朝まで生テレビのホリエモンの妄言に縋る滑稽な9条信者の天木直人氏

 昨日2月7日は「北方領土の日」だった。1981年1月6日に制定されたというから、今年で30周年という事になる。ずいぶん長い間進展せずに不法占拠されているものだと改めて思う。

 進展どころか、昨年はロシアのメドベージェフ大統領が北方領土に乗り込むというソ連時代ですらできなかった暴挙を行ったニュースがあった。尖閣諸島沖で起こった漁船衝突事件で見せた菅政権の弱腰外交が原因であったと今でも思う。


 今月22日には「竹島の日」もある。韓国にしろロシアにしろ、終戦直後の、日本に国土防衛の術が無い隙に、どさくさに火事場泥棒をして今に至る不法占拠問題だ。中国の対応次第では、「尖閣諸島の日」ができてしまう事態に陥るかもしれない。

 中国、韓国、ロシアと日本の隣国は、日本の領土を侵犯、若しくは虎視眈々と狙っている敵性国家であると認識しなければならない。隣国は常軌を逸した異常国家ばかりであるという恵まれない状態にある事をまず理解しないといけない。不幸な事ではあるが。

 だというのに訳のわからない妄言を吐く刑務所収監予定者や、それに同調する憲法9条お題目主義者という常軌を逸したバカが自国内に存在し、しかも一定の影響力を持つという不幸は、より憂えるべきなのかもしれない。



天木直人のブログ」より引用

ホリエモンに感動した
2011年02月06日07時22分
本物の平和論者ならこれから私が書く事の意味が分かるだろう。左翼イデオロギーの護憲論に失望している平和論者なら頷くだろう。それらの読者に向かって書いている。

昨日の早朝(午前4時ごろだったと思う)にテレビをつけたら朝まで生テレビが目に飛び込んできた。番組の終わりのほうであったので、それまでにどのような議論が行なわれていたかは知らないが、ホリエモンが中国や北朝鮮が攻めてくると考えるのは間違ってる、と力説していた姿に引き込まれた。彼が平和論者であるかどうかは知らない。彼が国際情勢の緻密な分析の上に立って力説しているのかどうかは分からない。

しかし、最近の北朝鮮の行動や、中国脅威論が花盛りの中で、中国も北朝鮮も日本を攻めてこない、脅威ではない、と真顔で言う事は勇気がいる。しかも、ホリエモンは誰が何と言おうが、頑として主張し続けた。日本を攻めて何の得があるのか。そんな事をすれば世界が許さない。日本を攻める事などできない。尖閣でも沖縄でも攻められるものなら攻めてみろ。攻めさせてみろ。中国や韓国は国際社会から袋叩きにあう。そんな事が中国や北朝鮮にできるはずはない。するはずはない。

そのあまりの剣幕に右派論客や司会の田原総一朗さえも沈黙せざるを得なかった。その光景を見た私は奇妙な感動を覚えた。そしてその奇妙な感動はやがて賞賛の感動へと変わった。

これこそが私が求めていたものだ。いわゆる「おりこうさん」の護憲論者に欠けているのはこの粗雑さだ。荒々しさだ。何よりも人に罵倒されてもひるまない愚直なまでの強い信念だ。政治家の護憲論は言葉だけの護憲論だ。平和が重要なのではなく平和を語る自分が偉いのだと考える者たちだ。だからその言葉に迫力がない。心に響かない。都合によって変節する。
皮肉にもホリエモンの近くに座っていた辻元清美はついにひと言も発しなかった・・
http://news.livedoor.com/article/detail/5323072/

(引用終わり)



 天木直人氏絶賛のホリエモンこと堀江貴文氏のトンデモ発言。天木氏の言がどれだけ信憑性があるのか、これをまず観て頂いた上で皆さんに判断してもらいたい。
 


 当方もこの回の「朝まで生テレビ」は観たが、ディベート部分のみに絞っても、ここ最近では最低レベルの酷いものだった。ホリエモンは最初から他者に対して喧嘩腰で、意見の対立する金美齢さんや竹田恒泰慶応大学講師の発言の折には何度も嘲笑するという著しく礼を欠く態度で臨み、例の論点すり替えまくりの話法で周囲を煙に巻くやり方で、議論をちっとも深化させない。徹頭徹尾、邪魔でしかなかった。単なるジャマモンだった。

 愚鈍な武部勤の弟として、息子として衆議院選挙に立候補した時も「天皇制に違和感がある」と発言しただけあって、明治天皇の玄孫(やしゃご)に当たる竹田氏に対して挑発的で無礼な態度に終始していた。議論する態度としておおよそ相応しくなく、金さんに「態度が悪い!」と叱られていた部分が印象に残っている。


 「尖閣をあげても、カネで買えば良いじゃん」という発言にホリエモンのカネの亡者ぶりが健在で笑ったけど、そもそも日本の固有の領土を何故にカネを出して買わないといけないのか? 物凄い権益が眠る尖閣とその領海を買うのに幾らかかると思っているのか? ホリエモンのポケットマネーで買えるとでも思っているのか? お金で何でも買えると思っている人間に領土の話なんてさせて良いとは思えない。

 領土をお金で換算するこの思考回路。「売国奴」という言葉がこれほど当て嵌まる考え方も珍しいだろう。当方は亀井静香も嫌いだけど、選挙でホリエモンに勝ってくれて良かったと思う。こんなのが国会議員だったらと思うと、ぞっとする。

