【ゲームクエスト】というもの

  寒い毎日が続いている。当方は寒がりなので、ここのところ毎朝起きるのがおっくうだ。いわゆる防寒下着というものを着用してはいる。でもサブいのだ。「私は今、ヒートテックを着ていますが、関係無くサブいです」状態。クリスマス頃には、ますますサブくなるらしいが、防寒対策を万全にして臨まなければならないと思っている。


 今日は、ブログ開始時の、本当に最初の頃に触れたっきり、ず〜〜〜っとほったらかしだった、当ブログを生み出す基となった【ゲームクエスト】に対する当方の思いに言及したいと思う。【ゲームクエスト】編集部の方針に対しては、「思惑通りのタイトルを滅多に付けてくれなかった」辛さとか、「こちらの努力に見合わない評価のされ方をする」編集さんと当方との意思の疎通の圧倒的無さとか、「担当さんが一言コメントすらくれなくなった」終わりが近いと思わざるを得なかったやるせなさとか、愚痴ばっかりだがそれら想いを今までの日記でちょこちょこ垂れ流していたせいで、思ったより書く事が思いつかなくて些か愕然としていたりもする。つまり書きたい考えがまとまった訳では全く無いのだが、それ以上にネタが無いという眼前の問題に対処しなければならない現実があった。ブログって、大変ね。

 「漫研」さん、「おかもろ(再)」さん、「フーテンのドラ息子(どらお)」さんといった、常連の投稿者の方々と再会できたという事は、このブログを始めた上で最高の成果であった。全て皆さん方の側からこちらにお声をかけて下さっているという事実が、当方の、目を覆わんがばかりの怠慢ぶりを浮き彫りにしているのだが。本当に頭が下がる思いで、足を向けて寝られない。皆さんのお住まい次第では、残念ながら北枕で寝るしかない。皆さんレベルの高い感想文を書かれる方として、投稿を始めた頃から意識していた先輩方だったので。

 最初のエントリーで触れたとおり、【ゲームクエスト】は単なるゲーム感想文サイトでは無く、いや、最初は単なるゲーム感想文サイトだったかも知れないが、12年という期間に投稿された作品が蓄積されて行くに及んで、なまなかのゲームデータベースとは比較にならない質・量の情報が保存される事となり、ゲームの情報を収集するにあたって、大変役立つものとなって行った(何だ、「なまなかのゲームデータベース」って? とも思うが)。

 またこれも以前言及したのだが、それら感想文は、読み物としても優れモノで、面白く、そのまま消去されるのを待つのが惜しいぐらいの名作も多かった。当方も「あ、これは【ゲームクエスト】終わるな?」と思えてならなかった今年初旬から(この予想はすぐに的中するのだが)、データの保存に動き出したのだが、あまりにも量が膨大で、ほんの一部しか残せなかった。おそらく毎日新聞並びに「まんたんウェブ」側も、この量の膨大さに保存という選択肢を取らず、さじを投げたのだと思う。

 名も無き一発キャラ的投稿の中にも、パンチの効いた、メチャメチャ笑える名作、怪作はあったのだが、ここで触れても元作品が無いので「なんじゃそら?」の世界だと思われる。というか、今日のエントリーは【ゲームクエスト】知らん人には全面的に、「なんじゃそら?」だろうなぁと今気付く。ごめんなさい。もう少しだけ付き合って下さい。

 今まで当ブログで触れた「まみぼう☆AI」さん、「花丸110」さん、「くろすけ」さんなどの他に、当方が好きだった投稿者として「頼りない翼」さん、「サラ・マニアッス」さん、「ももちゃん」さん、「カブキマン」さんなど、挙げて行くだけでも両手に余りそうだ。皆さん文章が上手く、しかも書く事を楽しんでおられる方ばかりだったので、きっと今もブログなり、twitterなりで自己表現されているのではないかと思われる。是非またこれらの人たちの質の高いゲーム感想文を読んでみたいものだ。当方、【ゲームクエスト】に関しては投稿者であるとともに、熱心な読者でもあった訳なので。

 昨今はブログの発達や、ゲーム産業の斜陽化などで【ゲームクエスト】の様なゲーム感想サイトはかつてより一層立ち上げるのが困難だろう。【ゲームクエスト】自体も、物凄くやる気のあった一人の記者さんが居なければ発足しなかったと聞く。そういった気概のある人の出現も、望むべくも無い今、あの楽しかったゲーム感想文投稿サイトでの良き思い出を胸に、このブログを続けて行きたいと思っている。


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