『イナズマイレブンGO』第2話「これが化身だ!」の感想 【シルバーチャリオッツ?】
「Dororonえん魔くんメ〜ラめら」で検索して拙ブログを訪れてくれる人がとても多くて、ありがたくも恐縮している。放映が真夜中なので夜更かしできなくて観れないのだ。録画するか、ネットの無料配信を観る事でなんとかなりそうだけど、あのアニメの感想を書くには、当ブログは上品すぎて合わない気がするのだ(自分で言う)。個人的にあのノリは好きなんだけど……。
という事で、よいこのアニメ『イナズマイレブンGO』第2話「これが化身だ!」の感想を書く。始まったばかりだけど、波乱に富んだ展開で、落ち着くのはもうちょっと先になりそう。
個人的には、旧『イナズマイレブン』から『GO』までの間の10年の話に興味がある。今後の展開についてのネタバレの部分もあるだろうから、その辺が語られるのは、やはり落ち着いてからだろうな。
当ブログは、『イナズマイレブン』、『イナズマイレブンGO』を視聴しての感想を、面白おかしく書く事をモットーにしています。その事に不快を感じる方はご覧にならないよう、お願いします。
前回の『イナズマイレブンGO』の感想は、
『イナズマイレブンGO』 第1話「雷門に吹く新しい風!」の感想 【新章突入】
をご覧ください。新展開、松風天馬編の記念すべき1回目の感想です。
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前回、名門の雷門中学サッカー部を突然襲った謎の新入生、剣城京介(CV:大原崇)。超絶な能力を駆使してサッカー部を潰しにかかる。
かねてより雷門中学でサッカーをする事を希望していた同じく新入生の主人公、松風天馬(CV:寺崎裕香)は、剣城の行為を許す事ができず、サッカー部の存続を賭けて勝負する事となった。
天馬は勝利するが、その事に納得がいかない剣城のシュートが天馬を襲う。激突寸前に場外からサッカーボールを蹴り込んで天馬を救ったのは、雷門中学サッカー部キャプテン・神童拓人(CV:斎賀みつき)だった。キャプテンと共に現れた雷門1軍のメンバーたち。
【追記】
現在判明している範囲での名前(ウィキペディア調べ)。
左から、車田剛一(CV:野島裕史)、速水鶴正(CV:吉野裕行)、浜野海士(CV:金野潤)、三国太一(CV:佐藤健輔)、神童拓人、霧野蘭丸(CV:小林ゆう)、天城大地(CV:奈良徹)、倉間典人(CV:高垣彩陽)、南沢篤志(CV:梶裕貴)。
(赤字は3年生)
右の2名はおそらく辞めちゃう人たち。
神聖なグラウンドで私闘をした事が許せない神童。剣城はおそらくフィフスセクターから送られたエージェントだと監督の久遠道也(CV:東地宏樹)から聞かされる。
「何をしに来た!?」との問いに、剣城は新たな雷門イレブンを率いて雷門中学に乗りこんで来た事を明かす。
1年生の剣城がこのダーク雷門のリーダーとしたら、他のメンバーも1年生なのかな? キーパーなんて、中学生にも見えないフケ面なんだけど。当方の注目は、剣城の右の人間離れしたエリンギみたいな顔のヤツ。雑魚っぽいけど、とにかく目が離せないタイプの顔だ。
自分たちが後釜に収まり、現雷門イレブンは、監督もろともお払い箱にすると宣言する剣城。そしてその間、オタオタしっ放しの主人公。
オープニング
当然ながら納得行かない神童。だが理不尽な暴力に訴える剣城たちと私闘をするつもりは無いと、毅然と言い放つ。その言葉を受けて挑発するように、雷門サッカー部のシンボルの部室にサッカーボールを蹴りつける剣城。かつて伝説を築いたサッカー部の看板が真っ二つにされる。
10年前、円堂守が卒業する時、別れを惜しみ、慈しんで撫でたあの看板だ。
この挑発に我慢の限界に達した神童は、雷門イレブンの座を賭けて、剣城たちと勝負する事を決める。サッカー部が大変な事になっているという噂は学内を駆け巡り、通りがかったある女生徒の耳にも入る。
前回天馬が垣間見た巨大なサッカースタジアムで、両チームが相まみえようとしていた。審判が古株の用務員、古株さん(CV:麻生智久)だったのは、ちょっと驚いた。古株さん、まだ現役だったの?
