔)が声を掛ける。退部を思いとどまった神童に対して笑顔で歓迎の意向を示す。神童のキャプテンシーを見抜き、文字通り彼にキャプテンの座を譲った三国には、神童の立ち直りは何よりの朗報だっただろう。

 そんな三国に相談すべきかどうか迷う神童。その雰囲気は不穏な空気のまま、練習の合間のミーティングに持ち越された。


 ミーティング室で、部員達にホーリーロードでの初戦の対戦相手を告げる円堂守(CV:竹内順子)監督。天河原中学の名を聞き、部員たちは一様に顔を曇らせる。天河原中はルールすれすれの汚いラフプレーで有名な学校で、怪我が心配される相手との対戦になってしまったからだ。



 ミーティング室での部員たちの様子。速水の後ろの信助が小さ過ぎて、顔が全く見えない。一人孤立して座っている剣城が馴染む日は来るのだろうか。


 守備の堅い天河原中を攻略する為にも、神童の状況判断能力に期待をかける円堂。神童は剣城を睨んだ上で、円堂にフィフスセクターからの指示について質問する。1回戦からフィフスセクターの指示があるという事実に驚く一同。1回戦は自由に戦える事に期待していたのだ。

 こうなると次に気になるのは、勝敗指示だ。どちらが勝つ事になるのか、神童に問い質す三国たち。それに「2ー0で、天河原中の勝利」と答えたのは、神童ではなく剣城だった。フィフスセクターのシードである彼は、神童に伝えた時と同様の嘲笑めいた笑顔を浮かべて告げる。

 前回準優勝チームが1回戦負けという事に疑義を呈する浜野海士(CV:金野潤)。栄都学園戦でフィフスセクターの指示に従わなかった報復だとネガティブに想像する速水。彼の想像はいつもネガティブだけど、これはおそらく当たっているだろう。栄都戦で考えなしにやりたい放題のKYぶりを発揮した天馬くんを批判する倉間典人(CV:高垣彩陽)。


 フィフスセクターの指示を部員たちに黙っていた円堂の真意が理解できない三国。何故伝えなかったのかを問う。「伝える必要はない」とあっけらかんと答える円堂。加えて、「この試合、勝ちに行く」と力強く宣言する。

 フィフスセクターの指示を無視する事を宣言した円堂に剣城が噛みつくのは当然だったが、サッカー部の存続を考え、内申書、ひいては将来を心配する選手たちまでが反発し始める。思った以上に保守的な考えだけど、それが日常となったこの世界観ではやむを得ないのかも知れない。こちら側の価値観で彼らの判断をどうこう言うのは酷だ。


 円堂の言い分に賛同する天馬の提案を一喝して退ける三国。「俺だって勝ちたい、でも今のサッカーは楽しむだけのものではない」と悔しさをにじませて語る三国を見て、天馬も黙りこむ。


 将来の為に我慢している自分たちを理解して欲しい三国と、そんな将来の為にやるサッカーなど、サッカーでは無いと言い放つ円堂。両者の意見は平行線だ。



 あくまでもフィフスセクターの指示に従う事を円堂の前で宣言する三国。車田剛一(CV:野島裕史)や天城大地(CV:奈良徹)など、三国と親しい3年生たちも同意し、部屋を出て行く事で円堂の意向には従わない旨を示す。他のメンバーも続々と抗議の退室をする中、残されたのは天馬と信助、それに神童だけであった。神童の心の親友である蘭丸まで、一言も言わずに立ち去ったのは残念だったけど。

 ただその神童ですら、自分の行動で他のメンバーの将来を変えてしまいかねない事に逡巡し、悩んでいる事を吐露する。


 ミーティング後の練習をするのは、やはり天馬と信助の2人だけであった。部の行く末に不安を感じるマネージャーの空野葵(CV:北原沙弥香)と、残りの部員の不甲斐ない態度にいら立つスケバンの瀬戸水鳥(CV:美名)。神童命の山菜茜(CV:ゆりん)は神童が帰ってしまった事だけに心を痛める。



 神童以外はアウトオブ眼中の茜(左)に苦言を呈する水鳥(中)。葵(右)の理解できない的な素の表情がウブで面白い。


 キャプテンや先輩たちの事が気になり、練習に集中し切れない天馬。信助のボールをトラップミスし、顔に擦り傷を作ってしまう。


 練習後も考え込む天馬。夕暮れの河川敷で一人座り込んでいたところに、三国が自転車で通りがかる。さっきの非礼を詫びる天馬に、自分も言い過ぎたと優しい気づかいを見せる三国。

