日教組の友人がいます

 今日は祝日ですね。皆さん、良い休日をお過ごしください。おめでたい天皇誕生日の本日にこういう話題は誠に恐縮なのですが、敢えてある意味、正反対の話題を振ります。頂いたコメントと絡めてエントリーを構成するのに格好のタイミングの話題でしたので。


 12月16日のエントリーでコメントを下さった森口朗さんが、本を何冊もお出しになっておられる著名な教育評論家の方であった事に今さら気が付き、青ざめている今日この頃。その時点では存じ上げておらず、不勉強を深くお詫び申し上げます。そして書き込んで下さった事に、改めてお礼申し上げます。

 森口さんが著されておられる著書にはどれも興味を覚えましたが、特に当方が話題にしていた民主党政権、その誕生の一翼を担った日教組を取り上げた、そのものズバリの著書「日教組」は、私的な問題もあり、是非とも読ませて頂きたいと思っています(すみません、今のところ未入手です)。

 中学生、高校生時代を共に過ごし、現在でも親交のある当方の友人が最近転職し、現在小学校の教諭をしています。学生時代は典型的なノンポリだったその友人が、再会して近況を聞くと、驚いた事になんと日教組に入っているとの事。欺瞞が次々と暴かれ、組織率も低下し、アナクロニズムそのものの日教組なんかに、今さら何でまた? と思いました。真面目な性格だから、そこを突かれた(オルグられた)のかな、とも。

 その時は唖然としてしまって、「大丈夫なの?」ぐらいしか声を掛けられませんでしたが、次に会う時には、いろいろ勉強した上で一度深く話し合ってみたいと思っていたのです。で、どうやら来年早々、同期会的な集まりがあって、そこでまた会える予定なのですよ。

 森口さんの「日教組」、実際の現役バリバリの構成員である友人に知識負けしない為にも、理論武装させて頂くつもりで読みます。別の出版社から出た「マンガ日狂組の教室」は読んでおりますが、これだと友人は死んでも納得しようとしないと思いますので(笑)。ジェンダーの問題点など、皮相のみを捉えていただけではあまり気付かない日教組の実体がそれこそ抉る様に描かれていて、良書だと思うのですけど、タイトルに「狂」の字が入ってるもんなぁ……。

 転向とまでは言いませんが、出来れば自分の属する団体がどのような過去を持つ団体なのか、また現在は変わったというが、彼ら好みの言葉で言えば日教組のこれまでの所業に対する「過去の清算」はどうなのか、その辺も再考し熟慮してもらいたいとは思っています。

 個人的に「日教組の教育に騙されていた」と思う元サヨクの当方、ノンポリで政治的な話は殆どしなかった友人が現日教組員。仕入れる情報で人は変わってしまうという皮肉を感じます。中国、韓国など近隣諸国に対する意識も当方とは相容れない事になっていそうな気もします。

 一度決めた思想を転向するという事は、それまでの自分の思い、努力、人間性などの否定に繋がる事なので、余程の説得力が無いと難しいでしょう。宗教の様なものだと思います。その辺は経験も込めてそう思います。意見交換すらも大変な困難事かも知れません。ですが、気長に話してみようと思います。それだけの価値がある、放っておけない友人なので。

 もし上手く事が運んだら、またここで顛末を報告するかも知れません。ただダメだったら、沈黙するという事で報告に代えさせて頂きます(おそらくは後者でしょう)。

 あり得ないと思っていますけど、もしかしたら、こちらの誤謬に気付かされる事もあるかも知れませんし(こちらも誇張を信じてしまっているところはあるかも。だから勉強しないといけないかな、と)。まぁ相手の言い分も聞かないとね。何と言っても、ナマ日教組員(リンク先、「あるある」で笑えます。興味があれば他のページも見て下さい)なのです。どんな主張をして来るのか、純粋に知的好奇心の面からも楽しみなのですよ、実は。もし折伏されちゃったら、ゴメンなさい(笑)。


 友人と会う前に、これだけは読んでおけというお勧めの本があれば、どなたでもご教授下さるとありがたいです。


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