審判の古株さん。ゲームでもおなじみ。エリンギも良い位置にいる。
相手チームの名前を言い淀む古株さん。そこに怪しい黒の山高帽の男、黒木善三(CV:加瀬康之)が現れ、チーム名を「黒の騎士団」と名乗る。この男が剣城たちのチームの監督を務めるらしい。
神童に、何故フィフスセクターが雷門に干渉して来るのかを問うゴールキーパーの三国太一(CV:佐藤健輔)。「分かりません」と敬語の神童。神童は2年生で、三国は3年生? 神童は新2年生でキャプテンなのかな? 先輩の反感を買いそうな気がするが、よっぽど技量の高い「神童」なんだろうか?
言う事を聞かない久遠監督を、フィフスセクターから送り込まれた黒の騎士団が追い払ってくれる事を期待する理事長の金山郷造(CV:小室正幸)と校長の冬海卓(CV:四宮豪)。
騒ぎを聞きつけた生徒たちも、スタジアムの客席に集まりだした。ものすごくキャラが立ってる女生徒が何人か。スケバン丸出しの長スカートの娘、さっき出てきた天馬の事を知っている娘、それとカメラが趣味っぽい不思議ちゃん。
そして、誰に頼まれた訳でもないのに実況に現れた、角馬歩(CV:古島清孝)。前作の実況役、角馬圭太の弟だろうか?
いよいよ試合が始まった。雷門中学ボール、果敢に攻め込む神童。同じく先輩ながらキャプテンでは無い南沢篤志(CV:梶裕貴)に敬語でパス。エリンギからの邪魔が入る中、南沢はすかさずダイレクトでファーストシュートを放つ。自信満々の表情だったが、黒の騎士団のフケ顔キーパーは、片手で余裕のキャッチ。
フケ顔キーパーから剣城にパス。相変わらずユニフォームを着ずに制服のままプレーする剣城。そこからダイレクトパスを流れる様に通す黒の騎士団メンバー。女の子にしか見えない分、キャラが立ちまくっていて当方も注目の霧野蘭丸(CV:小林ゆう)も、あっさり抜かれてしまう。
当方注目の霧野蘭丸(右)。声優が小林ゆうという事で、抜かれた時は困った口調で「むう……!?」とか言って欲しかった(「ひぐらしネタ」)。
蘭丸を抜いた勢いで、そのままシュートする目の隠れた選手。三国は全く反応する事ができず、あっさりとゴールを割ってしまう。先制点は早くも黒の騎士団が挙げる。
名前も知らなかった黒の騎士団のエンブレム、誰が用意したんだ?
まったく天馬の素人目で観ても、彼我の実力差は明らかであった。動揺する雷門イレブンのメンバーたち。
右のメガネの子も女の子だと思っていたけど、速水鶴正という男っぽい名前(性格は見た目通り弱気だが)。声優は、あの鬼道有人と同じ、吉野裕行。キャラのギャップに2度驚く。ゴーグルとメガネ繋がり? バックのイナズママークのせいで、なんか腰を痛めているように見える絵。
試合が再開されるが、本領を発揮し始めた黒の騎士団の前で、為す術もなく翻弄される雷門イレブン。ユニフォームを着ていない剣城ひとり止められず、前回2軍メンバーを一撃で屠った必殺技「デスソード」を放つ。三国も必殺技「バーニングキャッチ」で迎え撃つが、お話にならないパワー差で押し切られてしまう。
カッコ良いエフェクト。見せ場を取った長い発生時間。でもあっさり。
ますます動揺する雷門イレブン。キャプテンが大声で鼓舞するが、まったく効果がない。圧倒的な戦力差により、あっという間に10対0という、サッカー試合としては絶望的な点差が付いてしまう。
ベンチで悠然と他人事のように冷静に見つめる久遠監督に、たまらず何とかして欲しいと直訴する天馬。「何とかするのは監督では無く、選手だ」と自己の存在意義を揺るがす、「監督としてどうなの?」的な責任回避の言葉を残し、久遠監督はようやく動く。
天馬に予備のユニフォームを着るよう指示し、選手交代になんと、素人の天馬を起用する。驚く天馬と顧問の音無春奈(CV:佐々木日菜子)。この奇策は果たして?
