相変わらずうろ知識で語る 『イナズマイレブン』第119話「最強のライバル!」の感想

 毎回書く事にしたテレビアニメ『イナズマイレブン』の感想。今回は119話「最強のライバル!」の感想を書かせて頂く。敢えてネットなどで知識を仕入れずに、観たままの感想を書くというスタンスで続けて行きたい。そのせいで相変わらずキャラの名前など予備知識無しで書くけど、さすがに毎回観てるとだんだん分かって来た気がする。1%ぐらいの理解度が2%ぐらいになった様な。

 今回から、分かる範囲でキャラクターの声優なども書いていきたい。エンディングの「声の出演」を必死で観たよ。ただメモし切れなかったキャラは、ウィキペディアで調べて書いた事をご容赦願いたい(今回は風丸一郎太宇都宮虎丸)。

 前回の感想は、

 予断と憶測で語る 『イナズマイレブン』第118話「恐怖のチームガルシルド!」の感想

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 アニメ『イナズマイレブンGO』の感想は、こちら。


 前回でどう贔屓目に見ても凶悪そうな無国籍チーム「チームガルシルド」をあっさり返り討ちにしたイナズマジャパン。いよいよ決勝戦で主人公・円堂守(CV:竹内順子)の祖父、円堂大介(CV:藤本譲)が率いるチーム「リトルギガント」と相対する事となった。

 決勝戦を前に祖父と海岸で談笑する守。回想シーンで出て来た赤ちゃんの頃の守の髪形、前髪だけは今と変わりなくて爆笑(可愛かったけどね)。近親当時者が事前に親しく話すのは昨今の大相撲の八百長的な疑惑を招きそうでヤバそうな気もするが、お互い正々堂々と戦い合う事を誓う。その中で守の新必殺技のヒントになった「ガン・シャン・ドワ〜ン!」の掛け声に特に意味が無いという驚愕の事実が明かされる。

 あれか? ちばてつやゴルフ漫画あした天気になあれ」の「チャー・シュー・メン!」みたいなものか? それか、バレエの「アン・ドゥ・トロワ」かな? タイミングを測る、おまじない的な掛け声と推察。

 そして大介は、リトルギガントでチームオペレーターの役割を担っていた雷門夏未(CV:小林沙苗)をイナズマジャパンの元に返す事を決める。自チームの情報を全て知る夏未を相手チームに戻してまでイナズマジャパンと戦いたいと言う大介に、万全の相手と戦いたいという気概と、何を知られようが負けないという自信と自負が感じられる。

 チームに戻って来た夏未に対して、不信感満々の表情で迎えるイナズマジャパンのメンバー。一度は自分たちの敵に与していた彼女が信用できなかったのだ。超ハードモヒカンくんなどは意地悪にも声に出して、夏未の事は信じられない旨を吐きだす。

 その空気を変えるのが、さすが主人公のナイスガイ・守。夏未に握手を求めて彼女の復帰を歓迎する。笑顔で握手する夏未。チーム全体も、男っとこ前のキャプテンのこの態度に、蔓延していたわだかまりを一気に解き、新生イナズマジャパンとして結束する。意地悪だったハードモヒカンくんも、その展開にまんざらでもなさそう。

 特訓を開始するイナズマジャパンのメンバー。吹雪士郎(CV:宮野真守)と風丸一郎太(CV:西墻由香)のコンビは必ず組んで練習している。腐女子対策だろうか? 豪炎寺修也(CV:野島裕史)と宇都宮虎丸(CV:釘宮理恵)はストライカーらしく、新必殺シュートの開発に力を入れる。虎丸という男らしい名前に似合わぬ可愛い声ツンデレ女王の釘宮理恵だ)に正直ビビったが、敬語を使う喋り方からして後輩キャラの様だ。声変わりもまだなのかもしれない。キーパーの守も、複数人が至近距離から放つシュートを止めるという、イジメと間違われかねない過酷な特訓に汗を流す。あまりの過酷さに、壁山さんも心配そうだ。

