AMAZONカスタマーレビューで見る話題の書【酒井法子の「贖罪」】

　以前取り上げた酒井法子の「贖罪」の評判や売れ行きが気になって、AMAZONのカスタマーレビューを覗いてみた。大方が当方の思惑通りの評価で、正直安心した。

　「贖罪」のAMAZONのレビューは、ココ。

　星5つ7人。星4つ3人。星3つ9人。星2つ4人。そして星1つ55人。

　逆説的に考えれば、この本を読んだ人が70人以上いるという事で、それはある意味残念な事だと思うが、読まないと批評できないというのも事実だし、この場合は仕方がない。新刊で購入した人は、泥棒に追い銭を与えてしまったと思うけど、レビュアーの人たちは厳しい批評で、以後の「購読しようかな？」層に一考の余地を与える、崇高な使命を果たしている人たちだとも言える。

　辛辣な評価のレビューは概して参考になったという投票も多く、信用性は高いと思える。レビューの中でも、今回の反省文の出版は「贖罪」ではなく「殖財」との表現は、上手いなと感心した。「このレビューは参考になりましたか？」にも、読後0.2秒で「はい」を押しちゃったよ。あと「中古屋で立ち読みするレベル」という意見には笑った。中古屋という表現も含めて、相当辛辣だ。

　星5つを付けている人も、支持されているレビューはよく読めば皮肉の意味合いで付けた5つ星だと分かるし、そうでない場合はそのレビューはあまり支持されていないようだ。9割強は「このレビューは参考になりましたか？」の質問に「いいえ」を押されている。当方も全く同感だった。

　執行猶予中のこの「なんちゃって『贖罪』」が反発を買うのは当然だと思っていたけど、テレビに出てもその傾向に変化が無く、むしろ逆効果だったという事は、世間の批判精神もまんざらでも無いなと思った。以前のエントリーで触れたけど、この印税収入は寄付する事は考えていないのかな？　偽善行為とまたぞろ叩かれる恐れこそあれ、現状の打開にはそれしかない様な気もするんだけど。丸出しの偽善でも、しないよりはましだと思う。（のりピー以外の、真の意味で）困っている人に回るのだったら、「泥棒に追い銭」との思いも解消されるだろうし。ブレーンの人がもしいるのなら、入れ知恵してあげて欲しい。

　朝日新聞出版社も当てが外れてがっかりだろうけど、出版社がやらせた「贖罪」でもあったという事を、世間は見ておいた方が良い。“ヤラセ”とはよく言ったものだ。執行猶予後ののりピーの今回の一連の行為は、犯罪者とその片棒を担いだ似非人権派出版社との共同謀議によるお金儲けであったという事。犯罪者の方はその後の芸能界復帰も視野に入れていた様だけど（それに加担しようとしたのは、TBSね）、その面もこの分では難しくなりそうで、重畳。

無理矢理ゲームネタと絡めるが、酒井法子と言えば、ゲーマーにとってはセガのメガドライブ最高のゲームとして名高い『バトルマニア』1面クリア時のお祝いご褒美キャラとして全世界的に有名だ（実は当方は『バトルマニア』未プレイで、伝聞情報だけでこれを書いているんだけど、本当に出てくるの？）。今回の覚せい剤騒動はそういった層に対する背信でもあろう（何人いるのか知らないが）。

　本当に彼女を応援していたファンほど、今回の逮捕、そして反省の意識ナッシングの「なんちゃって『贖罪』」に対して幻滅し、怒っているのではないだろうか？　当方もどちらかと言えば、応援していた人だったし。台湾で彼女の主演ドラマ「星の金貨」が大人気だという報道があった時は、日本人の一人として嬉しかった事を覚えている。

　この「贖罪」は、そのうちブックオフの105円コーナーで入手できるだろう。覚えていたら、その時にでも買おうと思う。

[記事と直接関係ない動画]

　伝説のゲーム『バトルマニア』の伝説のシークレット・オープニング動画。主人公「大鳥居マニア」がメガドラのライバル機、スーパーファミコンを踏みつぶすという素晴らしいオープニング。熱狂的セガマニアである製作者の想いが込められている。噂には聞いていたけど、見たのは初めて。残念ながら、のりピー出演のシーンは動画では見つからなかった。

　ちなみに主人公は、相方の「羽田マリア」と共に、セガ本社の最寄りの駅名を名字に冠している（京急空港線「大鳥居」駅、「羽田」駅（現在は「天空橋」駅））。製作は、今はゲーム事業から撤退しているビック東海（『ゴルゴ13』など、バカゲーを主に作る会社として有名……というか、バカゲー以外の方が希少で珍しい。バカゲーハンターは「ビック東海」の名前でメーカー買いする（本当））。セガ製作では無く、サードパーティー社製なところが、スーファミを踏みつぶすのと合わせて粋なところ。熱狂的セガマニアの心意気を感じる。セガ自身がこんなオープニングのゲームを出してたら、それはそれで面白かったかもしれないけどね。