『イナズマイレブンGO』第11話「剣城の秘密」の感想 【剣城ついにデレ期突入か?】

 サッカー女子ワールドカップでのなでしこジャパンの快進撃に最近は寝不足気味な状況。決勝戦も深夜という事で、男子ワールドカップの時以来、2年ぶりにドイツとの時差を自覚する。

 決勝の対戦相手が過去1度も勝った事のないアメリカが相手(対戦成績0勝21敗3分け)なのは厳しいけど、準々決勝のドイツにも勝った事が無かった訳で(今回で1勝7敗1分け)、可能性が無いわけではない。むしろ今回の快進撃の流れならば、勝てるかも知れない。こうなったら男子も成し遂げた事のないワールドカップ優勝を成し遂げて欲しい。こんなチャンスはなかなか訪れるものではないと思うのだ。



 では本題の超次元サッカーの話。恒例のテレビアニメ『イナズマイレブンGO』の感想文、今回は第11話「剣城の秘密」を観ての感想を書く。嫌な奴としか思えない剣城京介(CV:大原崇)が、一体何故フィフスセクターのシード(監視人)という立場になる事になったのかが明かされる。幼いころの剣城はとても可愛かったのに……(その辺も明かされます)。


 当ブログは、『イナズマイレブンGO』を視聴しての感想を、自分なりに面白いと思えるよう、コミカルにそしてシニカルに描く事をモットーにしています。その事に不快を感じる方はご覧にならないよう、お願いします。


 前回のアニメ『イナズマイレブンGO』の感想は、
『イナズマイレブンGO』第10話「勝利への反乱!」の感想 【三国のカリフラワー頭もカッコ良いぞ!】
 をご覧ください。三国太一(CV:佐藤健輔)の髪形がカリフラワー頭であろうが、ブロッコリー頭であろうが、コントのおかんみたいであろうが、カッコ良い時はカッコ良いという結論に達せざるを得ない回です。


 それ以前の『イナズマイレブンGO』の記事は、ここをクリック。


 旧『イナズマイレブン』のアニメ感想、及びその他記事は、ココをクリック。


 で、それぞれ一覧表示されます。

 ホーリーロード地区予選Aブロック1回戦にてフィフスセクターからの指示に造反した雷門中学は、天河原中学を2−1で破って2回戦に進出した。

 試合翌日、勝利に喜ぶ新入部員の松風天馬(CV:寺崎裕香)は、同じく新入部員の西園信助(CV:戸松遥)とともに喜び勇んでサッカー部室に駆け込む。


 だがそこで待っていたのは、先輩部員たちの一触即発の不協和音であった。キャプテン神童拓人(CV:斎賀みつき)や三国の行為を迷惑と言い切る南沢篤志(CV:梶裕貴)。部の存続の危機を招いたのは神童たちだと糾弾する。廃部という言葉に驚く天馬だが、それは取りも直さず、その覚悟もなく動いて来たという事の証明であった。新入りのその態度に不快感を隠さない倉間典人(CV:高垣彩陽)。

 神童に続き、天河原戦で造反した三国。その友人の車田剛一(CV:野島裕史)、天城大地(CV:奈良徹)も、フィフスセクターに逆らってサッカーをする機会を失う事を恐れる。

 思えば彼らは不満を持ちつつも1年、若しくは2年という期間を部の存続のために我慢して来たのだ。内申書のためという利己的な面もあるが、彼らにとって天馬たち事情を知らない新入部員にそれらを踏みにじって行動される事が我慢できない不快な行動である事は想像に難くない。


 本当に責められるべきは、誰なのか?



  オープニング



 一方、監督であり、造反への扇動とも言える指示を出した円堂守(CV:竹内順子)も、理事長の金山郷造(CV:小室正幸)と校長の冬海卓(CV:四宮豪)に叱責を受けていた。