 三国が夕飯を作ると聞き、驚く天馬。母の仕事の都合で、三国はこういう家事が身に付いているらしい。料理ができるという事を無邪気に尊敬する天馬を見て、三国は自宅の夕食に招く。天馬の顔の擦り傷を目ざとく見つけた三国。自分たちが帰った後も練習を続け、顔に擦り傷を作ってしまった天馬を励ましてあげたい気持ちになったのかも知れない。


 三国の自宅はマンションの一室だった。



 伊達に髪形がコントのお母さんぽいだけの事はあり、三国の料理は本格派だった。味も良いらしく、天馬は親戚のお姉さんの木野秋(CV:折笠富美子)の料理にも匹敵する美味しさだと褒める。家事をしっかりこなす先輩を立てる天馬に三国も喜び、もっと食べろとせかす。デザートがプリンと聞いた時の天馬のはしゃぎようが可愛い。

 そこに帰宅する、三国の母(CV:田野めぐみ)。サッカー部の後輩の天馬を紹介され、自然と話題はサッカーの話へ。「今年こそ優勝するんでしょ?」と問われ、フィフスセクターの事や三国の葛藤などへの思いが内在する天馬はあたふたして上手く答えられない。三国の母は、フィフスセクターの事も、試合が管理され八百長が公然と行われている事も知らないのだ。

 三国が母に食事を勧め、話を逸らす。



 三国の母(左)。美人だけど、やっぱり三国に顔立ちが良く似ている。瞳の大きさは違うけど、目の形なんかはそっくりだ。中央人物の方が、よりお母さんぽい髪形だが、それは三国本人。


 三国がサッカーの話をしたがらない事を不満げに語る三国母。父親のいないシングルマザーである事を明かす。三国のお父さんは、離婚か死別でいないらしい。家事のできるしっかり者に育った理由はそれが一因だろう。年頃の男の子の事情をしきりに聞きたがる三国母に圧倒される天馬くんが楽しい。

 食後も三国母の主導で、サッカー談議が続く。ドリブルしか得技が無い天馬に、パスの練習もしておけとアドバイスする三国。その指示に素直に同意する天馬。

 天馬の事を気に入ったのだろう、三国母が天馬の分もお弁当を持って応援に来ると言う。しかしそれを無下に断る三国。八百長試合を母に見せたくないのだろう。特に今回は、負けを指示された試合だ。自分がその様な理不尽な指示に従うその姿すら見られたくないに違いない。

 母が席を外したタイミングで、天馬に詫びる三国。思いっきりサッカーをしたい気持ちを持ち、そのためならどんな犠牲も厭わない天馬と、そうはなり切れない自分とを比較して、謝らずにはいられなかったのだ。


 勉強中の三国に夕食時の事を話しかける三国母。楽しそうにサッカーを語る天馬はサッカーを始めたばかりの自分にそっくりだと母から聞かされ、気まずさに動揺する三国。自分の失ってしまったもの、自分が諦めてしまったものを、天馬はまだ持っている。


 三国の家を出た後、夜の闇が訪れ始めた河川敷のサッカーグラウンドでパスの練習に汗をかく天馬。三国に言われたアドバイスを早速実行しているのだ。とはいえ一人ではパスの練習もままならない。そこに都合良く訪れたのは、やはり頼れる親友の信助だった。

 ホーリーロードに選手として出場できる事に、嬉しさと使命感の両方でじっとしていられない信助も天馬を探して練習にやって来たと言う。試合そのもの、そしてさらにはフィフスセクターの意向にも負けないという意思を固め、2人はより一層の練習に励む。



 そしてついにホーリーロード開幕の時を迎える。



 フィフスセクターの最高権力者である聖帝・イシドシュウジ(CV:野島裕史)が見つめる中、関東地区予選の開会式が行われていた。

 円堂の方針に相変わらず同意できない雷門の部員たちは、不信感を隠さない。円堂に従った場合、自らの進学や人生が終わってしまう事を憂える速水。フィフスセクターの指示通りに動くと断言する内申書重視の南沢篤志(CV:梶裕貴)に、車田も消極的ながらも同意する。

 先輩たちのその態度を見て悲しげな信助を励ます天馬。自分たちは自分たちで頑張ろう、何とかなるさと、天馬は明るく声をかける。


 前回の栄都学園戦と同様、何故か敵地である天河原中学で試合が行われる。

 試合を臨むVIP席で、栄都戦の時の様な不始末が繰り返されない事を冬海卓(CV:四宮豪)校長に念押しする雷門中学理事長の金山郷造(CV:小室正幸)。円堂がこちらの意向に逆らえば、久遠道也(CV:東地宏樹)前監督の様に更迭される事を示唆して圧力の存在を示す冬海。

