今年もいろいろありました 【ちょっと早い今年の総括】

 早いモノで今年もそろそろ終わろうとしています。昨年も大みそかに1年を振り返るという記事を書きましたが、今年もやってみようと思います。ちょっと早いのですが、近親者が年の瀬になって緊急入院したことで年末年始は忙しくなる可能性もあるのです。そこで少し早目に総括をしておきたいと思います。ヘタをすると今年の更新はこれで終わりかもしれませんので。


 さて昨年の同様の記事の冒頭で、私はこう書きました。

 今日は大みそか。今日で2010年も終わりである。ここ数年の傾向なんだけど、年々日本という国は住みにくく悪い方向に行っている様な気がする。切りの良い2010という数字に、始まった時は良くなるかもと思ったのだけど、結局その辺は改善されなかった。願わくば、2010年という年を史上最悪の年として、2011年からは全てに於いて上昇一方であって欲しいな。

http://d.hatena.ne.jp/amateur2010/20101231/1293743824


 残念ながらこの願いは全く叶いませんでした。3月11日、東日本大震災が起こりました。

 17歳以下の方は記録でしかご存じないことでしょうが、私は1995年の阪神淡路大震災も経験しています。その時受けた衝撃はとてつもないものでした。ですが、心の中で「私たちはこれだけひどい地震を経験したのだから、もう何が起こっても大丈夫」と思っていました。その経験から来る克服心を、東日本大震災は意図もあっさりと塗りつぶしてしまいました。

 地震そのものによる被害よりも、その後に訪れた津波が恐ろしかったと言えます。地震が原因による津波地震国家の日本にはよく起こることとはいえ(津波=「TSUNAMI」は世界共通語となっています。)、今回の津波の脅威は想像を絶するものでした。2万人以上の方が亡くなり、今も多数の方が行方不明となっています。

 さらに今回の大きな問題は原発の事故を引き起こしてしまったところでしょう。最悪の悲劇を回避し、命や家が無事であったとしても、放射能に汚染された地域に住んでいた人たちは今も帰る事が出来ません。原発事故に際し初動で適切な対応をしていれば、ここまでの事態には至らなかった可能性が高かったといいます。

 初動の展開があまりに杜撰で、東京電力や当時の行政のトップである管直人前首相の責任は重く、追及されなければならないでしょう。廃炉を恐れて米軍の支援を断った東電や、パフォーマンスのためだけにわざわざ現地に乗り込んで蒸気射出を妨げ、結果水素爆発に至らせた菅首相の両者は厳しく断罪されるべきだと思います。今も懸命に働く東電社員はまだ責任を果たしていると言えそうですが、政府民主党は本当に頭が替わってもダメです。最悪のタイミングで最悪のトップがいれば、いくら優秀な国であってもダメだという実例を、私たちは2011年の教訓にすべきでしょう。

 天災は恨む相手がいませんが、その後引き起こされた人災に対しては私たちは追及することが出来ます。次期総選挙が2012年に行われれば、今度こそ日本の先行きは明るくなることでしょう。


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 まずはこの問題に触れない訳には行かなかったので最初に震災の話を持って来ました。後は時系列的に自分のブログから振り返ってみます。昨年はブログを始めて2か月そこそこだったのでこういった事が出来ませんでした。拙い駄文とはいえ、通年のブログは日記というものの本来の役割を果たしているので、日常を書きつづる行為も良いものだと実感します。


 まず、ある意味でタイムリーな話題。もう来年の分の確保はほぼお済みでしょう、おせち料理の問題です。こんな事件がありましたねぇ。これが2011年、最悪の事件だったら良かったのですが……。

 こんなひどいおせち料理を提供する会社にまた発注されることの無きよう、今年はご注意ください。


 2月。東日本大震災の半月ほど前には、ニュージーランドで大きな震災がありました。ただこの時点ですでに日本のマスコミ、ことにフジテレビの異常性が垣間見えました。今思えば象徴的です。