 フィフスセクターの指示に従おうとしない円堂に対し、金山は理事長権限での監督職からの更迭を宣言する。辞める意思が無い事だけを述べ、理事長室を後にする円堂。

 部屋の外で円堂に声を掛けたのは、なんと敵対する剣城であった。「元・監督」とイヤミたっぷりに語りかける剣城に対し、例の人ったらしの笑顔を向ける円堂。

 「練習に来い!」と剣城に命じ、自らが未だ監督である事をアピールする。皮肉が全く通用しないKY監督に怒りの形相の剣城。



 練習開始時、キャプテンの神童がメニューを読み上げる前にゾロゾロと神童の前を去って行く部員たち。



 部員の離脱にあっけにとられる一同。そんな中、女子マネージャーの山菜茜(CV:ゆりん)だけは神童を激写! 神童以外はアウトオブ眼中っぷりを発揮する。


 そんなみんなの気持ちを代弁して釈明する浜野海士(CV:金野潤)。寂しそうな、申し訳なさそうな笑顔を浮かべつつ、浜野も神童から去って行く。



 みんなと同じく、浜野にも「守るべき自分のサッカー」というものがあるのだろう。山の天気並みに読みにくい浜野の性格だけど、このシーンは分かり易く、浜野の神童をも含めた仲間思いな気持ちが伝わって来る良いシーンで印象的だった。


 去って行く部員たちを止めようとしない神童に、天馬が問うが、神童は無言のまま。少し前までは神童もそちらがわの思考でサッカーを捉えていたのだから、彼らの気持ちが理解できる分、止める事ができないのだ。その辺の心の機微を天馬に諭す三国。



 ここで場面は何故か病院へ。この病院のロビーの造りがゲーム『イナズマイレブン』に出てくるまんまの病院で、ちょっと嬉しかった。

 中庭でサッカーに興じる子供たちを楽しげな表情で見つめる一人の男性。はしゃぐ子供たちが兄弟という事に気付き、思い出し笑いをするその男性の顔は、これまでに登場した誰かの顔によく似ていた。車椅子に座り、脚をさすりながら、動かぬその脚の上で悔しそうに拳を握りしめる。

 その男性を見舞いにやって来た男が「兄さん」と声を掛ける。その男は、果たして剣城であった。嬉しそうに剣城を「京介」と下の名前で呼ぶ男性。天馬たちに見せた事のない穏やかで素直そうな笑顔を浮かべる剣城。


 そう、その男性は剣城の兄、剣城優一(CV:前野智昭)であった。



 中庭で語らう兄弟。そこに遊んでいた子供たちのボールが転がって来る。ボールは計算し尽くされたかのような転がり方で、兄の脚の間にピッタリ収まる。狙ってもできそうにないすごい偶然だ。

 ボールを取って欲しいと告げる子供に、笑顔で応じる兄。期するようにそのボールを蹴って返そうとするのだが、どうしてもその脚が動かない。そんな兄を悲しそうに見つめる剣城。

 諦めたかのように手でボールを持ち、子供に投げ返す兄。


 「サッカーの練習はやっているのか?」と兄さん風を吹かす兄に対し、ちょっとふてくされた感じで返事する剣城。この辺のやりとりはちょっと微笑ましい。



 サッカー遊びに興じる子供を見て、2人の会話は自然、自分たちの子供の頃の話になって行く。

 子供の頃、おそらく当時の子供たちの憧れである豪炎寺修也(CV:野島裕史)の技のマネをしながらサッカーボールを蹴り合う剣城兄弟。戯れに剣城が蹴ったボールが高い木に引っ掛かってしまう。

 兄の制止を聴かずにボールを取る為に木に登る剣城だが、すんでのところで枝が折れてしまい、剣城は木から落ちてしまう。自らの身を投げ出して弟をかばう兄。



 弟をかばった兄の脚は、もう二度と動かす事はできないと医師に告げられる両親。それをドアの隙間から聞いていた幼い剣城は、自らの軽率な行動が招いた重大事に泣きじゃくるしか手立てが無かった。



 剣城の暗い表情から、その事を気に病んでいると悟った兄が、あれは事故だと優しく語りかける。兄の想いは、憧れの豪炎寺のように、弟がサッカーで世界に羽ばたいてくれる事。それが自らの子供の頃からの憧れを断たれた兄の最後の望みなのだ。

 兄の脚は必ず治るという剣城。だがそのためには莫大な治療費が掛かる。諦めている兄に対し、剣城には彼なりの秘策があったのだ。



 病院からの帰り、門前で黒づくめの男が剣城を待っていた。「黒の騎士団」を率い、雷門に殴り込みをかけた男、黒木善三(CV:加瀬康之)だ。黒木はフィフスセクターの最高権力者、聖帝が剣城を呼んでいると告げる。



 聖帝、イシドシュウジ(CV:野島裕史)に相対する剣城。その目力の強さに圧倒される。黒木の言から、剣城の兄は手術さえ受ければまたサッカーができる身体になれる事、その費用をフィフスセクターが肩代わりする代わりに、剣城はフィフスセクターの手先となって使役している事などが明らかになる。

