【消費者庁まで介入】 話題のごみおせち料理問題

 ネット販売されたおせち料理が凄まじく酷い出来で、消費者からの苦情が殺到し、遂には消費者庁が介入する事態になった、今年に入ってからは最大の話題の例のニュース。この話題、今までタイミング的に言及する機会が無かったんだけど、本当に酷い話だと思う。



 一目で理解出来る、今回の騒動動画。

 まとめサイトここ。


 最初のスッカスカの折箱の写真を見た時は、これがまともな人間の仕業かと度肝を抜かれた。見本と実物がこれだけ違うのも、かつて無いほど珍しい。「ある程度見栄えが違うなぁ」「光の当て具合のせいかなぁ?」という感想はありがちだけど、これはどの角度から光を当てても回復しないレベル。入ってる食材も見本と50ランクほど違うし、量もあり得ないしょぼさ。食べ物関連、しかも1年の計に当たる元旦に頂くおせち料理でのこの詐欺行為は、大問題になるのも当然だと思う。被害者の方々には同情するし、1年の初っ端を台無しにされた件に関しては慰謝料の請求もありだと思う。

 また関係者のその後の対応が、あまりにも被害者(及び善良なるネット市民、及び当方や2ちゃんねらーの様な野次馬)の心情を逆なでしている。元締めのグルーポンの社長は責任を取ると辞任を表明し、料金の払い戻しなどにも応じるらしいけど、後釜の社長は前社長の父親と言う事で、同族会社の責任回避のたらいまわしにしか見えず。

 さらに酷い事に、販売会社の外食文化研究所バードカフェ)社長はその後に考えられない暴言レベルの言い訳をして、「朝ズバ!」でみのもんたに叱られたらしい。みのもんたの年に数度あるかないかの名言が、新年早くも1つ出た感じだ。

 これだけ酷い事をしておいて、反省の態度もおざなりに、自己弁護に終始する姿勢は人としてどうなのか思う。「お会いしてお詫びしてますが、頑張ってくださいという声も多い」って、何人がそう言ったの? もしかして「まぁせいぜい頑張れや」という憎まれ口も1件に数えて無い?

 「ごみおせち社長」というネットでの不名誉な命名が、その対応以降「ごみおせち社長」→「ごみ社長」にランクアップしている。ネット住人のこの反応には笑ったけど、さもありなんとしか言い様が無い。

 さらにさらに、このおせち問題でグルーポン側を擁護したホリエモンこと堀江貴文氏やエムグラントフードサービスの社長、井戸実氏の行為が、実は義侠心でも何でもなく、グルーポンと同タイプのクーポン共同購入事業会社「半額東京」の大株主としての立場からの発言ではないか、との指摘もある。

 つまりライバル会社の失態を擁護するという事は、同じ穴の狢よろしく、ホリエモンの「半額東京」も同様の行為をしているのではないか、という余計な疑惑まで湧いてきているという訳。この辺の生臭さは、クール宅急便で届けられずに腐敗した今回のおせち料理に負けないほどの臭気に満ちている気がする。真相は分からないけどね、今のところ。

 個人的にはあれだけお金にシビアなホリエモンが、損得勘定抜きで誰かの擁護をするとは、地球が砕けても信じられないところなんだけどさ。


 今後の再発を防ぐためにも、今回の事態については厳罰が相当であろう。今後、詐欺まがいの行為は会社を潰しかねないという緊張感が、同タイプのクーポン共同購入事業には求められると思うんだよね。少なくともバードカフェの社長は、今後食べ物の販売には一切関わって欲しくない。


 いずれにしても、消費者庁の判断が待たれるが、今回の関係者の名前は、今後ネットで買い物をしたりする場合、信用度を測る意味合いに於いて、覚えておいて損は無いように思う。


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