当ブログは皆さまからの貴重なご意見やご感想をお待ちしています
ブログで世に私的な意見を垂れ流している訳だから、いろいろな批評をされるのはブログ開始時から覚悟していました。肯定的な意見であれ否定的な意見であれ、建設的で役立つものであれば大変ありがたく拝聴したいと思います。ただ当ブログの意義を根本的に勘違いされている方からのご意見には、残念ながら首を傾げざるを得ないのであります。
12月23日のコメント欄に書き込んで下さった方（おそらく捨てネームでしょう）の当ブログを読んでの解釈は、正直どう対処して良いやら分かりませんでした。どうやら学術書を100冊以上もお読みになっている方の様なので、それなりにインテリの方なのでしょう。それだけの方が誤読されたのなら、私の文章力に問題があったに違いないです。不徳の致すところであるとお詫びしなければならないでしょう。
まぁ、冗談はさておき、その書き込みを見て行きましょうか。
ぷっｗ あとはワック出版とか小林よしのりあたりがくるんでしょうか。
てか、この辺を読んでるのは所謂、漫画程度しか読めない文盲であって保守でも何でもないと知るべきでしょう。
まずこの書きだしは、私というより、該当著書の著者の方々に失礼でしょう。「この辺を読んでるのは所謂、漫画程度しか読めない文盲」という決めつけは極めて傲慢だし、私に理解させようという言葉の使い方ではありません。
あと、「私は保守である」と声高に宣言した事は、産まれてこのかた、ただの一度も記憶に無いのですが？ 元サヨクだとは何度も言ってますけど、それがイコール保守だという訳では無いですよ。何で私が保守という前提で話されているのですか？ そこから既に間違っていますよ。
エントリーで列挙した書籍も含めての決めつけですから、例えば「私はこれだけの反・日教組の本を読んでいる。だから保守なのだ！」とか件のエントリーにえらそうに書いていたら、このような言われ方をするのも100歩譲ってあり得ると思うのですが……（文盲部分は相変わらず看過できませんけど）。
例えば、ゲヲタ程度の背景知識でご存知かどうかは知らないけれど、小室直樹氏は知識人の中では極右と言っていいほど無茶な事を言う論客のひとりです。だが、氏は少なくとも近代・法社会制度の成立、その背景にある思想書を体系的に読み込んでいるという点でまともです。つまり、国粋的な観念美学・美意識に引きずられている点はあっても、その価値判断の前提である”事実関係の整理”という点で、並みの左翼より遥かに優秀であり、そこに保守系知識人の見解として社会的意義は生じる（ところで、朝日新聞にしても同様だけど、そもそも教員だの末端の日教組というのは本格的な左翼ほどにも勉強していない連中の巣窟ですから、彼らを左翼全体として単純化する事が、そもそも物を知らない。不毛な事です）。
いきなりな展開ですね。私＝保守という前提が間違っているので、この辺に付き合う義理は本来無いと思いますけど、一応見ておきます。
小室直樹氏は著書は読んでいませんけど、存じています。昨年亡くなられましたね。後は知識としては橋爪大三郎氏や宮台真司氏が教え子だったという事ぐらいですが。
ただエントリー執筆当時、私は小室直樹氏よりも私の友人の事により関心がありました（当たり前ですが、今でもそうです）。該当エントリーのタイトルは「日教組の友人がいます」ですもの。末端であろうと何であろうと、日教組の話をするのは当然です。日教組や朝日新聞を左翼全体として単純化している部分なども無いですよ。どういう読み方をされているのでしょう？ 書き手である私にすら及びもつかない高度な読み方をされているようです。
あと、ちなみにですが、あなたが高く評価されている小室直樹氏は、あなたがこんなのを読むのは文盲と揶揄したワック出版からも本を出しているようですね。他にも、これとか、改訂版のこれとか。
さておき、それは、大雑把には佐藤優氏や立花隆氏といった保守系知識人の社会分析や論説としての解釈が、まともな教養書を紐解いてきた左翼には同じ土俵（教養）の上で論理として通じると言うのと共通する訳です。
「しかし」、前掲、こんな幼稚なもんしか読んでいない無学者風情がノンポリだの思想と中身のない聞きかじりを口にした評論家口調で（実体は単なる雑感を）大上段に構える事自体「勘弁せぇよ」つう話ですよ。確かに、小学校教諭程度のサヨクですらない程度、そんなのを相手に「理論武装（スか？ｗ）」するなら、ココに挙がってる程度の反故の束に眼を通すだけで済むんだろうけど、でもそれは、そんなサヨクゴッコやって、当人ばかりは社会参加した気になってる暇人（あなたの知人が実際そうなってるか否かは知らないけど、しかし、ココで言及されてるあなたの”疑念”に従えばそう言う判断なんだろうと思います）と、同程度に意義に乏しい自己満足であって滑稽至極ですね。
ノンポリという言葉を使っただけで、聞きかじり呼ばわりされてしまった……。ていうか、聞きかじりうんぬん以前の問題なんですけどね。保守の事についてもそうですけど、根本的に当ブログの趣旨を勘違いされていますね。私はこのブログを、保守を標榜してバリバリ難しい本を読んで勉強して、世の中の左翼勢力と闘うブログだと宣言した事も無いですよ。ハードルをあなたの方で勝手に上げて、そのハードルを私が越えられない事をもって滑稽だと思われても、どうしようもないです。他人様のブログに「俺ルール」を持ちこむのは「勘弁せぇよ」つう話ですよ。
また「実は雑感」とか教えてもらわなくても、私のブログは私論を垂れ流す雑感だと思っていますよ。たまにエントリーのタイトルにも使いますし。雑感。