 ホーリーロードは少年サッカー界の指導者、聖帝を選ぶ選挙でもある事を明かす金山。今気付いた余談だけど、聖帝を英訳すると、なるほどホーリーロードになるね。ホーリーロードは「HOLY ROAD」=「聖なる道」だと思っていたけど、「HOLY LORD」と解釈すれば、「聖なる君主」すなわち聖帝となる。すぐに気付かなかった事が恥ずかしい。この仮定が間違っていたら、もっと恥ずかしいけど。



 サッカー界というより、ホスト界の王のようないでたちの聖帝。


 どんな利権が裏にあるのかまでは言及されなかったが、イシドが聖帝であり続ける事が、金山の望みでもあった。自らが理事長を務める雷門中学が1回戦で敗れるという理不尽にも従う理由はそこにある。



 試合開始直前、両チームが向かい合う。




 いかにも悪そうな顔の天河原中の選手、安藤恒之(右・CV:早志勇紀)と隼総英聖(左・CV:室元気)。


 礼の最中、負ける事を指示されている雷門に向かってイヤミを言う目のほっそい悪人顔の安藤。雷門メンバーの顔が怒りで歪む。栄都のキャプテンもそうだったけど、現体制に従順な連中は本当に嫌な奴らだな。そう思わせるのも製作サイドの狙いだとは思うけど。

 そういった悪い連中の中、ただ一人それを諌める者がいた。天河原中のキャプテン、喜多一番(CV:金野潤)が、メンバーの無礼を詫びる。本気の勝負がしたかったと神童に告げ、残念そうな喜多。




 両チームの布陣。天河原中は3-4-3の両サイドからのアタックを活かす攻撃的布陣。7番の選手はほとんどパンダマン。雷門は4-4-2のオーソドックスな布陣。相変わらず控え選手はいない。ラフプレーで選手がつぶされたら交代の選手がいない雷門は不利になりそう。


 天河原中のキックオフで試合が開始された。隼総がドリブルで切れ上がり、マークする天馬を苦もなくかわして行く。食い下がる天馬だが、実力差が大きく奪う事ができない。隼総は天馬の頑張りをあざけりながら、喜多にパスする。

 そして天馬にお小言的な忠告をする隼総だが、天馬はすでに喜多の持つボールを奪いに走っていた。

 メガネの西野空宵一(CV:田野めぐみ)を経てボールは安藤の元に。目前にいた天城だが、フィフスセクターの指示に従うつもりの天城は無気力プレーで安藤をスルーする。

 シュートして約束された1点目を奪おうとする安藤だが、それを阻止する男がいた。天馬が油断した安藤からボールを奪い取ったのだ。



 天馬は倉間にパスを出す。しかし倉間も天城と同様、フィフスセクターの指示に逆らうつもりはない。トラップミスに見せかけて、あっさりと西野空にボールを渡す。

 果敢にボールを奪い返しに行く天馬に対し、卑劣にも足を引っかけて倒す西野空。ラフプレーの一環が垣間見えたプレーだが、コイツも相当な悪党だ。憎たらしいその喋り方は、とても三国母と同じ声優さんだとは思えない。




 可愛い後輩が卑怯なプレーで倒され、怒りをあらわにする神童。


 天河原中の攻撃が続く中、信助以外はわざと相手の邪魔をしない。悔しいと思いつつも、自己の将来を決める内申書のために、反逆する事ができないのだ。

 そして喜多がついにゴール前でパスを受ける。雷門ゴールを守る三国の脳裏に、天馬の言葉がよぎる。しかし三国には体制を打ち破る勇気が出せない。三国のその気持ちを表情から見てとった喜多は、『真剣勝負はやはり不可能なのか』と落胆の色を浮かべながらもシュート体勢に入る。




 風の様に駆け、そのシュートを空中で止めたのは神童であった。そのプレーには喜多のみならず、味方チームの三国も大いに驚く。そして天河原中の選手たちに向かい、点は入れさせない事を宣言する。それはつまり真剣勝負を宣言したのであり、同時にフィフスセクターの指示に従わない事を宣言したのであり、そして雷門の勝利を宣言したものであるのだ。


 そして一人でボールを持って攻め上がる神童。今までの彼に見られなかった、そしてこれが見たかったと思わせる積極的な強気のプレーだ。隼総がフィフスセクターに逆らえば未来は無い事を忠告する。しかし神童は自分の力で未来を切り開くと言い放ち、攻め上がる事を止めない。神童は完全にフィフスセクターのくびきから逃れて立ち上がった。

