長島温泉旅行記 【「なばなの里」の花画像あります】

 以前も少し触れたのですが、先月の19日、20日に長島温泉の方に旅行に行ってきました。あいにくの雨中の旅程で、出回る事もできなかったのですが、近隣の景勝地「なばなの里」の花々と温泉が特筆に値するほど良かったので、ぜひ紹介したいと思いました。


 以下、その旅程を書きます。



 自宅から当方の運転する車(車検寸前の、ほど良い痛み加減)で目指します。目指す先は三重県桑名市長島町。当方の車にはカーナビが付いていないので、あまり頼れそうにない「アナログ姉式量産タイプ」が唯一の道案内です。といっても高速に乗っての移動がほとんどなので、あまり迷う要素はありません。

 それでも1回道を間違えてしまうところが、響良牙ロロノア・ゾロマサキ・アンドー並みの方向音痴の当方たるゆえん。高速の合間の一般道だったので何とか早々にUターンでき、事なきを得ましたが。

その時の会話

 当方「こっちだよね?」

 アナログナビ姉「う〜ん……」(イエスともノーとも取れる生返事)

 当方「わ〜、違うじゃん!」

 アナログナビ姉「(爆笑)」

ダメだ、本当に頼りにならない。自分も苦しむというのに。

 大阪からは、西名阪・東名阪を経て行く事になります。およそ2時間ほどかかる予定ですが、高速に乗る前から小雨が降り始め、速度を出し過ぎると危険な様子です。60キロ指定の一般道はともかく、高速道路も80キロほどを維持して安全運転を心がけます。

 しかも19日はあの高速道路一律1000円の制度の最終日に当たり、ものすごく車の数が多いのです。昼食時に入ったサービスエリアはもう満員で、駐車することすら順番待ちというありさま。


 それでも2時間の予定通りに着く事ができたのは幸運と言えます。長島インターチェンジ(IC)から一般道に降りますが、高速道の横に巨大な観覧車やコースターのループなどが見えます。遊園地「ナガシマスパーランド」のようです。


 雨中の緊張する中、運転して来た訳ですが、さっそく目的地の「なばなの里」に向かいます。長島ICから15分ほどの距離にありました。人工の景勝地ではありますが、長島を訪れたら、ここは絶対に見ておくべきでしょう。



 入ってすぐにある川。夜間はライトアップされるようです。この時期はホタルも居るそうです。夜はさぞかしロマンティックでしょうねぇ。



 なにやら謎の物体が上から下りて来ます。


 ここの名物の展望台でした。有料と聞いて、乗るのを諦めました(ウソ。天候が気になって、時間の掛かる乗りものに乗るのを避けたのが真相ですが、今思うと上空からの展望写真も撮りたかったですね)。



 この時期の見ものはバラ・アジサイ・菖蒲(しょうぶ)でしたが、温室で年中見る事ができるベゴニアが最大の見ものとなっていました。ベゴニアガーデン入場には別途料金が必要です。





 広大な温室内に、爛漫と咲くベゴニアは、子供の頃に鉢植えで育てたベゴニアとは大きくイメージが異なりました。ベゴニアって、品種や育て方次第でこんなに立派な花を咲かせるものだったのですねぇ。ちょっとした感動を味わいました。




 最後に振り返って撮影。水に浮かんだベゴニアの花がとても美しかったです。



 続いて季節の花が見られる花ひろばへ。上記しましたが、今の時期はアジサイと菖蒲が見られます。ちなみにこちらは無料です。



 アジサイ畑。


 こちらは菖蒲です。


 圧倒的にアジサイが多く、菖蒲は水が豊富でないと生育できないという理由からか、中央に少数(それでも5000本あるそうですが)でした。

 あと、当方は菖蒲とアヤメの区別がつけにくいのですが、元は同じ品種だったそうなので、それも当然とも言えます(「しょうぶ」「あやめ」どちらでも「菖蒲」の漢字に変換されます)。『いずれアヤメかカキツバタ』の諺で有名なカキツバタ(杜若)も同種らしいです(どちらも区別のつかない美しさで甲乙つけがたいという意味)。なるほど。



 無料の展望台から、アジサイ風味のソフトクリームを食べながら撮影した花ひろば。悪天候にも関わらず、訪れている人も多かったです。天気が回復してきたように見えるのですが、この後車に戻った頃に少しパラパラと降り出しました。園内に居る間に本降りにならなかった事はラッキーでしたが、これからどこに行く事も難しそうです。時間的にもチェックインする頃と見切り、宿泊先に向かう事にしました。



 一連のナガシマリゾート全般の近くにあるホテルは3軒あります。ここを利用すれば、「なばなの里」や「ナガシマスパーランド」の入場は無料になります。我々の宿泊するのは、ホテルナガシマです。


 で、さっそく温泉に入り浸る訳です。お目当てはこれでしたので。ものすごく広大な露天風呂が幾つもあり、これは素晴らしかったです。長島温泉「湯あみの島」の詳細は、こちら。


 旅行記のメインなのにこの記事は、ここからものすごく無味乾燥チックになります。これはカメラトラブルでこの後の画像が一切ないからです。悪しからずご容赦ください。まぁ、撮影できたとしても、温泉入浴シーンなどは、撮影すれば逮捕されてしまいますので。上記リンクから雰囲気を満喫して下さい。


 ここの温泉は本当に良かったです。日本一の黒川温泉と比較して、くつろぎ加減で言えばこちらの方が上でした。ひなびた温泉地としての黒川温泉に、温泉の雰囲気では負けているけど、一つの宿泊地で様々な露天温泉を満喫できるのはお手軽で良かったです。

 何度も入りたくなる温泉でした。当方は実際宿泊中、食前、食後、翌朝と3度に渡って入りました。


 食事は夕食、翌日の朝食ともにバイキング形式でしたが、安かろう悪かろうという訳でも無く、割と美味しくいただけました。ステーキやお寿司を目の前で焼いたり握ってくれたりと、満足の行く内容でした。



 翌日、雨は本降りです。「ナガシマスパーランド」の入場券もあったのですが、この大雨では無理だろうということで、泣く泣く帰宅の途につきました。

 帰りの道は前日よりずっと車で走り難く、危険な行程でした。すっごい大雨。ワイパーを全開にしないと前が見えません。何度かヒヤッとする事態をやり過ごしながら、大阪に帰ってきました。

 大阪の松原ジャンクションに着いた頃、今までの豪雨がウソのように晴れ渡り、我々はどこか納得の行かない、やるせない気持ちで家路についたのでした。


 雨さえなければ、最高の想い出になったと思います。ただ、梅雨時だったからこそアジサイや菖蒲の見事な花盛りを見る事ができた訳でもありますし……。リベンジに、またいつか訪れたいと思います。

 ダリアやコスモスが咲く秋口なんか、良さそうな雰囲気ですね。



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