見通しの異常に甘いホリエモン受刑予定者
5月に入り、気候が暖かくなって来た。あいにく天気はいまいち良くない状態が続いているけど、街を歩けばゴールデンウィークを満喫する人たちの活気を感じる。景気を回復して、震災で被災された地域も含めて、日本が早く元気になってもらいたいと思う。
過去に書いた記事の続報があったようなので、触れておく。先日収監が決まったホリエモンこと堀江貴文被告(受刑予定者)が、見苦しく立ち回っているそうだ。本家ドラえもん募金と同様に胡散臭いホリエモン募金とでも言うべきか?(ホリエモンが集めているのは「善意の署名」だけど)
ホリエモン 「署名が集まれば仮釈放になるかも」…Twitterで署名活動始まる
せめて裁判中にやっておけば言い訳も立ったんだろうけど……。判決確定後に、幾らこんな事してもムダ。最高裁で5人の裁判官が一致して上告棄却を決定した判決が変わる訳もないだろう。むしろ改悛の情なしと見なされ、仮釈放の時期が延びるんじゃないかとすら思う。実際そうなって欲しいし。刑期延長の署名を求めると書いていた2ちゃんねらーの意見に笑ったけど、当方も署名するならそちらにしたい。
twitterの署名は、支持者が言い出した事にせよ、おそらく自分の人気維持のための方便だろう。今後2年あまり表舞台から姿を消す訳で、帰って来た時に居場所が無くなるのが怖いのだろう。減刑嘆願の署名を来年4月まで続ける意味は、そうとしか受け取れない。
10万人の署名を集めると息巻いている様だけど、来年の4月いっぱいで終わるという署名数は5月2日現在5670で、達成率5.7%。まぁこんな馬鹿署名、1万人を越えたら本気で日本の危機だと思っているんだけどね。収監されたのちも続けるらしいけど、最終的に何人の署名が集まるのだろう。複アカで複数署名している人もいる可能性を考えると、ネットの署名は、どうも信用できない気がする。
http://www.shomei.tv/project-1753.html
懲役刑という事で、服役中のホリエモンには労働の義務が生じる。口先と指先のみの虚業(なんか表現が卑猥だが)で抜け道的に巨万の財を成した彼には、ものづくりの価値を知る為にも甘んじてその刑に服してもらいたい。テーブルや本棚などを地道に作って、額に汗する実業としての労働の尊さを思い知るのは、彼のこれからの人生にとって有意義なものだと思う。署名を募ってまで早くシャバに戻りたがるホリエモンにとっては、懲罰的な意味合いも大きいから、刑期満了まで労働させるのが良いと思う。
当方が好きな漫画家の須賀原洋行先生が、この件に関してtwitterでつぶやいておられる言葉が当方の思いに合致していて、至言だと思った。
tebasakitoriri 須賀原洋行
ホリエモンは懲役作業をやることで、労働とお金の本当の関係を学べ。数字を動かしまくってどんどん金を増やすことに執着してきた自分を恥じ、コツコツと何かを作って売る労働が社会を支えていることを知れ。
↑ 最後まで読んで下さってありがとうございます。この記事が良かったと思われましたら、クリックして下さると嬉しいです。