 隼総に追いすがられ、倉間にパスを出す神童。しかし倉間の後ろには、さっきもボールを譲った西野空がいた。倉間はまたも西野空にボールを渡す、そのはずだった。

 しかし神童のパスは地面でスピンし、別の方向に進む。神童の「神のタクト」に導かれ、そのボールは天馬がキープする。神童は、倉間が最初から動こうとしない事まで計算に入れてパスを出したのだ。

 キープしたものの、天馬はパスを出す先に苦慮していた。視線の合った南沢はその目を逸らしてプレーに参加する事を拒否する。そんな中、再び神童が「神のタクト」で天馬に指示を出す。


 昨年準優勝の原動力となったその伝説のプレーヤーの指示を得て、勇躍駆けだす天馬。ドリブルで相手をかわし、進む先にあの悪人ヅラの安藤が立ちふさがる。

 正面から安藤に向かっていく天馬。必殺技「そよかぜステップ」で豪快に安藤を吹き飛ばし、抜き去る。



 実戦で初めて披露された「そよかぜステップ」。視聴者の溜飲が大いに下がるシーンだ。


 そして得意のドリブルで駆け上がる天馬。敵に囲まれるが、神童からの的確な指示が天馬を元気づける。指示通りに出したパスは苦し紛れのハイボールに見えたが、それを脅威のジャンプ力で受け止める選手が雷門には、いる。信助だ。



 信助からすかさず走り込む天馬にパスが返される。ディフェンダーに前を阻まれた天馬に、「神のタクト」で次のパスコースを指示する神童。天馬のミスキックでコースをやや外すが、神童はそのミスを個人の技量でカバーする。奪われそうになったボールは神童がキープする事に成功する。



 そして、そのキープのためのトラップを、そのまま利用して必殺シュート「フォルテシモ」を放つ。




 ボールは天河原ゴールに吸い込まれ、先取点は、なんとたった3人で攻撃した雷門が奪う。これは、2ー0で敗れるという事前の計画を完全に反故(ほご)とする1点であった。0点で負けるという事は、すでにあり得ない訳だから。天馬と信助、そして神童以外はピッチ上で茫然とその成り行きを見ている。

 VIP席では2度までも命令違反を犯した自校の選手たちの不手際に、声も無い金山と冬海。そして雷門ベンチで怒りに燃える剣城。この展開に笑顔を見せる関係者は、こうなる事を期待していた監督・円堂だけであった。



 駆け寄る天馬たちに満足げな笑みを浮かべる神童。それを見て、点を取った事を改めて自覚し、大喜びの天馬と信助。神童が得点した事も嬉しかったのだろうけど、神童が勝利のために戦ってくれた事も嬉しかったんだろうな。

 この展開にベンチの剣城を睨みつける隼総。敵チームの隼総が何故、剣城の事を知っているのか? おそらく隼総は天河原側に送りこまれたシードなのだろう。という事は隼総は、きっと剣城に匹敵するほどの実力者だと思われる。外見はお化粧した女の子のような風貌なんだけど、侮れない。


 剣城が鋭い眼光で見つめる先には、フィフスセクターに逆らう天馬たち3人の姿があった。



 次回に続く。



  エンディング



 今回の見どころは、これまで観て来たカタルシスを一気に解消するかのような、神童の大活躍に尽きると思う。本当にやっとこういう展開になってくれたと天馬ならずとも大喜びなんだけど、問題は他のメンバーたち。神童の問題が解決したかと思えば、まだ難問が残されているという印象だ。

 大金持ちの御曹司の神童は、自分自身の将来を心配する必要はないのだろう。それよりも自分の行為で他のメンバーの行く末を案じていた訳だし。母子家庭で頑張る三国の姿を描写したのも、そういったメンバーの事情を視聴者に伝える意図があったのだと思われる。それらの気持ちをどうやって替えて行くのか、それが今後の課題であり、注目点でもあるだろう。

 気になったのは、ホーリーロードが聖帝を選ぶ選挙になっているという事。優勝チームの監督が影響を及ぼせるという事なのかな? だとしたら、このまま優勝しちゃえばいいじゃん。円堂なら、この現在の状況を良い方向に替えてくれるはずだし。この試合後に円堂が更迭されない事が前提になるけど。

 あと気になったのは、何気に第1話から皆勤賞だった顧問の音無春奈(CV:佐々木日菜子)が今回出ていなかったのは、どうしてだろう? 好きなキャラなのに。顧問なんだから、ベンチに居てもおかしくないというのにねぇ。次回に期待しよう。



 次回「勝利への反乱!」に続く。



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