 また「尖閣を取られて問題あるの?」とバカな事を言っているが、領土を失う事に鈍感な人間が存在して発言する事、それ自体が問題なのだ。尖閣沖で見せた弱腰外交一つで、日本は舐められてしまってロシア大統領は北方領土に降り立つという暴挙をやらかした。ここまでやっても日本は何もできないと見透かされたからだ。尖閣を取られてしまって「その土地、お金で売って下さい」なんて言い出したら最後、もっともっと舐めてかかって、次は沖縄を取りに来るのは火を見るより明らかだ。領土問題で一歩も譲ってはならないという外交の原則を知らない無知な輩が、不特定多数が視聴するテレビ討論という場に出てくるのは犯罪的ですらある。

 グルーポンのおせち問題で、同業のクーポン共同購入事業会社「半額東京」の大株主として薄汚い裏工作活動をしていたという噂はどうなっているのかな? 健在のカネの亡者ぶりを見てると、クロだった可能性が高い気がする。まぁこれは犯罪ではないけど、信用度を一層落とす行為だよね。



 ウィキペディアで荒らされるホリエモンの図。悪いけど、笑ってしまった。



 ホリエモンのおかしいところはこれぐらいにして、これに感動したという天木氏のブログのおかしい点を突っ込んで行こう。

それまでにどのような議論が行なわれていたかは知らないが、ホリエモンが中国や北朝鮮が攻めてくると考えるのは間違ってる、と力説していた姿に引き込まれた。彼が平和論者であるかどうかは知らない。彼が国際情勢の緻密な分析の上に立って力説しているのかどうかは分からない。

 最後の部分だけを見て、自説と合致していると思って手放しで賞賛する姿はどう見ても滑稽だ。手放しで称賛するレベルの褒め方をするのなら、全部見て、ホリエモンがどれだけフェアでない話法を駆使しているかは確認しておくべき。またホリエモンの政治信条なども知っておくべきだと思う。

 まぁ、最後のこの部分に違和感の無い人には全部を見ていても変わらなかったと言えるかもしれないけどね。それだけ、この部分一つにホリエモンの一連の発言の異常性が集約されていたから。

そのあまりの剣幕に右派論客や司会の田原総一朗さえも沈黙せざるを得なかった。

 これこそちゃんと最初から見ていないお前が言うな、という部分。まくしたてて反論するタイミングを与えないホリエモンの典型的話法じゃん。それまでの2時間半、ずっとその調子でやって来ているんだから。金さんなどは、うんざりして反論する気も失せていたのかもしれない。

皮肉にもホリエモンの近くに座っていた辻元清美はついにひと言も発しなかった・・

 あのー、辻元清美はその後にホリエモン発言に関連して喋ってるんですけど? 午前4時からちょっとしか見ていないのに、その部分を見落としますか? 自説に都合の良くない部分は見えないフィルターでも付いているのですか? ちゃんと見ているとは思えないですね。いい加減な見方をして世間をミスリードするのは止めて欲しいんですけど。仮に正論を言ったとしてもそんな事では信用を失いますよ。上の動画でも喋ってるので、誰か親しい人、教えてあげてね。


 この天木って人、「たかじんのそこまで言って委員会」にもよく出てる人で、左のパネラーの中では割とまともな方だと思っていたけど、全然見誤っていたという事が、今回のエラスムスの「痴愚神礼讃」も真っ青な「ホリエモン礼賛」で分かった。まぁそれだけ左の論客というのは、まともなのが居ないという事でもあるのだろうけど。名前に「直人」と付く人間は、史上最バカの総理大臣のせいで、ただでさえ肩身が狭いというのに……。

日本を攻めて何の得があるのか。そんな事をすれば世界が許さない。日本を攻める事などできない。尖閣でも沖縄でも攻められるものなら攻めてみろ。攻めさせてみろ。中国や韓国は国際社会から袋叩きにあう。そんな事が中国や北朝鮮にできるはずはない。するはずはない。

 この部分が9条お題目主義の天木氏の琴線に触れたのだろう。9条論者の常套句だもんね。これが間違っているという事は、中国がチベットウイグルを侵略し、国際社会が何のリアクションも示せていない事で証明済み。今現在も中国はそれらの地で酸鼻を極める民族浄化を進行中だ。台湾人として、明日は我が身との思いであった時期が非常に長かった金さん(2009年に日本に帰化)の意見こそ傾聴に値する。

 北京オリンピックの折、世界のチベット人が訴えたのに、どこも何もしてくれなかった事が見えない(或いは意図的に見ようとしない)9条論者など、当方は一切信用しない。むしろ彼らの言説の逆の事をすべきだといみじくも教えてくれている気がする。

 国連軍など助けに来ない。これまで大国の論理を食い止める為に発動した試しがない。仮に安保理の俎上に載っても、拒否権を持つのが当の中国だ。中国のヴェトー発動で国連は何もできない。ホリエモンは分かって言ってるのだろうか? 天木氏はホリエモンが分かって言っているとでも思っているのだろうか?


 今回の天木氏の言は、ピースボート辻本を始め、国会の左翼勢力に9条護持の存在感を見いだせない狂信的9条論者が、遂にはホリエモンなどという異形の物体にまで縋(すが)りついてお題目を唱える、9条信者の姿をまざまざと見せつけている良いサンプルの発言であったと思う。

 つまり、「9条教」はカルト宗教であったという訳だ。



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