他選手との戦術の意思統一もなく、さらにチームプレーは初心者の天馬をここで起用するのはどう考えても良い作戦とは思えない。しかし、大量失点でヤケのヤンパチになった久遠監督は、グラウンドでの私闘で剣城の「デスソード」を見事に止めた天馬に何か非凡なものを感じての起用の様だ。春奈から抗議を受けても、考えを変えようとしない久遠監督。天馬の目が「サッカーを愛する、『あの男』の目に似ている」と。
いきなりの新人の起用に、雷門イレブンは納得がいかない表情だ。監督を信頼している神童ですら、その意図を図りかねていた。そんな中、天馬は愛する雷門サッカー部を、そして大好きなサッカーを守ろうと心に誓う。「なんとかなるさ!」と一言。とにかくすごい自信だ。
黒の騎士団のスローインで試合再開。キープした剣城に敢然と挑む天馬。だが実力差で軽くかわし、さらにそのボールで天馬のチームメイトたちを次々攻撃して行く剣城。
ここで前半が終了する。前半を終わって0−10という展開は、かつての雷門中学vs帝国学園の0−20という展開を思い起こさせる。ただ11年前は寄せ集めの弱小サッカー部だったのと比べ、現在は最強の称号を得ている雷門のはずで、その雷門をここまで圧倒する黒の騎士団の実力は本当に底知れずだ。
消沈するメンバー。まったく役に立てなかった事を神童に詫びる天馬。三国も加わり、フィフスセクターについて無知な天馬(と、視聴者)にそのやり口を説明する。10年前のサッカー世界一以来、日本の学校の社会的地位は、サッカーの実力で決まるという状態になってしまったらしい。憧れでサッカーをする人間はもはや存在せず、サッカーを管理する組織、フィフスセクターが幅を利かせる世界になってしまっていたのだ。徹底的に管理され、反発すれば潰される。雷門中学を狙って来たのも、久遠監督の方針がフィフスセクターの意に添わなかったから、らしい。
ずいぶん近未来的設定で、この展開はちょっと不安だなぁ。打破する展開になるんだろうけど、それがどこまで続くかで、今後の面白さが変わってきそうな気がする。神童の「たまにはまともな試合ができる」という言葉に期待したい。
後半戦が始まる。相変わらず実力差は明らかで、神童ですら剣城に蹴散らされてしまう。そしてシュートの嵐。圧倒される雷門。その力の差に部員の一人、掌みたいな髪形の選手、水森がサッカー部を辞めると言いだし、ピッチを去る。サッカー部を潰すという剣城の言葉が現実になろうとしていた。
戯れに天馬にボールを渡す剣城。だがそれが意外な展開を招く。天馬がドリブルで黒の騎士団のスペースに切り込んだのだ。奪われない、奪われない! 天馬のドリブルの能力は、剣城の想像を越えていた。
チームプレーも知らず、胸トラップすら満足にできない天馬だったが、ドリブルだけは人一倍練習していたらしい。確かに一人でできる練習だ。
ただゴール前に行ってもシュートせずに折り返し、味方からのパスの要請にも応えようとしない。延々、自分でキープし続ける天馬。仲間がこれ以上傷つかないよう、自分が試合終了までキープし続けるつもりなのだ。
それを見破った剣城の合図一閃、周りを取り囲まれる天馬。天馬を潰せと指示を出す黒木。「分かりました」と、登場以来初めて敬語を使う剣城。さすがにフィフスセクター派遣の監督には逆らえない様だ。
天馬の前に来て、オーラを発動させる剣城。その背後から、何かが現れる。
サッカー選手の間で都市伝説的に噂されている化身という、何だか「ジョジョ」のスタンドかペルソナの様な物体が現れる。「剣聖ランスロット」と名付けられた化身。サッカーアニメとして、こんな展開で大丈夫なのか? それぞれのキャラがこんな化身を持つのかな? 選手だけでも覚えるのが大変なんだけど……。先行きがちょっと不安だ。
化身によって攻撃される天馬。どう見ても反則なんだけど、化身は「気」だからセーフなのか? 物語が破たんしかねない設定に先行きがとっても心配なんだけど……。「こんなのサッカーじゃありません!」という春奈に賛成。
しかし天馬くんは健気に頑張る。最後まで戦うと宣言する。天馬にサッカーを諦めないで欲しいと言われ、神童はチームメイトを守れない己の不甲斐なさに涙を流す。そして可愛い後輩を守るため、彼の中で何かが弾けた。
なんと神童にも化身が現出する。天馬が驚愕する中、剣城のランスロットと対峙する神童の化身。この戦いはどうなるのだろうか?
緊迫の次回につづく!
エンディング
これまでのシステムを思いっきり変えてしまいそうな「化身」システム。果たしてどうなるんだろうね。物語が破綻しやしないかと心配で仕方が無いんだけど。まぁ製作サイドのレベルファイブを信じてみますか。面白くなれば、良いんだけど。
次回「崩壊!雷門サッカー部!!」に続く。
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