 ホーリーロードの結果がフィフスセクターの望むとおりの結果にさえなれば、兄の治療費が報酬として支払われる。剣城は大事な兄のために、フィフスセクターという名の悪魔に魂を売っていた。これが、反・フィフスセクターつぶしに躍起になる剣城の秘密だったのだ。

 剣城の兄弟愛に思うところがあったのか、聖帝が声を掛ける。これはやはり聖帝の正体は、同じく兄弟(妹)想いの豪炎寺という事なのだろうか? 個人的には豪炎寺フラグがまた一本立った気がする。



 おそらくその直後だろう、雷門の理事長室にフィフスセクターからの意向を告げる電話がかかって来る。不手際を詫び、その責任を取る形で円堂の更迭を告げていた金山であったが、聖帝の意志によって円堂の罷免は取り消される。聖帝の真意が読めず、廃校へと一直線となりそうな展開にうなだれ、その場に崩れ落ちる金山。



 一方、その辺の事情を知らないまま練習を続ける天馬たち。




 マネージャーの空野葵(CV:北原沙弥香)はともかく、マネではないスケバンの瀬戸水鳥(CV:美名)も柔軟に協力している。彼女は天馬の応援団だから当然なのかも知れないが。一方、部外者の水鳥にまで手伝わせておいて、自らはおのれの欲望のままに神童を激写し続ける正規マネージャーの茜。今回のおもしろシーン。


 そこにカッコ良く現れた剣城。監視が目的の彼が練習の場に現れる事に驚く一同。



 聖帝の思惑を遂行したい剣城は、監督の円堂に、次の試合に自分を出す事を直訴する。来るべきものが来たと頭を抱えるネガティブ思考の速水鶴正(CV:吉野裕行)。動き出した剣城に対して不安に思うのは誰もが同じだが、フィフスセクターのシードである事が明白な剣城を、円堂が起用する事は無いと見切る神童。

 だが神童のその見立ては外れる。円堂はあっさりと許可を出したのだ。この驚天動地のKYぶりには一同、心底驚かされる事になる。当然ながらまっこう抗議する神童。妨害する事が明らかな剣城を入れて、本気の勝利などあったものではないと円堂に疑問を呈する。

 しかし円堂は、勝利を目指すために剣城を起用すると言う。意味が分からないと激昂する神童。そこに剣城から2回戦の試合に当たってのフィフスセクターからの指示が告げられる。対戦相手は万能坂中学、スコアは0-1で、雷門の負け、と言い残し、剣城は去って行く。

 剣城は指示通りの試合展開にするために出場するつもりだと見抜く三国。その意向に従おうと提案する速水。しかしもう手遅れだと霧野蘭丸(CV:小林ゆう)に突き放されたように言われ、落ち込む速水。


 またもメンバー全員鬱展開に、「こんなのおかしいです!」と声を上げたのが天馬だった。その意見についに切れてしまう倉間。こうなったのは、お前のせいだと激しく天馬を非難する。



 激しく怒り、天馬を詰(なじ)る倉間。本当の敵が強大であればあるほど、怒りの矛先は誤まった方向に向かう。


 「俺たちからサッカーを奪うな!」と言われ、落ち込む天馬。その雰囲気をさらに悪くする事態が起こる。南沢が円堂に退部を告げたのだ。円堂の特訓にも参加しなかった達観さんの彼が抜けるのは時間の問題かと思われていたが、いざ抜けると本人の口から聞かされると、やはり残念に思える。前作に続き、「背番号10の選手は真のストライカーのために抜ける」の法則が発動してしまったらしい。



 南沢(右)の退部宣言に驚くサッカー部顧問の音無春奈(中 CV:佐々木日菜子)。円堂は一応慰留したが、神童の時ほど真剣では無かったのがなんとも……。


 あっさりと退部してしまった南沢に、倉間の怒りの矛先はまたも天馬に向けられる。「サッカー部をつぶそうとしているのは、剣城ではなく、本当はお前じゃないのか!?」と(近視眼的に見れば)正論をぶつけられ、天馬は激しく動揺する。
 


 練習終了後、旧サッカー部室前に佇む円堂に問いかける神童。自分だけが満足するのではなく、他の部員たちの事も考えて行動するには、どうすれば良いのかを。円堂はフィフスセクターを倒すために雷門に戻って来た事を明かす。



