次世代PSPの「NGP」は今のところ購買対象にあらず

　早いもので、もう2011年の1月が終わった。2月に入り、ほんの少し寒さが和らいだ気がする。といっても夜間はまだまだ寒い。極度の冷え症で寒さが苦手な当方としては、早く暖かい季節になって欲しいものだ。冒頭と矛盾する言い方だが、なかなか訪れてくれない春が来るのが待ち遠しい。

　前回のエントリーでちょっと触れた次世代PSPの「Next Generation Portable」（NGP）の話。発売前に改めて触れようと思っていたんだけど、続報があったのでネットでいろいろ調べてみた。

ソニー「NGP（次世代PSP）、6万円超えは無い」　シティ証「299ドルと試算」

　6万て……。ゲーム機としては高価すぎだよねぇ。こういう発言が出てくるという事は、NGPの想定するライバルはニンテンドー3DSでは無く、iPadが対象だというのは本当なんだろうね。単なるゲーム好きとしては携帯端末的ないろんな機能は要らないんだけど。ニンテンドー3DSの25000円でも携帯ゲームとしてはやや高価だと思うけど、NGPの予想価格を聞くと、現状購入するならニンテンドー3DS一択になりそう。

2ちゃんねるより引用

53 ：ユーキャンキャン(関西地方)：2011/02/01(火) 17:57:43.28 ID:
iPadが
１６GB　４５０００円
３２GB　５４０００円
６４GB　６３０００円
という事は４５０００〜６３０００円あたりだろ

　スペックが幾ら凄くても、ゲームが目当てだとするなら焦って買う必要は全く無さそうだ。しばらくすれば進化系が続々出るだろうし、携帯ゲームは落として壊す可能性も高いし、盗まれる可能性もある訳で、あまりにも高価だと、そのリスク自体が購入に二の足を踏ませる。

　3G携帯電話回線に対応させるのも疑問。既成の携帯電話のユーザーが、それこそ追加でお金をかけたくないという思考になるんじゃなかろうか？　月額固定料金を取られるという噂も出ていて、それだったら要らないという声も多数あるが、当方も全くそう思う。

その他にNGPでできること

従来を圧倒する独自開発のプロセッサにより、高いグラフィック性能を実現
6軸のジャイロセンサーや加速度センサーを用いることで、本体を動かすことで操作可能
本体に搭載されたカメラはユーザーの動きを把握するためにも利用
近くにいるユーザーがどのようなゲームを遊んでいるのか、などを知ることができる機能も

　残念ながら、どれもあまり魅力的に思えないんだよね。

　過去のPSPに互換させているのは良いと思うけど、UMDを切り捨ててダウンロード専用にしてるのも、個人的には賛成しかねる。そう思うのは当方だけでは無かったらしいけど。

　「携帯できるPS3」とも言えるほどの画像の美麗さには、惹きつけられるものがあるのも確かだけど、未だにPS1のゲームを楽しくプレイしている当方としては、それは必ずしも重要な要素では無い訳で。グラフィックよりゲーム性という考えの向きも、ニンテンドー3DSの方が当方のニーズに合いそうだ。

　結論としては、発売されても当分は様子見で行きたい。値段やスペックの概要も含めて、今回の発表はソニーサイドの世間の反応を見るアドバルーンなんだろうけど（つまりあっちも様子見してるって事）。今の段階で購買層がある程度ネガティブな反応を見せて置けば、あちらもいろいろ考えてくれるのでしょう。ブログやtwitterをやっている人は、今のうちにどんどん要望を出しておこう。特にtwitterは、短時間で責任者上層部にまで届く事があるので、有効かと思われる（ソニーのCEOに生の声が届くかもしれないなんて、凄い時代だ）。ただ、あくまで実現可能な範囲の要望でね。

　個人的な要望としては、「NGP」と聞くと、『どきどき魔女神判!』の「れんげどん」じゃないけれど、どうしても「ネオジオポケット」を想起してしまうので、略称を変えて欲しいというのがある。どうしても要望の一つに加えたい。「ネオジオポケット」の歴史が上塗りされて、本当に消えてしまいそうで不憫なんだよね。例えそれがSNKやゲーマーにとっての黒歴史であっても。

　あ、あとAmazonでニンテンドー3DSの予約販売が始まってるけど、またぞろ、『スーパーマリオコレクション』の時にも湧いていた、いつものぼったくり転売屋が横行していてうんざりしてしまう（2月2日現在）。購入をお考えの人は、現在の高騰した値段で購入するのはお避け下さい。今なら普通の量販店でも定価で予約できるらしいですので、落ちつくまではそちらを利用して下さい。また例え初期ロットで入手できなくても、2次ロット以降がAmazonを始め、すぐに大量に出回り始めますので、少し気持ちを気長に持ちましょう。待てば安く買えるものです（まぁ、定価なんだけど）。くれぐれも転売屋のぼったくりを許してはなりません。

この記事が面白いと思われたら、押してください。