要するにさ、学もなけりゃあ脱ヲタもしてないゲイム屋さんが作った消費財みたいなモンを（二十歳も越えて十年一日）必死 コイテ 遊ば「さ せ ら れ て」きた消費者が、表現者気取りで思想を論じるなんて、それこそ伝統社会や歴史、思想に対する売国・不敬行為に当るとは考えないのか、そういう話でつね。
イッパシの事が書きたきゃ、岩波文庫、ちくま学芸文庫、あと講談社学術文庫に収録されてる思想史上の重要な古典論文をせめて百冊程度は読んでなきゃ学士さえ呼べない、そんな事は常識。でも、将棋記事だの四コマ漫画を理由に新聞購読を判断する程度の社会的関心しかお持ちでないなら、背伸びなさらず、ゲーム感想でもお書きになってるのが人畜無害で分相応、そう言う事です。てぇか、そもそも、ゲームや漫画程度が教養になってる程度のオトナが大手を振って天下国家を論じた気になってんのも、如何にも液状化した最近の傾向でありきたり、パターンだな、そんな気がしますが。
当ブログの本分は単なるお気楽ゲーム感想ブログですからね。やっと分かってくれたかと思いきや、「表現者気取りで思想を論じる」とこちらの意図していない部分を読みとられますね。そんな高度な意識を持って書いた事なんて無いなぁ。どうしてゲームネタ以外の話題をするのか、真の理由を教えてあげましょうか？ ゲーム感想文だけでは日々の日記を埋める事が出来そうにないからです。必死になってネット上のいろんな時事ネタを探して回っているというのに。このブログを以前から普通に読んでくださっている方は、そう解釈されていると思いますよ。「甘茶のヤツ、またネタが無いからってこんなしょうもない話を見つけて来てるよ」って感じで読んで下さっていると思います。
情報弱者だということも自覚していますし、その旨も何度か書いています。「……つまらないエントリーを挙げた、もう誰も観に来てくれなくなるのではないかと、更新の度に心配して思い悩むチキン、それが当方の偽らざる心境……」と書く人間のどこに、「大手を振って天下国家を論じた気に」なるような素養が見受けられるのでしょうか？ 私の意見など、吹けば飛ぶようなものだと自覚しておりますよ。
どこまで私のブログを読んでいるのか、なかなか字面通りに受け取ってくれないな、と思ったら、新聞購読の判断に関しては字面通りに受け取っておられる。その部分は逆に狙いが外れて残念。そこは読む人に笑って欲しくて書いたんですけどね。面白くないギャグだから、仕方ないのかもしれないけど。センスの無い私の不徳の致すところです。
「生兵法は怪我の元」。でも、ネットみたいな試験のない所では、当人に自覚がない限りは永久に、怪我は”していない事に”、できるわけです。
正直、こんな論証の書き方も、論文構成のとり方もご存知ないような方が、２ｃｈ仕込みのいいかげんな知識と請け売り、そして上っ面の印象批判だけで”ほるほる”してるのって、畳水練として非常に見苦しい、そう思いました。「ゲームから政治、社会まで、硬軟織り交ぜ独自の視点で縦横に立ち廻ってる俺ってかっけぇ……みたいな」、その手の自己陶酔やってる無個性なブロガーって掃いて捨てるほどいます。そして、あなたご自身が提示してる視点自体、独自性なんてないし、掲示板の罵声ではありふれた、そんな義憤もどきの一つでしょう。
個人的には、話題の時事問題記事を全文引用して、そこに雑感をくっつけてブログ書いてる人と何が違うン？ そお、おもいますが。己の程度が自分で解らない程度の人が、自己流で文章「だけ」書いたってたかが知れてます。
こんな関連書しか読んでない大人が居る事自体が、日教組だの民主党以前に話にならん液状化だろ、そう考えてますがｗ
ここまで挙げてきたとおり、根本的に当ブログの趣旨を勘違いされているのでなんとも言いようが無いです。「ゲームから政治、社会まで、硬軟織り交ぜ独自の視点で縦横に立ち廻ってる俺ってかっけぇ……みたいな」というのも、あなたが勝手に描く私の虚像です。保守扱いとおんなじで、あなたの脳内私。
いろんな話題に触れる真の理由は、さっきも書いた様にゲームネタだけでは日記が埋まらないから。その時々に書きたい事を思いつくままに書いているという事も何度も言及しているし、それをカッコ良いと思った事も無いですね。むしろネタ集めに苦労している姿が透けて見られている様で、恥ずかしくって。一遍でよいから、そうやってあなたの脳内私の様に自惚れてブログを書いてみたいものです。その方が今よりもっと楽しそう。
私の場合はあなたが過大評価し過ぎたせいで当てが外れた様ですが、掃いて捨てるほどいる自己陶酔やってる無個性なブロガーの方々にあなたのその考えを啓蒙してさし上げて廻っては如何でしょうか？ 私の文章がそれほど不愉快に思われるのでしたら、それらの方々のブログもきっとお気に入られていないでしょうから。
またその方が有意義だと思われます。ハッキリ言って、私の駄ブログを読んでいるのは、あなたにとって時間の無駄です。私のブログは、あなたに言われるまでも無く取るに足らない駄ブログであると思っていますので、あなたに啓蒙して頂く必要性を感じません。殆どは不躾な言い掛かりに怒り出すでしょうが、誰か一人ぐらいは、あなたに同意するブロガーもいるかもしれませんし。
こんな駄ブログなど相手になさらず、より高度な地平で、どうぞあなたの思う保守とやらで頑張って下さい。なんならあなたご自身がブログを始められるのも建設的で良いかと思われます。あと、ワック出版から出ている小室直樹さんの本も読んで下さいね。
では、さようなら。この度はお互い、ご縁が無かったという事で……。
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