 フィフスセクターを倒すための仲間、それが自分たちである事を暗示され、神童は驚く。神童たちが協力しなければ、円堂といえどもフィフスセクターに敗れ去るのは明白だ。それを承知の上で、選択肢を神童に委ねる円堂。最善の方策が分からずに悩む神童。その神童の肩に手を置き、「すぐに分かるさ」と言い残して円堂は去って行く。



 帰宅中の天馬の脳裏には、倉間が自分に敵意むき出しで発した言葉がいつまでも残っていた。サッカーの姿を変えたい、本来の楽しいサッカーに戻したいという自分の思いが、他の雷門サッカー部員を追い詰めていた事を面と向かって非難され、さすがのKYの天馬くんも落ち込んでいた。

 病院前を通りがかった時、天馬は意外な男と出会(しゅっかい)する。おそらく兄の見舞いの帰りなのだろう、剣城が現れる。天馬は思わず問いかける。「お前は本当のサッカーをしたくは無いのか?」と。だが剣城は一瞥しただけで、無言で去って行く。


 剣城に無視された事で、持論に対しての揺らぎがさらに大きくなる天馬。夜の闇が訪れる河川敷に一人頭を抱えて座り込んでいた。それを迎えに来た親戚のお姉さん、木野秋(CV:折笠富美子)が声を掛ける。

 落ち込む天馬の横に座り、優しく天馬の悩みに耳を傾ける秋。サッカーに正直であろうとすればするほど、周りに迷惑をかけてしまう自分に落ち込む天馬。

 秋は間違っているかもしれないという、天馬のその気持ちを敢えて否定しなかった。その上で、夜空の星を人間に例え、天馬を諭す。そして天馬の望む事が大事であって、それが答えになり得る事を伝える。



 「俺の望む事……」天空の星空を見つめ、天馬はつぶやく。



 そして試合当日。試合会場は、何故かまたも敵地の万能坂中学が舞台。前日に円堂はメンバー全員に打倒・フィフスセクターを宣言し、フィールドで待つと告げていた。残念ながら南沢はやはりやって来なかった。一人少なくなってしまった以上、神童が反対しようにも剣城を投入しない事にはゲームする事すらできなくなってしまった。



 超次元的に似合わない、剣城の雷門ユニフォーム姿。


 この場にやって来た者も、神童、三国、天馬、信助を除いてはフィフスセクターの指示に従う事を明言する。天馬の意志を問う円堂。

 天馬は考え抜いた揚句、やはり本当のサッカーをする事を誓う。でもそれは独りよがりではなく、雷門の仲間たちみんなと納得づくの上でやりたい、と言う天馬に心打たれる神童。フィフスセクターと戦う事を宣言する天馬に、親友の信助も同意する。

 三国と神童も目でその決意を告げる。天馬と信助の友情に対抗してではないだろうが、神童の親友設定の蘭丸も、しぶしぶ神童の意志に殉ずる事を告げる。嬉しそうな神童。



 廃部覚悟で神童(左)に協力する事を誓う蘭丸(右)。ようやく親友という設定が活かされた。


 フィフスセクターのくびきを逃れ、戦う事を誓った選手は5人となった。造反者たちの対抗心の中心には、いつも天馬がいるという事を見抜く剣城。


 三国と神童の変わらぬ意思に不快感を抱く車田、天城、速水、倉間、浜野の5人。これに剣城をプラスした6人が、フィフスセクターの指示に従うと決めたメンバーだ。


 屈伸して試合開始に備える天馬に倉間が告げる。「お前が勝とうとしたら、俺が止める」と、まるで敵に対しての発言だが、現状では天馬と倉間はフィフスセクターの指示を挟んで、敵同士なのだ。意見の相違に悲しげな天馬。

 そのすぐ後を、思惑的に味方の神童が歩いて行く。敵と味方が自チーム内にも入り混じる複雑な状況を明示していた。


 剣城の元に万能坂中学の選手が近寄ってきて、フィフスセクターの指示の確認を行う。おそらくこいつ、磯崎研磨(CV:江口拓也)も前回の隼総英聖(左・CV:室元気)と同様、各中学に送りこまれたシードなのだろう。




 試合開始直前、両チームの布陣。万能坂はシードの磯崎がキャプテンを務めている(枠が赤の選手がキャプテン)。チームは完全にフィフスセクターの支配下にあると見て間違いないだろう。一方の雷門は相変わらず控えの選手もいない、11人のカツカツ状態。剣城がいつの間にこんな、おすまし顔のチーム写真を取られたのかは不明。



 倉間たちの攻撃に期待できないばかりか、剣城にはボールを渡す事すら危険であると見抜いている蘭丸。鋭い眼光で剣城を睨みつける。


 そんな中、試合開始のホイッスルが鳴る。万能坂ボールでキックオフ。ドリブルで切れあがろうとするグラサンの選手から、目にも止まらぬ素早さでボールを奪う剣城。


 剣城が裏切ったと早計して突っかかるシード仲間の磯崎。



 だがそれは観客の目を欺くための剣城の芝居であった。競り合いを避けてのバックパスに見せかけ、剣城は自陣ゴール目がけてシュートを撃つ!