 4月はホリエモンの有罪が確定しました。

 『朝生』で尖閣諸島が中国に取られても、おカネで買えばいいと嘯いていた彼も、無罪判決だけは買えませんでした。その後、痛々しく出頭して収監されたのはご存じの通り。ホリエモンを悪く書くと、コメント欄に変な人が湧いてくるのが個人的には印象深かったです。


 5月はあのアルカイダの首領、オサマ・ビンラディンが米軍によって殺害されました。

 後々の話題となった、リビアカダフィ大佐の殺害と並んで、今年の衝撃的なニュースでした。今年は北朝鮮金正日も死去しました。余談ですが、最近ネットでは独裁者は69歳で死ぬという説がまことしやかに語られていました。

 カダフィ金正日も、そして今年ではないですが、カンボジアポル・ポトイラクフセインも、69歳でこの世を去っているそうです。奇妙な符合ですが、単なる偶然とも言えそうです。フセインカダフィは殺害された訳ですし。個人的には金正日も、民衆の手によって暴力的に裁かれるべきだったと思います。ぜいたく病でこの世を去るのは、理不尽とすら思えました。


 7月、中国で高速鉄道の事故が起こりました。

 何が恐ろしいって、事故もそうですが、その後の中共政府の事後処理が想像を絶していました。この記事は関連の記事と含めて、中国という国がどんな国なのかを示す実例として、拙ブログでも未だに検索で訪れる方の多い記事です。昨年の尖閣漁船衝突事件と合わせ、相容れないメンタリティーの国であるとつくづく思います。

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 8月はフジテレビの偏向報道に対するデモが行われました。その際にツイッターで発言した最初の有名人の高岡蒼甫さんと、その周囲で起こったことなども記事にしました。

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 9月には、過去最悪と思われた菅ちゃんがようやく辞任し、野田佳彦新内閣が発足しました。その後のこの内閣のゴミレベルの体たらくぶりは、この段階から予測されていたものでした。

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 何のことは無い、鳩山由紀夫から管直人に代わった時と同じく、期待外れのダメ宰相ということだっただけです。民主党政権である限り、日本の行政はダメでしょう。3回も実験して、結果がこれですから、もはや民主党政権担当能力が無いことは明らかです。


 10月には台湾やブータンと同じく親日国のトルコにも震災渦が襲いました。その後の情報が日本では全く報道されなくなりましたが、復興はなされているのか、気になります。


 11月には俄に湧き起こったTPPの話題に終始しました。


 後学のために、TPP賛成派の意見も幾つも読みましたが、ここで上げた懸念事項を覆すような納得のいくものは一つもありませんでした。この困難事を、繰り返しになりますが無能なトップを冠した内閣で乗り切れるとは思えません。つくづく政権交代というのは、日本に起こった最悪の災害だったのではないかと思います。


 そして今月。世間的な話題は金正日死去の話題でしょうが、残念ながら拙ブログではまだ記事にしていません。特亜問題は書くつもりでいましたが、今年には間に合わなかったという感じです。最近はブログの更新も滞りがちで申し訳なく思っています。ツイッターを始めたのがその大きな理由の一つだと思いますが。


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 まだ始めたばかりですが、早くもその功罪両面を経験した気がします。その辺はまたいつかこのブログで触れたいと思います。光の部分が大きい分、影も濃くなるという感じで、ツイッターというものは結構両刃の剣という印象です。



 かなり駆け足でしたが、今年を振り返ってみました。過去記事のリンクばかりですみません。ゲーム感想や『イナズマイレブンGO』『ペルソナ4』の感想文が拙ブログの主力コンテンツな訳ですが(『イナズマイレブンGO』の感想記事は他記事と比較して訪問者数の桁が違います。比喩では無く本当に桁違い)、こうやって振り返ることで気付くことや思いを新たにすることもある訳で、後日の自分に情報を手渡すツールとしてのブログというものは、やはり私にとって大事なものであると思いました。ツイッターを始めましたが、こちらでないと出来ないことがある限り、続けていく所存であります。ツイッターだけだったら、こうして思い返すのも大変だっただろうなぁ。



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