年金の支給開始年齢と消費税引き上げの愚策 【年金は払ったもん負けの時代へ】

 今日から6月、夏到来です。だというのに、今日取り上げるのは不快なネタ。


 アホの民主党菅政権が、年金制度をまた改悪して支給開始年齢を70歳にするそうだ。消費税も段階的に上げて行く方針らしい。


年金の支給開始年齢を68から70歳に引き上げ、消費税も


 本当に狂っている。こんなことしたらますます若年層は年金を支払わなくなるだろう。当方も20歳から半強制的に支払わされて来たけど、もしこの狂った政策が施行される事になったら、25年の受給資格期間が経過した45歳になった瞬間、それ以上を払う気はもう無い。

 本来は現役世代が老人世代を支えるというのが年金システムの基本だ。だから自分たちの世代の支給時期が遅れようと、理念的には支払い続けて、現在の老人世代の受給を支えるのが筋なのだが、こうも受給時期のスライドが続けば、もはや年金という制度自体の信頼性が損なわれるのは当然だろう。


 現役世代のやる気を大いに無くさせる政策をする連中は、国賊だと思う。年金問題で前世代を支える意欲をスポイルし、弱者救済と耳触りの良い意見で生活保護政策を推し進め、ワーキングプアという問題の解決を図らずに勤労意欲を減退させる。日本人の美点とも言える「支え合い、助け合うという理念」が破壊されようとしている。

 この情報に対する2ちゃんねるでの反応で目に付いたのが、「年金払うのやめて、生活保護を受けたもん勝ち」という論旨。発言者は自嘲的かつ自虐的に言っているのでまだ救いがあるが、愚直が嫌いなお利口さんタイプなら迷わずそっちを選ぶだろう。だって「支え合い、助け合うという理念」を排せばその方が楽だし、得だもん。頑張れば頑張るだけ損をする政策にまい進する政党、それが日本の現在の与党という悲劇。

 さらに民主党政権は外国人でも貰える子ども手当てなどというキチガイ沙汰としか思えない政策を、震災という未曽有の緊急時にも関わらず転換しようとしない。そういった日本人に厳しく、外国人に甘々な政策のおかげで中国から大量の生活保護目当ての連中が移民に押し寄せる。こいつらやる事なす事、最悪だ。


 年金の受給年齢上げは最低の愚策だ。消えた年金問題の解決もまだだというのに、「何を眠たい事を言っているの?」と現職厚生労働大臣に5万事ぐらい言ってやりたい。ところで今の厚生労働大臣って誰だっけ?

 年金問題に関して民主党は何も公約を果たしていない。えらそうなことを言って実現できなかった長妻前厚生労働大臣は腹を切ってお詫びすべきだ。


 ましてや、これらを決めた人物が大問題だ。消費税上げと合わせて、これら政策を考えたのは与謝野馨経済財政担当大臣だ。


時事ドットコムより引用

年金支給開始年齢上げも=社会保障改革案に−与謝野経財相

 与謝野馨経済財政担当相は30日、政府の社会保障改革に関する集中検討会議後の記者会見で、同会議が6月2日にまとめる社会保障改革案に、現在は原則65歳となっている公的年金の支給開始年齢引き上げなどを検討課題として盛り込む考えを明らかにした。
 同相は、年金支給開始年齢の引き上げについて、「集中検討会議でいろんな方が強く主張されていた。まだ結論は出していないが、米国とドイツは67歳、英国は68歳と、高齢化に対応したことをしており、参考にしたい」と述べた。(2011/05/30-22:12)
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2011053000817


 与謝野経済財政担当大臣は本来、政権内で政策をうんぬんできる立場では無い。前回選挙では、「たちあがれ日本」の候補として東京1区から出馬し、現経済産業大臣の海江田万里に敗れている。比例で復活した立場の分際で、党を離れ民主党に協力するのであれば「たちあがれ日本」に議席を返すのが筋だ。それをせずに衆院議員のまま政権に入ってこの様な亡国に繋がるゴミの様な政策を先頭に立って推し進めようとしている。民主党としても、憎まれ役を与謝野が買ってくれるのだから、万々歳のつもりだろう。菅政権下での暴挙なんだから、民主党の責任が減じる訳でもないのに。



 与謝野馨は腹を切って辞職すべきだ。同じ選挙区から出馬した唯一神又吉イエスも怒っている。



 こういう主張が通る世の中にしてはいけない。



 いたずらばかりする民主のバカたちを喰ってやって下さい。



 又吉イエス絡みのオモシロ画像ネタを見て笑っている場合では無い(確かに笑わせる為に貼りつけたのだが)。とにかく民主党政権は一刻も早く終わらせないといけない。当方、この事は実は去年から言い続けている。東日本大震災という事態が無ければ、在日韓国人からの献金問題で菅首相は間違いなく退陣していただろう。うやむやになってしまった事が残念でならない。

 地震によって日本が被った傷はとてつもなく大きい。しかし日本人は例え時間が掛かれども、この困難を乗り切るだろう。それよりも民主党政権をこのまま続けておく事が心配だ。それこそ今後二度と日本が立ち直れなくなるような実害を伴う事になるという危惧を感じる。

 自民党が近く内閣不信任案を提出するかも知れないという。被災地の現状を鑑みると、解散総選挙は難しそうだが、ぜひ提出した上で、可決して貰いたい。否決されれば信任された事になる、という説もあるが、国民はそうは見ない。悪政アホ政権に対して何も行動しない事は、それが一番の現状追認と見るだろう。国民は内閣不信任案の議員個々の賛否をよく見極め、次回の選挙に臨むべき。


 次の選挙は日本の命運を左右する大事な選挙になるだろう。若い世代の人たちは、特に行かないと駄目だよ。年金問題にせよ、これから負担させられる人の声を反映させないと、どんどん不利になって行くだけだから。不公平を感じているなら、絶対に行くべき。不公平を是正しようとしない老害政治家を落選させなきゃ。小選挙区の場合、若者が連帯して投票すれば、嫌な奴は簡単に落選させられると思うよ。



人気ブログランキングへ
 ↑ 最後まで読んで下さってありがとうございます。この記事が良かったと思われましたら、クリックをお願いします。



社会保障の「不都合な真実」
鈴木 亘
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 35004

今、日本があぶない。立ち上がれ、日本!
平沼 赳夫
講談社
売り上げランキング: 139960