 ボールは雷門のゴールに吸い込まれる。自殺点オウンゴール)に見せかけての剣城の演出だったのだ。意表を突かれたとはいえ、必殺技でも無いシュートを止められない三国はちょっと情けない。


 これで0-1。フィフスセクターの指示通りの点数になり、以後は剣城は雷門の攻撃をつぶす方向で全力を尽くすつもりなのだろう。追い詰められた天馬たちに、反撃の手段は果たしてあるのだろうか?




 次回に続く。



  エンディング



 剣城の秘密が明かされた今回。大体想像通りではあったが、この剣城が改心して天馬サイドに寝返るには、兄の意志が強く作用する事になるのは間違いないだろう。フィフスセクターとそれに従う弟の事を知り、剣城に諫言する展開があると思う。そして他の要因として、天馬の存在も影響してくるはずだ。剣城が劇中で喝破した通り、造反者たちの中心には、いつも天馬がいた。剣城の改心にも、サッカーバカたる改革者の天馬が影響するのは間違いない。



 サッカーバカの図(褒め言葉)。この様に、自分の可愛いペットの名前すら忘れてしまうバカの一念でないと、あの凍りついた剣城の心を動かす事はできないだろう。円堂とは一味違う、天馬の人ったらしの能力に期待したい。



 あと、これは後番組の『ダンボール戦機』を観ていて気付いてしまったネタバレ情報なんだけど、逡巡しつつ書く事にする。映画版『イナズマイレブンGO』のCMで、雷門メンバーの姿が映るんだけど、そこにはいろいろと驚きの情報が詰まっていた。知りたくない方は、これ以降の文章を読まない事をお勧めするが、これはオフィシャルの公式情報でもあるという点にも留意して下さい。テレビで放映するレベルの情報であって、知ってしまうのもやむを得ないという事です。


 12月23日の天皇誕生日に上映される映画『イナズマイレブンGO 究極の絆 グリフォン』の公式ホームページは、こちら。



 これが問題の新生雷門イレブンの姿。剣城が完全にデレてメンバー入りしているのは微苦笑しつつも嬉しいけど、神童と蘭丸以外の2年生がいない……。これは悲し過ぎるよー。セカンドにいるって展開の可能性もあるし、怪我をして代役で選手が入っているという可能性もあるけどね。


 なんにせよ、映画も観に行かない訳には行かなくなったようだ。ちびっこたちに混じって映画に行くのはかなりの困難が付きまといそうだけど。『ドラえもん』の映画に誘う友人に、「恥ずかしいから嫌」と言って断っていた手前、いまさらその友人に「一緒に行って」とは頼みづらいが……。



 次回予告では万能坂の選手が化身を発動させていた。しかもシードではない選手が(普通にシードでした)。防御的な姿の化身だったので、試合展開的にも、おそらく1点を守るための防御技を出すのではないかと思われる(確認したところ、キーパーの化身だし)。これは気になるし、この敵だらけの状況で天馬たちはどうやって勝利に向かうのかも、大いに気になる。映画も気になるけど、次週のテレビアニメも必見だ。



 次回「化身の脅威!万能坂中!!」に続く。



人気ブログランキングへ
 ↑ 最後まで読んでくれてありがとう。「本当に望んでいること、それに気づけばクリックするという答えは出てくる。」(今日の格言・秋ねえ風)という訳で、望んでクリックして頂けるとありがたいです。



天までとどけっ(初回生産限定盤)(DVD付)
T-Pistonz+KMC
FRAME (2011-07-06)
売り上げランキング: 1400

イナズマイレブン GO 扇子 神童拓人
エンスカイ (2011-07-30)
売り上げランキング: 7412

イナズマイレブン GO 扇子 霧野蘭丸
エンスカイ (2011-07-30)
売り上げランキング: 9020