 そんなイナズマジャパンの特訓を木陰から偵察する敵チームのキャプテン、ロココ・ウルバ(CV:甲斐田ゆき)。自信満々の笑顔を浮かべるロココ。今まで爽やかキャラだったのに、取ってつけた様な不敵さだ。

 そして守の行っていた、ロープに繋いだタイヤを受け止める特訓を、他ならぬ守の前で披露するロココ。守の祖父、大介に鍛えられたという事を見せつけるかのようなパフォーマンス。ロココがまだ小さかった頃からの地獄の特訓が走馬灯的に回想シーンとして映し出される。後ろ髪が尋常でなく伸びて行き、くりっと顔に向けて巻く今の髪形になって行く過程も合わせて分かる。「レツゴー三匹じゅん」の様に、モミアゲをくりっと巻く、人としてやってはならない髪形にならなくて良かった。



 現在のロココの髪形。各方面からいろいろ怒られそうだったので、画像を正しいものに差し替えました。どうかお察しください。


 ライバル同士の特訓合戦の末、タイヤを繋いでいたロープが千切れ、重いタイヤが危うく夏未に激突してしまうところを必殺技で止める両チームのキーパー。その技は全く同じものだったが(共に大介直伝)、ロココの方が技の発動が速く、その事にショックを受ける守。それはロココが最強のライバルである事を、理屈でなく身体で実感した瞬間だった。


 以下次回に続く。



 今回は結局、試合に臨むまでの前夜祭的内容だった。ワクワク感を引っ張るのが上手いね〜、製作サイド。お祭りって、始まるまでが一番楽しいもんね(「うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー」参照)。

 ちなみに次回もまだ、イナズマイレブンとリトルギガントとの試合になる訳では無さそう。次回予告から判断してみると、第2回人気投票時、雷門イレブンの一員だった事から劇場映画版『イナズマイレブン』にも出ていたと推測されるフィディオ(CV:下野紘)のチームとの練習試合という展開になりそうだ。このチーム、フィディオという名前や、カテナチオという技名、アズーリのユニフォーム、ゴールキーパーがケツアゴという諸条件からして、イタリアチームのはず。



 フィディオと、ケツアゴキーパーの図。フィディオもイケメンだけど、本当にイタリア人ぽいのは、紛れも無く後ろのケツアゴなんだよね。このアゴを見て、このチームは間違いなくイタリアチームだと当方は確信した。決め手はケツアゴです。


 彼らとの練習試合。本編でリトルギガントに敗れて、イナズマジャパンと戦う機会が無かった彼らと戦う事で、新たな見せ場を作っている感がある。今回の展開では、リアル世界では最強であるはずのブラジルとイタリアが、主人公とその対抗馬のチームと当たって散る「あて馬的役割」な訳で、その辺の齟齬を見せ場を与えるという形で報いている感じ。

 でも、この配慮は物語性が深まって、良いと思う。「もしこのチームが準決勝で戦っていたら?」というIFの一つの回答にもなっている訳だし。昔の一本調子のアニメでは考えられない良い配慮だと思う。

 余談だけど『イナズマイレブン』って、アニメやゲームは南米やヨーロッパでは配信してるの? マイアミの奇跡があったとはいえ、王者ブラジルが日本に負けるって展開だから、不満の声が聞かれそうで。

 まぁ漫画の世界では日本最強でも文句を言う民度では無いと思うけどね、ブラジルもイタリアも。日本のアニメと理解していたかは謎だけど「キャプテン翼」を見てサッカー選手になったイタリア代表プレーヤーも多数いるぐらいだし。もし『イナズマイレブン』が世界各国で放映されているなら、きっと10年後には円堂守豪炎寺修也鬼道有人や壁山塀吾郎の事を熱く語る世界の一流サッカープレーヤーが出て来ると思う(今のところ、韓国版しか確認できていない)。『イナズマイレブン』は必殺技サッカーで正統派では無いけど、「キャプテン翼」も実現不可能な技が多かったし。


 何にせよ、面白くって次回も目が離せない。いい加減、ゲームぐらいはプレイすべきかもしれない。ゲーム感想がメインのブログなんだからして。


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